あの日の僕らにさよなら (新潮文庫)

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著者 : 平山瑞穂
  • 新潮社 (2012年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101354835

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あの日の僕らにさよなら (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • “昔の恋人に電話したくなる本No.1”


    との謳い文句に一目惚れして即購入。
    希望のある終わり方で安心。

    確かに昔の恋人が気になる話でした。
    電話はしてないけど。ラインはしてしまった。
    そんな一冊です。

  • 「昔の恋人に電話したくなる本№1」私もこの本の帯コピーに引き寄せられた一人(^_^;)
    じゃあ本を読んでどう思ったかというと、ちょっと違うんじゃないかな?という感じ。

    常軌を逸しているとも言える、やや歪んだ馴染みにくい設定もあって、桜川衛や都筑祥子の気持ちに寄り添うことは出来なかったけれど、二人が11年の時を経て再会し、それぞれが見失っていた自分の原点に立ち返る 結末は良かった。

    ~やり直しなんか、きかない。自分がつけてきた足跡を、消すことなんかできない。そのときどきに自分が取った選択すべてが重なり合って、今の場所に自分を立たせている。だから、そこからあらためて足を踏み出すよりほかにない。~

    ~どっちの道を取るのが良かったのかなんて、たぶん永遠にわからない。だから、私はこの道を歩き続けるしかない。~

    その通り!これには共感。
    あらためて「あの日の僕らにさよなら」というタイトルが、強い意志をもつことばとして、心に響いた。

  • 最初は短編かと思いきや、全てがつながってきて交差してまた分かれていく物語。
    高校の時に惹かれ合って一夜を共にしそうになった二人、その時に逃げずに一夜を共にしていたら・・・。
    誰にでもあるIfの物語。自分の選択を思い出すと、選ばなかった方に夢の妄想を抱いてしまいがちだけど、そんなことは今さらどうにもならないわけで、それであれば、今後の選択を間違えないように真剣に生きていく前向き姿勢を大切にしたいと思いました。エールを送られている気分になりました。

  • あの頃の自分に、さよならしたい気持ちがあって、さよならしつつある。。した。。と思っていても、本質は変わっていなかったり。

    それを認めて、前に踏み出す事が、「さよなら」に値するとも言えたり。人生はさよならの輪廻になってしまうのかなぁ・・・なんて思ってしまう。 主人公の変貌ぶりに気を惹かれ、軽快に面白く読めました。

  • 書店で取り上げらていたので、購入してみた。
    生きていると、節々に選択肢があって、その時どう行動するかで、人生は変わっていくと思う。過去の自分の行動に後悔したり、違うようにしていればどうなったのかと考えることもあるが、過去に戻ることはできないし、今、どうやって動いていくか考えていかなければと改めて思わされた。"本当の最後の瞬間に後悔しなければいいんだって思ってます。"という登場人物の台詞に、そうだよなと勇気のようなものをもらった。

  • 2017.8.21読了 102冊目

  • 人生をもう一度やり直せるなら,どこからやり直すだろうか。

    高校3年生のあの日,あの決定的な日から二人の道は離れていった。あれから11年,再会する二人の結論は。

    桜川衛,都築祥子。どちらも言ってみれば「バカ」である。でも,人間関係は間違いながら,愚かに振舞いながら,進んだり後退したりしていくものであって,それはどんな人でも身に覚えがあるだろう。後から,あの時あのようにしていたら,と思っても,それは当時の自分にはできない。それならば,どこかを目指して,何かを求めて,歩いて行くしかないのである。

    登場人物は,様々な点でダメな男だったり,ダメな女だったり,ダメな人の見本市みたいになっている。聖人君子なんていない,そこがまたこの小説の愛おしさかもしれない。

  • わたしはあまり「昔の恋人に電話したく」ならなかったかな。
    まあそれぞれ。

  • 青春小説。「昔の恋人に電話したくなる」という惹句で売られていたようだが、まあその通り昔の恋を巡る話。と言っても主人公二人は恋人同士だったわけではないのだが。
    高校時代の話については、主人公の男女のほろ苦いすれ違いに、胸の痛みは分かるがそういうことはままあるよなとどちらの気持ちにも共感しながら読み進められた。しかし二部の祥子の生活の部分が色々辛かった。何というか悪い意味で「男性の書く女性」だなと思ってしまったのもある。
    結末はまあ落ち着くべきところに落ち着いたなという印象。ただ、伏線がいくつか回収されないままな点に不満が残った。意図的に残したものというわけではなさそうだし。

  • 純粋に言えば、若い頃の苦い経験を克服して成長を遂げた話と言えるけど、せっかくの祥子の変な恋愛話が、いらなかった内容に思えてしまったのが勿体無かった。

  • 前半は少し重たい?なぁと思いつつ、最後の最後まで重たい。再開してうまくやっていく、などという終わり方でもなく。

    おそらく誰にでも経験のあることだと思う、特に学生時代には、中学、高校、大学、など区切りのあるなかで、むちゃくちゃなことをしてうやむやになりながら、なんとなく社会に出てしまっていることが。

    何もその一つ一つを清算しなければいけない、というわけではないが、過去に楔を打ちこまれて動けなくなっているとしたらそれは問題で。

    衛が女性をとっかえひっかえしていることの原因として、祥子の存在があるように描かれているが、そのつながりや原因はよく分からなかったが。

  • 思春期の頃の思い出
    全体としてはいい感じだった。
    エピソードが唐突で気持ちがついて行かなかった感は拭えない。

  • なぞがなぞを呼ぶ。
    、、、とまでいかない、とても現実的なストーリー展開に、終盤は少々飽き気味になってしまった感が。
    一番驚いたのは、著者が男性だったこと!!

  • 世の男性に不信感を抱くよね笑

  • これは・・・ハッピーエンドなのだろうか。 著者はきっと過去と現在を比べたら、現在が勝っていて、それを支えるものを大切に思っているのだと思う。 でもやっぱり著者の奥様へのラブレターみたいに思えてしまう。

  • 表紙が綺麗だったので手に取りました。主人公達に共感できないと読み進めるのも大変・・・。衛の恋愛も祥子のまた世界とつながりたいたいからってあんな方法でつながりを取り戻そうとする考えもわからない。出てくる友達や彼氏も理解できない人が多くて読んでいてあまり楽しめなかった。

  • タイトルに惹かれて手にとってみました。何だか重く、なかなか読み進められませんでしたが、ようやく読み終えました。
    始まり方は、悪くないのですが、間の衛と祥子の学生時代の話や、祥子の男運の悪い恋愛話が重くて読み進みにくかったですね。
    望月と衛が接触した辺りからはすんなり読めました。

    解説にもある通り、好きな(だった)人の名前を検索してみるというのは、よくある行動であり、衛の様にとんでもないものを見つけてしまう可能性もあるなぁ、と苦笑(笑)
    衛と祥子の様に両思いであったであろうに、口にしなかった恋というのはいつまでも心の内で燻っているものであり、特別であるのだと改めて思いました。

    読みにくさが気になりますが、内容は面白かったです。
    ラストがとても爽やかで読み切ってよかったという気持ちがとても大きい本です。

  • 切ない気持ちになる。
    けど、読後感は爽やか。

  • 猥褻画像を公開するサイトで見つけた彼女の名前。なんとなく別れてから10年以上経つ。その間に一体何があったのか?最初から興味をそそられる。
    しかし、彼女と彼の歩んできた道には、読んでいてちょっと飽きてきたり。それでも最後まで読むと意外にも爽やかな感じが残る。

  • 何も考えず100円コーナーで掴んだこの本、異論は有ると思うけれどとても良かった。いわゆるハッピーな話でも悲惨な話でも、ほのぼのでもない話です。
    まるで冴えない男の子が、女の子とお互いに淡い好意い抱き合うが、ある時彼の重い気持ちを吐露した日記を読んでしまい、女の子はその日から疎遠になってしまう。あるきっかけで11年という年月を隔てて彼女の消息を知る・・。
    あらすじだけだと運命の出会い的な話かと思ってしまうがそうではなく、誰もが通過する恋愛未満で終わってしまった好意に対する未練を、自分のやり残した欠けたピースとして認識してしまった男女の卒業の儀式です。
    誰にも彼にも面白いと思われる話ではありませんが、読んだ人とどう感じたか語り合いたい本です。

  • 人生やり直す事はできないけど、歩き出す事はできる。
    改めて気づかされた本。

    けど、そこにたどり着くまでが私には長かったから★★★です。

  • コダーイを知っている人がいるなんて考えたこともなく、音楽やクラシックが織り込まれたとはいえマニアックなところがマッチしてしまいました。立教大学社会学部卒業といった経歴も惹かれました。

  • 昔を探しに行くことって誰にでもあることやと思います。
    そこから始まる訣別

  • なんだか切なくて、胸が苦しくなりました。昔好きだった人、過去の自分、道を間違えてしまったことの後悔、その全てとの訣別

  • 桜川衛という登場人物の名前だけが残った。内容はあまり入ってこなかった。淡く苦い学生時代の恋と友情が、いつも心のどこかにある。忘れられないけど、大人になってした再会に救われる。多かれ少なかれみんなそうやって生きていくんだと思うと、人生の切なさを感じる作品。

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あの日の僕らにさよなら (新潮文庫)の作品紹介

桜川衛と都築祥子。共に17歳。互いに好意を抱きつつも、一歩踏み出せずにいた。ある夜、家族不在の桜川家を訪ねた祥子は偶然、衛の日記を目にする。綴られる愛情の重さにたじろいだ祥子。何も告げず逃げ帰り、その後一方的に衛を避け続け二人の関係は自然消滅に…。あれから11年。再会を果たした二人が出した答えとは-。

あの日の僕らにさよなら (新潮文庫)のKindle版

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