山歩きのオキテ―山小屋の主人が教える11章 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101353418

感想・レビュー・書評

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  •  極めて実践的で役立つ。以前、自転車で峠越えをしていた時に、しばしば山小屋に世話になったことを思い出し、色々よかった点、危険だった点を認識した。で、当時はどうだっただろうかと20年を経て自己採点するかのように読んだ。結論として当時はやはりあんましわかってなかった(今もそうだが)。小屋の主人の記憶も一部あり、その苦労を今更ながらにかじることができた。
     当時もマナー問題は多々あり、揉め事に出くわすことも数度あった。最近はさらにひどくなっている模様で嘆かわしいかも。という事情をしれた。専門店でしっかりしたものを入手し、準備万端にするという点ではまあ及第点か。
     今後再度峠越えや山歩きに興味が湧くことがあるだろうと思い、手にとった書だが、予想以上に深かった。

  • 知ってるようで、まったく知らない登山の知識。

    近年、中高年を中心に登山がブームであるが、本書はそんな登山初心者にうってつけな入門書といえよう。

    山小屋の主人から数多く収録した貴重なアドバイスの数々・・・
    安全な山の歩き方や、登山道具、山小屋に泊まるさいのルールや基礎知識、山で危機に陥った際の対処法など盛りだくさん。

    富士山の世界遺産登録で登山に注目が集まるが、この本を読むと山は平地とは違う完全な別世界であり、甘くみると死を招く危険な所だと分かる。
    しかしルールをしっかり学び山に謙虚であれば、これほど楽しい経験はないとも記されている。

    自分も富士山に登ったことがあるが、眼下に流れる雲海の姿は格別だった。しかし軽装で登る多くの登山客も気になった・・・

    これから富士山に登る多くの人に、この本が読まれることを願ってやまない。

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