ブラック・ジャック・キッド (新潮文庫)

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著者 : 久保寺健彦
  • 新潮社 (2011年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101354668

ブラック・ジャック・キッド (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ブラック・ジャックになることを夢みた少年のお話。
    こういう少年の気持ちはきっとみんなが経験しているんだろう。

  • 思っていたより面白かった。続きが気になるし、サクッと読めた。

  • 思い出すあの日の黒歴史、しかし主人公にとっては黒歴史じゃなく輝かしい歴史とも言えそうなのがまた救いになって爽快感。ここまで行ったらいっそ、最後も都合よく彼女とくっつくことになって欲しい気もしたんだけど、それが通じるのは子どもの間だけみたいなことなのかなあとも思う。

  • ブラック・ジャックに憧れる主人公は、黒いレインコートを羽織り、髪を伸ばし、ドライバー投げを練習し、周囲からは変わり者扱いされながらも小学校生活を通じて色々なことを経験する・・・

    タイトルと主人公の設定以外で、案外ブラックジャックにまつわるエピソードが話に絡んで来ない。
    人間関係の変遷とか、小学生なりの恋愛模様とか、色々と話題は出てくる割にそれが唐突で筋が通っていない話の羅列っぽい印象。話の途中でフェードアウトしていく人々のその後に関しても驚くほどアッサリ数行で終わっていたりする。
    青春ヒューマンドラマものかな、と思うと唐突にSFっぽい場面があったりもする。そして何事もなかったかのようにヒューマンドラマとして帰着させられてる感じ。
    えーと、色々と、これでいいの?そんな一冊。

  • ちょっと切なくほろ苦く、全体としては良い印象。
    だけど少し引っかかる箇所もあって、スキかキライか、自分でも微妙なところ。
    http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-147.html

  • 俺の夢はあの国民的裏ヒーロー、ブラック・ジャック。
    黒いレインコートを羽織り(真夏でも)、床屋では店主も首を傾げるギザギザカットをオーダー、顔にトレードマークの傷をつけようとした時は怒られたけど(しかも失敗)、日々努力を重ねてる。
    でも母親が出て行っちゃったり、俺の人生けっこう大変―独特のユーモアと素直な文体で、いつかの童心がよみがえる、青春小説の傑作。

  • なんとなーく惹かれて買ってみた、
    自分の子供の頃がそんな感じじゃないから共感?みたいのは分からなかったけど、
    子供心って言うのは計り知れないと思った!

  • ブラックジャックになりたい少年が奮闘する話。
    小さい頃の恥ずかしい思い出とか
    あの頃はなんにでもなれるような気がしてたこととか
    なんか色々と思い出した。

    ところどころ笑える場面もあって
    なかなか面白かった。

  • 織田和也はブラックジャックが大好き。マンガを読み込み、髪形を真似、黒いマントをはおって毎日学校に通うくらい涙ぐましい努力をします、。友達はひやかしたりしますが、和也の思いの深さを受け入れていくようになります。ところが、お父さんの仕事がうまくいかなくなり、お母さんが家から出ていってしまします。
    転校して、新しい学校では、変人扱いされるようになり、いじめを受けるようになってしまいます。ブラックジャックのように、強く周囲に惑わされずに生きたいと思う和也ですが、我慢できなくなります。そんな時、川で不思議な少女に出会います。
    ブラックジャックにあこがれることはできても、ブラックジャックにはなれない・・ 自分は誰だろう・・ そんな揺れる気持ちを、和也の素直な語り口で話が進んでいきます。

  • 初めて読む作家さん
    本屋で題名が気になって手に取り、背表紙の紹介文を読み面白そうだったので買った。
    予想以上の面白さだが面白いだけじゃない。
    ドラマ化するなら主題歌は絶対「君の瞳に恋してる」
    何事も全力で。

    作品の紹介
    俺の夢はあの国民的裏ヒーロー、ブラック・ジャック。黒いレインコートを羽織り(真夏でも)、床屋では店主も首を傾げるギザギザカットをオーダー、顔にトレードマークの傷をつけようとした時は怒られたけど(しかも失敗)、日々努力を重ねてる。でも母親が出て行っちゃったり、俺の人生けっこう大変―独特のユーモアと素直な文体で、いつかの童心がよみがえる、青春小説の傑作。

  • 織田和也という少年の成長物語。
    …とはいっても特にヤマはなく。子どもっぽいという言葉では形容できない、大人への成長を拒んでいるような馬鹿な子どもがなんやかんや色んなことを体験して、唐突に自分は自分であることを理解する、そんなはなし。

    主人公は三度の飯よりブラックジャックが好きな男の子で台詞を暗記するほどに読み込んでいる。それだけならいいのだが、ブラックジャックになりたいとき真剣に考えて髪型を真似、顔に傷をつけようとしてみたり、黒いマントをつけて外を出歩いていたりする馬鹿すぎる男の子。小6までそれを続けるのである。もう馬鹿すぎていらっとした。言葉の意味もまともに理解できない馬鹿さが痛々しい。

    「ブラックジャックのように」なりたがるのではなく、「ブラックジャックに」なりたがるのだ。

    両親の離婚や、転校、いじめを経てクラスに溶け込み、最後のほうで、危険な目に会ったとき唐突に、自分は自分でありブラックジャックになどなる必要がないのだと漸く気付く。エピローグは結婚した彼の小さな娘がブラックジャックの絵柄を追いながら読むエピソードで、「愛しい命をずっと見守りたい。」という言葉で〆られる。
    ───のだが、あんまりにも脈絡がなくて面白くなかった。自分は自分でいいのだと主人公が悟るシーンもまったく前振りなく唐突に過ぎるなら、途中に出てくる不思議少女・めぐみの出現も意味がわからない。異次元の超能力少女的扱いだが、物語の要素としてなんら影響を与えたようには見受けられない。
    つながりなく、だらだらと綴られた小学生の日記のようなもの。
    離婚やいじめとか友達との別れとか。いくつも重要になりえる山場がイベントして投入されているのにそれがまったく生かされておらず、主人公の心理がなかなか移ろわない。描写が下手なのだろう。
    成長物語が嫌いなのもあるが、おもしろくなかった。

    ドラマ原作大賞選考委員特別賞、パピルス新人賞同時受賞、第19回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
    ファンタジーノベル大賞が自分の好みじゃないのはわかっていたがもうほんとに最近の色んな受賞作が信用ならん。むしろ自分の好みが変わってるのか?
    恐るべき新人が描く、ほろりと切ない青春小説の傑作!
    ───らしい。青春小説かぁ。嫌いなわけだ。

  • ブラック・ジャックになると決めた少年の青春回想紀。
    作者とは世代が一緒なので当時を懐かしく思い出した。ブラック・ジャックのほかチャンピオンには、がきデカ、エコエコアザラク、750ライダー、マカロニほうれん荘、そしてドカベン!・・・名作揃いでした。
    私の息子も、ダンボール箱に詰めた「ドカベン」全巻を読んでくれるでしょうか?
     

  • 軽快な子ども時代をかけぬける少年の物語。話自体面白かった。でもちょっと現実離れしてるかなぁ。。。

  • こういう子苦手。これって青春小説かなあ・・・?

  • アホな小学生が少しづつ成長する話。
    物語の性質上解決されないことが多々出てきている気がする。まぁそれも本線を外れないためにわざとやっていること。
    ラストは良い。
    青春小説にブラックジャックを足してうまく書ききったと思います。おおまかな内容自体はベタ。

  • 「シャーシャーシャー」
    なんとも懐かしい雰囲気に、胸のあたりがグリグリする(笑)。
    大人から見たら他愛もない、でも子供にとっては唯一無二のヒーローが必ず子供の中には存在するいる。「ああなりない」じゃなくて、「あれになりたい」なんだよなー。
    この本は、見事なちびっ子青春ファンタジー。盛り込みすぎてちとまとまりに欠ける感じもあるけど、大人になったアナタにこそオススメ。通勤時間一日分で読めてしまいます(笑)

  • ブラック・ジャックにあこがれる、いや、尊敬し愛し彼になりたいと思い今で言うコスプレをしながら通う小学生の成長記。
    一応ファンタジー。
    母親が蒸発しちゃったり、ブラックジャック付けの毎日だったり、転校したり、小学生にもいろいろあるよって話。
    なかなかおもしろかった。
    というか、途中の表現が結構笑えた。

  • 僕はブラック・ジャックになりたかった。
    のようにでなく、ブラック・ジャックに。
    すでにそののめりこみぶりに笑いがにじむ。
    子供って、本当に意味不明に感じることに異常に執着する生き物で、特に男子はそれが顕著だから幼稚にみえるんだろうなあ。
    漫画を暗記するほど読み耽り、真夏も黒いレインコート、床屋ではギザギザカットをオーダー。
    形から入って、お気に入りのセリフを引用するけれど、漫画のようにはうまくものごとは進まない。
    折り合いをつけていくことを学ぶ姿に成長を感じつつ、「もうちょっと馬鹿な男子のままでいいよ」と言ってあげたくなる青春小説。

  • 爽やかな読了感がたまりません。

    読みながら爆笑してしまいました。

    いくつになっても男の子は愛すべき馬鹿でロマンチストであるべきだな!

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