忘れないと誓ったぼくがいた (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101354811

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  • どんどんと周りの人から忘れられ
    フェードアウトしていく女の子と
    記憶に留めようと必死になるぼく。

    映像に残っても存在してた事が
    誰かの記憶に残らなければ最初からいなかったことと
    同じになってしまう怖さと切なさ。

    ただでさえ物忘れが激しいわたしも
    もしかしたらものすごく大切なだったことを
    忘れて普通に生活してるんじゃないか
    って思うと複雑な気持ちになる。
    大好きだった顔も声も仕草も
    その時は絶対に忘れないって思っても
    時間がたってしまえば
    人の記憶がいかに脆弱かがわかっちゃうね。

    人ひとりが消えていっても世の中は
    なんてこともなしに動いていて。

    それでも彼女が存在したことで
    エピローグで書かれていた2年後のぼくに
    小さな影響を与えてたりして。

    内容はおもしろかったけど
    恋愛小説としてはあんまり共感できなかった
    ・・・けどおもしろかったよ笑

  • <font color="blue">だから、まだ<消え>ないうちに、ほんとのことを言います。 </font>


    うーん・・パラレルすぎて飽きてくるし、半分も読まないうちに流れが読めてしまうのが残念。

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著者プロフィール

平山瑞穂(ひらやま・みずほ)
小説家。1968年、東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。2004年に『ラス・マンチャス通信』(角川文庫)が第16回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。著作には、『忘れないと誓ったぼくがいた』(新潮文庫)、『あの日の僕らにさよなら』(新潮文庫)、『シュガーな俺』(世界文化社)、『プロトコル』(実業之日本社文庫)、『マザー』(小学館文庫)、『四月、不浄の塔の下で二人は』(中央公論新社)、『午前四時の殺意』(幻冬舎文庫)、『ドクダミと桜』(新潮文庫)、『さもなくば黙れ』(論創社)など多数。評論に『愛ゆえの反ハルキスト宣言』(皓星社)、エッセイに『エンタメ小説家の失敗学』(光文社新書)など。

「2023年 『近くて遠いままの国 極私的日韓関係史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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