龍神の雨 (新潮文庫)

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著者 : 道尾秀介
  • 新潮社 (2012年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101355535

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龍神の雨 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • あぁ~、道尾さんの作品だ!と感じ入ってしまう本。
    昼前に読み始めたのですが、面白くて、他のことは何もせず一気に読み切りました!
    この本の前に道尾さんのライトミステリーを読みましたが、やっぱり道尾さんの本はこうでなくっちゃ~!
    なんて、えらそうなことを言っておりますが、一ファンの戯言とお許しください。
    ダークな部分もあり、重たい部分もあり、心が痛い部分もあり・・・
    だけど好きです、道尾さんのミステリー。

  • 相変わらず期待にこたえてくれる道尾作品だが
    これはミステリ要素もありながらも、兄弟、家族、夫婦・・・などの
    偶然な思い違いや思い込みを陰鬱な雨になぞって展開する
    悲しいドラマでもあるのがいい。
    解説にある「カメオ出演」も興味深く読ませてもらった。

  • 道尾秀介は「向日葵の咲かない夏」がまったくおもしろくなかったのでかなり間隔を空いての2冊目です。こちらは面白く一気に読めた。兄妹と義父、兄弟と義母という同じような境遇の2組の兄弟のすれ違いの物語。

  • 相変わらず道尾さんの小説は予想できない展開で面白い。
    常に大雨が降っているようなイメージをしながら読んだ。

    蓮が墓場に行った辺りで裏にいる人物が誰かを考えていたけど、まさかの犯人。見事に騙されました。さらに脅迫状についても騙されてた。

    この作品の後に蓮と楓がどう行動するか…どちらを選んでも完全なハッピーエンドではないけど、面白かった。


    一解釈とはいえ、解説を読んで、なるほど…と納得した。
    最後のラジオのクレーン車で電線が・・と流れ着いた遺体についてはわかったけど、蛇の話も意味があったんだなーと感動。

  • 降り止まない雨は自分自身の心のせい。嘆きの雨か恵みの雨か判断するのは自分自身の心。

  • やはり一筋縄ではいかない道尾作品。読んでいてとても不安にさせられる展開はいつものとおりですが、やっぱり最後に引っくり返されます。まさに「想像は人を喰らう」。観念の産物である龍が、人の心の内に棲む様々な負の感情を呑み込もうとするように、人は自ら不安という罠に陥れられていく。「何で、こんなことになっちゃったのかな」取り返しのつかない現実に、家族のことだけはどんなことがあっても信じなければいけない、という蓮の言葉が止まない雨音のように響きます。最後の龍神の雨は蓮と楓の2人にどんな未来をもたらすのでしょうか。

  • 長い5日間の話。
    ティーンエイジと幼い2組の兄弟の話とは思えない過酷さ。
    その年齢だからこその間違いに、過酷さが拍車をかけているように感じた。
    人は追い詰められると、不思議なものを見るのか、不思議なものに捉えられるのか…
    続きを読むのが待ち遠しかった。

    雨は止む
    日は照る

  • “雨のせいで、彼らは罪を犯す”

    母を亡くし、義父と暮らす兄妹。
    父を亡くし、義母と暮らす兄弟。

    雨が彼の殺意を行動に移させ、4人の運命が狂い始める。


    雨が鍵となる物語。

    誤解が誤解を生み、擦れ違った家族たち。
    気付いた時には遅かったのが哀し過ぎました。
    もっと早く気付いていれば・・・人生そんなことが結構ありますよね。

    意外な人物が大きく関わっていて、衝撃的でした。
    あまりに驚いて、序盤とか何箇所か読み返しましたし。

    家族を信じることの大切さを語った場面が印象的でした。

  • 継父を殺す話。

    辰年の節分時期に読むにはちょうどいい1冊。
    と思ったんだけど節分なんて出てきたっけ?

    家族を信じられるというのは幸せなんだ。

    龍神が必要だったかはさておき
    こういう映像化できない本は読みがいがある。
    何も考えずに読むからたいてい騙される良い読者だし。
    解説も面白かったです。

  • 絶望的な状態からはじまって、さらに絶望を深めていく兄妹と、兄弟。
    雨も彼等の不幸も止む気配をみせず、その運命がいつしか交わり、全ての真相に近づいてゆく…

    やるせない、悲しい気持ちになります。
    でも、止まない雨はない。
    そんな読後感にさせてくれる本です。
    雨の日に読んだので、雰囲気がとても良かったです。

  • 今回も見事に騙されたぁ!!

    この作者の小説はすごい読みやすい。それがゆえに、さくさくと何も考えずに読んでいると見事に罠にかかっているのだ。

    お話自体ももちろん、おもしろい。
    そして今回特に思ったのが、話しが終わったあとの解説がよかった。解説者の解釈が書かれているのだが、それが妙にしっくりときた。普通に読んでると気づかないだけで、たくさんの仕掛けが隠されていたのだと知ると嬉しくなった。

  • こんなに興奮した作品は初めてでした。
    特に終盤にかけての展開はすごかった。
    途中思っていたラストと違う、とも思ってたらそれもさらに違って。逆転劇をさらに大逆転させられた。何度も騙されました。
    文庫版の解説も、思わずひとりで唸ってしまうようなもので、ここまで深く読み取れなかったので最後疑問の残っていた箇所も納得。深い。
    初の道尾さん作品でこれは衝撃的すぎました。すぐにでも他作品を買いに本屋に走りたい。

  • 面白かった。

    初めは失礼ながら他作品とかぶってしまい、イマイチだなーと思っていましたが
    中盤から徐々に道尾ワールドに巻き込まれ後半には一気読み。

    そしてとどめに橋本満輝さんによるあとがきの“『龍神の雨』もう一つの姿”
    で「!!!!!!!!!」。


    完全に浅い読み方をしていたので自分なりにラストに納得してしまっていましたが良かった。
    橋本さんのお陰で気付けました。
    面白さ倍増。ありがとうございます。


    私は専らあとがきは本編読了後にしか読まないのですが、もし読了前に読む事がある方ならば是非今回は読了後に読む事をお勧めします。

  • 雨が人々にもたらすのは、恵みか、破滅か。

    雨によって人生を左右され、どんなに翻弄されようとも、
    結局雨は、ただそこにある現象にすぎないんですよね。
    そこから何を選ぶかは自分次第。

  • 道尾さんの本を初めて読んだが、サクサク読めて面白かったです。
    特に言葉や濁点強調で緊迫感を演出する技術は凄いの一言です。

    自分はよく、『どんでん返しな展開』と帯に書かれているミステリーを目にして購入したら、拍子抜けする本が多々ありました。
    ただ龍神の雨は、今まで読んだミステリーの中で一番、自分の間違いに冷や汗をかく展開に驚嘆しました。

    個人的に大好きな作品の一つで、道尾さんを好きになりました。

  • 不幸が不幸を呼ぶ感じ……
    暗い……
    先はきっと明るい未来がありそうなのが救い……そう思いたい。

  • なんかいまいち面白くなかった。共感不足と言ったところか(読み手の問題かな)。でも「向日葵の咲かない夏」の感動が忘れられず、追いかけてしまう。あれと「鬼の跫音」みたいな物語をもっと出してほしい。多分売れないけど(笑)

  • すでに挫折気味・・・・。
    読むのがつらい本は久しぶりです。
    暗すぎるー

  • 道尾さんに対しては期待が大きくなりすぎて終盤の結末に若干物足りなさを感じてしまったが、冒頭から今作の登場人物や世界観にはまり、終始もったいないと思いつつも一気読みしてしまった。
    何気ない文章や設定とか世界観とかいろんなものからこの作品がとても丁寧に作られているというか込められているものすごい力を感じ、上手く言葉にできないがそういうところに対して面白いと感じるんだろうと思う。

    そして文庫版解説がまた素晴らしい。龍の存在とかラジオニュースが指し示す結末とか解説されて初めて気づく。解説は大抵流し読みしてしまうが、解説を読んで作品の評価が上がるという珍しい体験をした。

  • 物語としては哀しいが、2組の兄弟の家族の対比が興味深い。雨と龍といったワードによって暗いイメージになっているが、光が射す日が来ることを祈ってしまう。

  • 蓮と楓は継父と。辰也と圭介は継母と暮らしている。
    しかし、関係はうまくいってはおらず、蓮は殺意まで抱くようになる。
    雨が何かを促し導いているように、四人は感じていた。
    先が見えない展開から後半は思わぬ真実が見えてくる。
    解説でまた気付かされることもあり、最後の最後まで楽しめる。

    2017.9.27

  • 予想外な展開でビックリ

  • とっても重い。
    そしてなかなか不気味。
    読むのがつらかった…。

    でもやっぱり道尾さんのストーリーは秀逸だなぁと思う。

  • ※いきなりネタバレなことを書くので、これから読もうと思っている人は要注意です。

    ご都合主義で起こったり起こらなかったりすることも、トリック構築には止むを得ない部分もあるだろうし、少なくとも、俺はこの作品を推理小説として読んでいたので許容範囲。

    問題は、文庫版?あとがきに書かれていた、この作品の解釈部分についてである。八岐大蛇伝説や龍神伝説の設定については、あとがきを読んで「なるほど」と感心もしたが、じゃぁ、その裏が本筋とかい離しているのが残念。そういう仕掛けって、本筋に絡んできて「なるほどなぁ」ってニンマリするのが醍醐味だと思うのだが、この作品では解釈が深まらへんねんなぁ。

    俺が、道尾ワールドについていけてないだけかも知れんが、これはこれ、それはそれ…ではミステリーも味気ないように思ったのだが?

  • 両親を失い血のつながらない親と暮らす二組の兄弟/兄妹が夫々の親とうまくいかない中、事件に巻き込まれていく。ちょっと話の進め方に無理があるかな?

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