貘の檻 (新潮文庫)

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著者 : 道尾秀介
  • 新潮社 (2016年12月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (570ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101355566

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貘の檻 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • うわああああ。
    なんとも言えない終盤・・・
    でもこういうことってあるよね。。。。。

    消化しきれない思いが!!

    あとがきも面白かったな☆彡

  • 話の流れはいいし、最後の謎解きも上手にはまってよかったんだが、道尾さん特有の情景描写がちょっとうざかったかな。
    少しまどろっこしい気がしました。

  • 悪夢が示唆的すぎるなあ、と感じつつも、表現の不快さ、理解できないことの不快さを描くのは上手いなあと改めて感じた。

    「眠っていいよ」という一言が物語を綺麗にまとめ上げていた。

    ごく個人的な好みとしては現実と夢を繰り返し溶け合って混濁した闇に落ち込んで行くような展開が見てみたかった。更に好き嫌いが分かれる内容になると思うが。

  • 個人的感想

    悪くは無いのだけど
    いつもの道尾描写がややしつこいし
    設定の割には拍子抜けって感じがする。
    「ああこれは夢なんだからさっと読んで・・・」
    みたいな読み方になってしまっては折角の幻想的?な
    ミステリが希薄になってしまうような・・・。
    期待しすぎたかな・・・・

  • 自分の中に隠した夢と現実の混雑が徐々に繋がる感じ。結末は正直予想通りの善人のフリをした狂人だったけど、すれ違いが多過ぎて悲しくなった

  • 現実の事件と謎の夢、2つを交互にして進んでいくお話。


    道尾さんお得意の些細な「思い違い・勘違い」による謎掛けが綺麗に決まってた。
    終盤のお母さんの手記が泣けた。


    一方、謎の夢と獏絡みの話はどういう意図があったのか。
    結局、自分には最後まで結局わからなかった。

    読み終わるのに半年もかけてしまい、
    そのせいで深く読めなかったのが原因かもしれないので、反省。


    本の帯にあった「『向日葵の咲かない夏』を超える衝撃!」は誇張気味かな。
    そもそも作品のジャンルが違いすぎる気がする。

  • 出だしは期待したが、続きを読もうとしても意味不明で序盤で読むのをやめた。

  •  一言ではまとめづらい作品。父親の起こしたある事件がもとで追われた故郷の村を再訪した男が、意外な真相を知って自分を取り戻す再生の物語というか。よけいな枝葉を取っぱらえば昔の事件の陰に隠されていた謎の解明というミステリなのだが、この著者のこととてそう単純なつくりではなく、田舎の風習とか言い伝えとかあるいは夢の物語などがないまぜになって行きつ戻りつ物語が進む。単なるミステリとしては身近な人物の意外な真実はともかく、電車事故とか山に残る雪形を目印にした農耕作業のトリックとかはかなり無理っぽくていただけないので、どろどろした雰囲気込みで評価すべきものかね。

  • 読み終えて『向日葵の咲かない夏』以上に一般読者の好き嫌いが分かれそうな作品だなあと思いました。私は『向日葵』のほうは全然OKなのですが、本作に関していうと正直苦手な部類に入ります。
    横溝正史作品の再現を狙ったと思われる舞台設定、物語を覆うほの暗い雰囲気、少しのすれ違いがドミノ式に大きな悲劇へと繋がるといったテーマはなかなか興味深いものがあったのですが、本編をなぞっただけにしか思えなかった夢の世界の記述や、読み手のリズムを乱してまで時折出てくる長野弁?が展開上本当に必要だったかというと疑問符がつきます。ミステリの動機の部分はまあいいとして、母親の登場や主人公の息子が落ちた穴の発見など、作者の都合で人物が動かされているように受け取れる部分がいくつかあり、リアリティが損なわれているように感じられました。
    それにしても、道尾作品の登場人物って追い詰められた状態から始まって、エンディングで仄かな希望を抱くっていうパターンがあまりにも多いような。そろそろこれまでに登場したことのないような斬新なキャラクターの話も読んでみたいです。

  • 色々と入り組んで絡み合って…ちょっとややこしかった。

  • このどうしようもなく暗い感じが晴れなくて、しかも読後感もどんよりで…

  • 田舎のO村を舞台にしたミステリー作品。O村という
    閉じたコホートの中で物語が進むが、良い意味でも悪い意味でも田舎っぽさと古めかしい雰囲気が醸し出されている作品である。道尾秀介初期作品に見られる大どんでん返しや、思いがけない展開はないので、初期作品ファンにとっては少々物足りない感じはあるかもしれない。

  • 精神を病み離婚した辰夫は、息子との面会の帰り、女性が列車に轢かれて死ぬのを目の当たりにする。
    その女性は、かつて父親が犯した殺人に関わり、行方不明だった曾木美禰子だった。
    32年前に辰夫の父に殺されたはずの彼女がなぜ今更現れたのか。
    真実を求めて辰男は息子を連れて故郷を訪れるが、次々と不可解なことが起こり…。

    故郷のO村で辰夫は32年前のことを調べようとするのですが、思い出したくない記憶が蘇り、悪夢にうなされることに。
    この悪夢の描写や、村を取材しているクセのあるカメラマン、村の閉鎖的な状況などがただならぬ感じをにおわせ、これから起こる事件を否が応でも盛り上げる雰囲気にゾクゾクしました。

    あまりにも陰鬱な重い読み心地に中々ページが進まなかったのでちょっと流し読みしてしまったのですが、終盤は一気に展開が進みさくさく読み進められました。

    幻想的なシーンを盛り立てる描写力は健在だと思いましたが、オチとしては少し安易に流れた感があり、「普通…」という感想です。

  • 道夫秀介さんのミステリーは読みやすいが
    夢の中の話が、ちょっと入りにくかった
    なんとなく、この人が犯人かなとわかっていたので
    驚きはなかったが、楽しく読めた

  • 一年前に離婚した大槇辰男は、息子・俊也との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子を駅で見かける。32年前、父に殺されたはずの女が、なぜ――。だが次の瞬間、彼女は電車に撥ねられ、命を落とす。辰男は俊也を連れてO村を訪れることを決意。しかしその夜、最初の悪夢が……。薬物、写真、地下水路。昏い迷宮をさまよい辿り着く、驚愕のラスト。

    ・・・・という内容。
    山奥の村、信州の方言、現在につながる父親の過去の事件、とか全体的に好きな内容なんだけど、ちょっと意味の読み取れない悪夢や描写が多かったので、疲れた。単にあれかなぁ・・・・嫌いな虫が出てきたからかな。気持ち悪い夢だ。
    単なる謎解きミステリーの方が読みやすかっただろうけど、それでは道尾さんではなくなってしまうので「らしい」話だった、と。
    勘違いって怖い。

  • 道尾秀介著:「獏の檻」
    読み進むのに体力がいるという感じだった。
    ミステリーとしての謎解きは私にとってはとても複雑で困難。そしてその謎解き以上に理解の難しい「夢」がストーリー展開の途中に出現する。
    謎解きに夢が絡んでいることは間違いないのだけれど耳慣れない方言を多く含むその夢の解釈は手こずるだけで謎解きのヒントとなるほどにはやはり解釈不能だった。
    読み終えて、謎解きを与えられた後に残ったものは重さだった。

  • 子供の頃、身体がようやく入るダクトの中に入って遊んでいた記憶が蘇りました。

  • やましいことをしているという思いは、視野を狭くして、現実を一方からしか見られなくするなぁと。思い違いが、いろんな不幸を呼んでくるのが怖かったです。夢の描写も気持ち悪くて怖い。

  • 夢の描写がイマイチ想像しづらくて、この作品映像化してくれないかなと思ってしまった自分はまさに現代のワガママ小説読みの一人ってことなのだろうか。でも面白かったです。

  • 1年前に離婚した大槇辰男は、息子・俊也との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子を駅で見かける。32年前、父に殺されたはずの女が、なぜ―。だが次の瞬間、彼女は電車に撥ねられ、命を落とす。辰男は俊也を連れてO村を訪れることを決意。しかしその夜、最初の悪夢が…。薬物、写真、地下水路。昏い迷宮を彷徨い辿り着く、驚愕のラスト。道尾史上最驚の長編ミステリー!

  • 前半長かったー!最終的には面白かったけど

  • 「向日葵の咲かない夏」超えの衝撃って帯に書いてあったから、ラスト数行でとんでもないどんでん返しがあるのかと思ったけど、たぶんなくて、一筋の救いみたいなラストだった。たぶん。帯のせいで全てが台無しだわ。期待と違う展開だわ。

  • 「最強&最驚」は大げさだが、久々に「シャドウ」や「龍神の雨」のようなテイストの作品で、悪くはなかった。少年期の記憶がやけに鮮明なのも“らしい”と感じた。

  • なぜ‥答えを見つけることが辛い。一つの事が判るたびに檻が溜っていく感じ。紐が解け切った時少しは透明になっているのだろうか。

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貘の檻 (新潮文庫)の作品紹介

一年前に離婚した大槇(おおまき)辰男は、息子・俊也(しゅんや)との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子(そぎみねこ)を駅で見かける。32年前、父に殺されたはずの女が、なぜ――。だが次の瞬間、彼女は電車に撥ねられ、命を落とす。辰男は俊也を連れてO村を訪れることを決意。しかしその夜、最初の悪夢が……。薬物、写真、地下水路。昏い迷宮を彷徨(さまよ)い辿り着く、驚愕のラスト。道尾史上最驚の長編ミステリー!

貘の檻 (新潮文庫)はこんな本です

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