本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101352718
感想・レビュー・書評
-
実体験はすこぶる面白いのだけれど、文章の端々にけっこう引っかかる。例えば、他の囚人に「〜してあげた」とかいう表現。あと、収監後の感情はもっと複雑だろうに、けっこう自分自信の感情を美化しがちな点。
けっこう感情あらわに行動する囚人たちの中で、感情を隠して上手く立ち回る著者の姿はいかにも日本人的で、それが合衆国という場所に移されると、ひどく醜悪に見えてならない、のは気のせいか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ノンフィクション。アメリカの刑務所事情が詳しく書いてある
-
ありえない体験をした人のルポに対してはいちおう敬意をもって拝読いたしますけれど、巻末の解説がこの本をだいなしにしていると思います。結局週刊誌とおんなじようなレベルにしてしまっている。
-
ある朝、突然自宅にFBIが踏み込み、逮捕。麻薬密売組織に協力したという容疑。凶悪な犯罪の片棒を担がされたうら若き女性は、絶望と不安を抱えて、連邦刑務所へ入所。う〜ん、過酷な運命と境遇であることに間違いは無い。しかし!文章全体からかもし出されるのは、「運がわるいなぁ。でもしかたないなぁ。」「こんな刑務所なら、まっいいか!」感。読み物としては、そこそこですが、薬物犯罪に対する甘い認識には、めまいを覚えます。