空色ヒッチハイカー (新潮文庫)

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著者 : 橋本紡
  • 新潮社 (2009年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101351834

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空色ヒッチハイカー (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 特別気負うことなく東大合格、あっさり財務省に就職を決める兄。何をしても完璧な兄の背中を必死で追って、東大B判定まで結果を出した彰二。

    ところが、彼は貴重な18才の夏休みに受験勉強を放り出し、兄の残した空色のキャデラックで旅に出た。偽の運転免許を携え、次々とヒッチハイカーを拾いながら西へと向かう彰二の7日間。助手席にはスタイル抜群の美人を乗せて。

    夏の空に空色のキャデラック、爽やかな外装そのまま、メロンソーダのように弾ける青臭くて透明な瑞々しいお話だった。
    馬鹿馬鹿しいイチゴ飛ばし競技に大事な約束を賭けて挑むシーンがいい。

    お兄ちゃん、欲しいなぁ。

  • 「ー」

    素晴らしい青春小説。
    適度なセクシーさが良い。

  • さらっと読める
    そこそこ面白い

  • いろんな作家の作品は読んでみるものです。「青春時代」は、私にも確かにあったような幻覚を見た?・・・・無かったような気がするが。

  • 2016.4.23読了

    冒頭は設定に無理があるなと思ったけれど、青春時代ってこういう無茶な事したかったなあと思い出して、まあ堅苦しい事は気にせずに雰囲気を楽しもうと思って楽しく読みました。

    彰二の、兄への憧れと劣等感、そしてもやもやした気持ちに共感出来た。お兄ちゃんの、何でも出来る人の悩みもなるほどなと思いながら読み進めて、最後にはきっと今キラキラしてるんだろうなと清々しく思えた。

  • なんとも軽い読み口の青春小説。兄を失った弟が兄の残したアメ車で九州まで旅をするが、道中を共にする勝気な美女を皮切りに、その道すがら色々な人たちを乗せて走る。けれどもなかなか話が大味でいまいち乗り切れないし、昔のエピソードも何を言いたいのか分からない。

  • 瀧井朝世が解説で言う通り、やはりこの作品の主題は「迷っても〜」に集約される。その点に絞れば、作品の素材は活きている。
    ただ、それ以外が酷すぎる。
    まず、主人公が無免許で派手な車を乗り回しているのに警察が一切関知しないというのが噴飯モノである。
    そして、そもそも主人公が東大合格目前という同世代におけるエリート層であって、ここが大きな失敗、この主人公が無免許で車を運転するのは不自然であるし、何より過去の恋愛経験、性格描写も主人公の異質さを際立たせる。
    また、ヒッチハイカーたちも不自然であって、特にヒロインに関しては乗せ続けること乗り続けることが疑問。(まだまだ疑問なとこは沢山)
    「流れ星〜」の作者の悪い面が出た作品。

  • 努力家の秀才が無免許でぼろい車に乗って西へ西へヒッチハイクするひとたちを乗せながら進むお話。目的もあいまいなまま、ヒッチハイクで乗せた女の子と話しつつ進んでいきます。特にものすごくおもしろいことが起きるわけでもなく向かっていくんですが、ちょっと最後はやっぱりと思う部分と追いついてほしい気持ちもあり一緒にもやもや。天才の気持ちを彼女は考えたんだろうなと、だからこそすべてを投げるだけの価値と新しい何かがあってとどまったんだろうと思うとなかなかできないことですね。私も身近にいたら劣等感の塊が出来上がったことでしょう。立ち向かう元気が彼のようにあったかどうか。

  • なんでも出来た、目標だった兄の残した空色のキャデラックに乗って、無免許で旅に出る18歳のひと夏。
    助手席には「遠くまで行って」という謎の女の子を乗せて、道中ではいろいろなヒッチハイカーたちを乗せては降ろし、西へ西へのロードノベル。
    無免許と飲酒が気になりますが、良かった。
    未成年は真似して実行しちゃダメですよ?
    作中に出てくる映画『ファンダンゴ』が見たくなった。
    機会があったら見たい。

    解説 / 瀧井 朝世
    カバー装画 / フジモト・ヒデト

  • 高校生の少年と、少しお姉さんの日本横断旅。
    それぞれのキャラがいい。
    主人公と、その兄の関係、将来の話とかなかなかいい味出しとります(´ ` )
    ヒロインがなかなか好きな感じでもある。

  •  中盤そこそこ面白く読めていただけに、終盤が残念だった。『半分の月~』を描いた人の描写とは思えなかった。
     終盤に限らず、何故こんな言葉やモノが?と首を傾げる箇所が多々あった。登場人物の個性と解釈してもいいけど、書き手の激しい自己主張を下手に見せられてるような気分だった。
     雰囲気な小説でこれをやられるともう何も残らない。

  • 【本の内容】
    人生に一度だけの18歳の夏休み。

    受験勉強を放り出して、僕は旅に出る。

    兄貴の残した車に乗って、偽の免許証を携えて。

    川崎→唐津、七日間のドライブ。

    助手席に謎の女の子を乗せて、心にはもういない人との想い出を詰めて、僕は西へ向かう。

    旅の終わりに、あの約束は果たされるだろうか―。

    大人になろうとする少年のひと夏の冒険。

    軽やかな文章が弾ける、ポップでクールな青春小説。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    18歳の夏休み、白く光る太陽、お兄ちゃんの残した空色のキャデラック、助手席にはミニスカートの可愛い女のコ。

    行く道に次々と現れる個性的なヒッチハイカー達を乗せては降ろし、僕は真っ直ぐ西を目指す。

    その先にある、分かれ道を見つけるために…。

    川崎→唐津、ひと夏の冒険を描くロードノベル。

    読みすすめていくと、気持ちのいい真夏のドライブに出掛けたくなります。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ずっと追いかけて来た天才のお兄ちゃんが、ある日姿を消した。

    そうして、彰二はキャデラックに(無免許で)乗り込み、旅に出る。

    ベタと言えばベタベタな話。
    けれど、想像していた爽やかさも広がって、読んだ後味はすごく良い。

    助手席に乗り込む謎の美女、杏子のクールさが好きだったけど、段々と女の子になってくる辺りが不思議。

    お兄ちゃんや箭野くんは、何かから脱落してしまったわけではない。
    周りから見ればそうかもしれないが、彰二にはその真意が分かっていたような気がする。
    だから、レール上に残っていることにさえ、劣等感を抱いてしまう。

    まあ、東大兄弟のちょっとぶっとんだレベルには付いていけないけども。
    さらっと読めた。Have a nice trip!!

  • 私も彰ニと同じ受験生!
    夏休みよ来い!

  • 爽快!

    かつて憧れたアメリカが見えた。

    何もかも最初から持っていて、選ばなくても選ばれてしまう男。何でもできてしまうから、周囲が最も困難だと考える道を、ただ進んできた男。

    男は初めて選んだ。自分ができないことを。汗を流して、努力しなくてはならない人生を。

    彰一、かっこええやん。

    そんな兄を目標にし、その目標を失って、ようやく自分で何かを選ばなくてはならないところに立った彰二。

    お前も、なかなかやん。

    古いアメリカ映画になぞらえた彼らの青春と旅立ち。ほんまに恥ずかしいくらい陳腐でバカみたいやねんけど…僕の中の少年が目覚めましたわ。

    面白かったです。キャデラックというところが、もはや化石のようなセンス。それがアメリカに憧れた僕らにはたまりませんでした。

    久しぶりにカリフォルニアの抜けるような青空を見たくなったなあ。

  • 読後感がいいです。読めば清々しい気分になれる、そんな作品

  • この作者の小説、いつもは好きなんだけどな・・・。
    杏子の存在は、確かに彰二くんにとって大事かもしれないけど、出会いが都合よすぎる気がする。

  • 青春だなぁ。天才にはどれだけ努力しても届かないし、敵わない。4つ歳上の兄はいつだって弟の少し前に居て近づけば離れていく。でも天才には天才なりの人知れぬ悩みがある。兄への劣等感と憧憬って誰しも持ってるものなんだろうな、と思う。2人の関係性が素敵だなと思った。2011/473

  • 爽やかで静かな話で、一気に読んでしまいました。主人公が悩んでいる所は自分を見ているようで面白かったです。僕は姫路でのラブホのくだりがお気に入りです。

  • 空色って……そーゆー事(笑)

  • 夏に読んでよかった。車で旅行したくなります。若いー!

  • ★★★☆☆
    完璧なる青春の煌めき
    【内容】
    人生に一度だけの18歳の夏休み。受験勉強を放り出して、僕は旅に出る。兄貴の残した車に乗って、偽の免許証を携えて。川崎→唐津、七日間のドライブ。助手席に謎の女の子を乗せて、心にはもういない人との想い出を詰めて、僕は西へ向かう

    【感想】
    青春だなぁ青春。
    ミニスカの可愛い子を乗っけて九州までドライブだなんて夢のようだな。(くっそ)

  • 『九つの、物語』が面白かったので購入した橋本紡さんの本。
    自分の趣味には合わなかったかな。
    また「お兄ちゃん」ものだったのは別に良いのだけれど、所々にでてくる彰二と杏子ちゃんの青春ぎみた絡みが読んでいて残念だった。そういう直接的な表現なく「青春」を描いてもらいたかった。

    タイトルや装丁、人物設定や、場面設定、展開、ツールは嫌いではないけれど、どこか軽く、薄い感覚はぬぐいされなかった。よく言えば爽やかで軽快なのかもしれないが。高校生や大学生あたりには好感触なのかも。

  • 物語の構成として素直さ、ありきたりさは否めないが、逆に言えば安心感を持って読むことができたかな。
    全体的に雰囲気を楽しむ作品。面白いと思ってサクサク読めれる人は楽しいと思うし、自分はそんな感じだったかな。

  • 18歳の受験生がひたすら車を運転し、ヒッチハイカーを乗せていく様を描く、一風変わった青春小説。
    乗せるヒッチハイカーによって話が区切れる短編集のような印象。それらが全て伏線として有機的につながって・・・・・・いたら素晴らしかったのだけど
    →今一歩。

    一つ一つは面白いエピソードだが、どちらかというと個別の短編集、という印象が強い。

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空色ヒッチハイカー (新潮文庫)の作品紹介

人生に一度だけの18歳の夏休み。受験勉強を放り出して、僕は旅に出る。兄貴の残した車に乗って、偽の免許証を携えて。川崎→唐津、七日間のドライブ。助手席に謎の女の子を乗せて、心にはもういない人との想い出を詰めて、僕は西へ向かう。旅の終わりに、あの約束は果たされるだろうか-。大人になろうとする少年のひと夏の冒険。軽やかな文章が弾ける、ポップでクールな青春小説。

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