- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101351223
感想・レビュー・書評
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震災当時の独身者の行動に特段興味があったわけではないのですが、酒井さんの著作ということでどのように震災を切り取っておられるのか興味があり手に取ってみました。
まぁ、あれから8年半、良くも悪くもこの本を読むと当時のことを思い出さずにはいられません。放射能からの避難(関東在住です)については自分はまったく気にならなかったのですが、たくさんの方が避難されていたことをこの本で知りちょっとおどろきが。
そしてなによりもボランティアにかけつける人たちの熱量といいますか、良い意味で後先考えずに行動するところ、自分にはムリそうです…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3.11を契機に独身者が共同体との関わりかたをどう変化させたか。当事者へのインタビュー集。
先に読んだ内田樹『街場の共同体論』や岡映里『境界の町で』で感じたことを裏打ち補強するような体験談がいろいろ。 -
そんなに面白くなかった。読むのにすごく時間がかかってしまった。独身の人ばかりに話を聞いて回ったのはなかなか興味深いと思うのだけど、特に物凄く独身だから独特と言ったようなものは感じなかった。
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独身者にスポットライトを当ててくださったことが嬉しい。
独身者とは、「無常」を生きる者である、
なるほど。 -
あの地震からもうすぐ6年。独身者があの日どんな行動をとり、どのような思いをしていたのか。
切り口は新鮮でよかったのだけど、酒井さんじゃない人が書いた方が良かったかも。何がどうといえないのだけど酒井さんが”独身”に対しての情報や知識が多いことが今回ばかりは少々邪魔しているような気が…。
ごめんなさい、最後まで読み切れませんでした。 -
確かに、あの当時独身の人の声って、あまり聞こえてこなかったかも。
帰宅困難者でも独身者の人は意外と帰らなかった人が多かった、というのは、言われないと気づかなかったかな。
一人暮らしだったりしたら余計にそうかも。
いろんな人の話が聞けて、自分があの頃どうしてたかなーっていうのも思い出したりして、また震災について考えるいいきっかけになりました。
それにしてもあの当時、関東圏に住んでいる人でも「放射能が気になるから」と逃げる人が少なからずいた、というのに驚きました。
そうかあ……。
私はまったく気にならなかったな。
「目に見えないものだから気になる」
「目に見えないものだから気にならない」
酒井さんも後者だと言っていたけど、私も、同じでした。