たましくる―イタコ千歳のあやかし事件帖 (新潮文庫)

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著者 : 堀川アサコ
  • 新潮社 (2011年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101355832

たましくる―イタコ千歳のあやかし事件帖 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 東京の闇を引きずり、弘前にやって来た幸代。そこにはイタコを生業とする千歳がいて…
    ふっと人の心の怖さにゾクッとする一冊。

  • 少しどろどろとしたものを感じる、でもそれだからこそ良い、と思える。

  • 時は昭和初期。
    双子の姉の忘れ形見の少女を連れ
    少女の父が住む弘前へと向かった幸子は
    美しい盲目のイタコ、千歳と知り合う

    イタコの千歳と、死者の声を聞き、姿を見てしまう幸子が
    陰鬱な事件に挑む

    「イタコ千歳のあやかし事件簿」と副題にあるけれど
    実際は、幸子のほうが主人公?
    せっかくの美少女イタコの設定をもっと生かせたんじゃないかと残念

    津軽弁の雰囲気はとてもいいかも

  • まぁ~面白かったかなぁ~
    っていう感じでした。

    よくTVでみるような
    イタコさんが頼まれた人を
    おろすようなイメージを持って
    読み勧めたのですが
    どうやら違っているようでした。

    幸代のほうがなんか
    イタコに向いているんじゃないかなぁ~
    とちょっと思ったりしましたね

  • そこそこ。
    ほのかなホラーの香りが始終漂う一冊で、少し肌寒い夜中に読んでいると、ぶるっと身を震わせたくなった。
    話の内容はなんてことない、と言えるものなのに、纏っている雰囲気が、不思議な感覚にさせる。
    150509

  • 母の実家は秋田にある。津軽には少し遠いが、同じ陸奥。あの空気を思い出した一冊。

  • イタコの千歳と幽霊の声を聞いてしまう幸代のコンビが怪しげな事件を解決する話。この小説はオカルティック・ミステリというジャンルらしい。名前の通り怪奇小説と推理小説の二つの要素がある小説だ。ただ推理小説の要素はかなり薄い。なので謎解きを楽しみたいという人には向いていない。

    昭和の青森、かつ霊が登場するため読む前はずーんと薄暗いイメージだったが、堀川さんの才能によるものなのか、実際に読むとそういった印象はなかった。文章も堅苦しくなく、するするとライトに読める。

    千歳がもっとイタコらしく活躍する場面が見たかったがそこは続編で読めると期待。

  • 「イタコ千歳の事件帖」と銘打っているが、幸代の方が目立っていた。それと千歳がイタコという設定があまり活きてない気がする。起こる事件は陰鬱で凄惨なものばかりで、解決してもすっきり感が味わえなかった。

  • 表紙の雰囲気が好き。

    方言が独特だな。
    昭和初期の話なんだけど、この言い回しは今でもそうなのかしら。
    ちょっと気になる。

    主人公の幸代。
    亡き双子の姉 雪子のこども、安子。
    イタコの千歳。

    何年も失踪したままの蝶子と幸代が瓜二つでよく間違えられる。
    姉の恋人の新志(安子の父、御曹司)はかつて蝶子の恋人で。

    短編で綴られていくうちに
    姉の死の真相と蝶子の謎が解けていく。

    千歳は盲目ながら色んなことを感じ取って推理。
    幸代は幽霊の声を聞くというか不思議体験によって。
    絶妙なコンビなんだろうなぁ。

    インソムニアの人魚の話が個人的には好きだな。

  • 面白かったですよ。ミステリーなんですけど、あんまり、謎ときに重きを置いている風には感じませんでした。イタコが主人公なんですが、ホラーでもなく、出てくる登場人物が面白いなあ、と思って読みました。謎そのものを楽しむより、登場人物の行動を楽しんだかなあ。
    解説にもありましたが、あまりに、太宰。太宰過ぎて、どうかなあ、ちょっとそこの評価は迷うところです。
    続編も読んでみよう、と思います。思ったということは面白かったんだなあ、と、冒頭の感想に戻ります。

  • 世界観の構築や、心理描写は悪くはないが、それ以外は全体的に拙さを感じさせる作家だという印象。
    まず、イタコという奇をてらった職業を探偵役に据えているのに、その千歳の人物描写が弱い。「市松人形のような」という表現が複数回使われたが、それは千歳の美しさを表現したくて選んだ言葉だとしたら、かなり弱い。幸代が初めて千歳にあった時に、もっとハッとするような、読者が惹かれるような美しさを表す言葉が用いられるべきだったのではないか。そのためかせっかくのイタコの魅力が全然伝わってこない。
    ミステリーとしてはトリックがある程度予測できたし、その謎解きのシーンも印象が薄く、爽快感も弱い。
    時代考証もずれているところを発見し、それ以降作者へ侮りの気持ちが生まれた。
    また、ほとんどの一人称が幸代におかれているのに、突然高雄や千歳に転換するところも微妙。特に探偵役に一人称を与えてしまったことで、ミステリー小説としての深みがなくなっている。高雄だけであれば、幸代への恋心が表現され甘酸っぱい彩が付加されるので、よかったのではないかと。
    そして、副題にあやかし事件帖とあるが、あやかしの名前一つも出てこないことに詐欺ではないか感じた。タイトルにウブメとつけただけでは、あやかし事件帖と呼べない。

  • 千歳の津軽弁が弘前城近辺でもハイソな辺りの津軽弁と、青森市方面の津軽弁が混じった感があるが、あの独特な土地の雰囲気をよく醸し出している佳作。京極堂シリーズが好きで弘前に住んでいた事がある人には是非お勧め。

  • 思っていたよりは面白かった。
    続きを借りてみよう。

    二人で一人のような所がおもしろい。

  • (収録作品)魂来る/ウブメ/インソムニア/押し入れの中/紅蓮

  • オカルティック・ミステリとなってますが
    全然怖くないです。
    イタコが被害者の霊を呼び出して犯人を当てるなんて
    反則技も使ってないです。
    盲目の巫女(イタコ)千歳が推理してるんだけど
    謎解きはしない。逆に幸代が不思議な体験をするけど
    それが事件を解決するわけでもない。
    幸代目線で話が進み、幸代が見聞きすることで
    周りの状況が見えて、事件が解決しているって感じで
    殺人事件は起こるけど、ほっこりしてしまうミステリでした。

  • またまたライトな本を手にとってしまった…。でも、思ったより読めました。
    なんというか、連ドラ感満載。ある意味読みやすくて良いかも。時代がかった感じとか、本格推理を求める人にはお勧めできませんが。あと、イタコっぽさもないです。

  • 全然“イタコ”な話ではなかった。
    イタコの千歳よりむしろ幸代さんの方がだいぶスピリチュアルな感じです(笑)

    帯では「オカルティック・ミステリ」と銘打っていたようですが
    正直ミステリと類するにはちょっと無理があるような…。
    内容は悪くないのに売り出し方を失敗しているように感じました。

    それにしてもこの作品、美(少)女率が異様に高いのが気になります^^;
    ライトノベル…じゃないですよね?


    昭和初期のセピア感漂う「ウブメ」「インソムニア」はおススメです。

  • 多くの読者にとっては全く障害にならないと思うが、僕にとっては致命的な読みづらさのある作品。単に、作中で一部使用されている津軽弁が、弘前あたりで使われているものではなく、青森市のものだなぁと思わせるところがそうなのだが、おそらく、こう言っても「だから何?」という感じで伝わらないでしょうね。読みづらさは、千歳のキャラクターのとらえ方において、この言葉遣いがノイズとなるため。極端な話をすれば、舞妓さんが出てきたのに、言葉は河内弁だったみたいな感じですよ。
    それはさておき、この本、文庫化するのになんでこの表紙にしたのかなというところ。単行本と同じであれば良かったと思うし、作中のどろどろした感じをカバーにまで反映しなくたって、とりあえずは、美少女イタコが謎解きをする萌えミスだと誤解させて買わせた方がいいでしょ。新潮文庫の担当者は何を考えてるんだと思うわけです。
    あ、ちょっとばれました。そうです。別に萌えミスじゃありません。むしろ、ストレートに伝奇っぽいというか、出だしではさすがに怪異なんて存在しない風味の、いわば京極夏彦作品みたいなスタンスなのかな?と思わせますが、いやいや、やっぱりイタコはイタコでありましてね、やっぱり死者が舞台に上がってしまう。
    時代も、戦前とはいえ昭和という、現代からみると、近代性と伝統価値との境目のような時期、そして、舞台の弘前もこれ以上ないほどのど田舎である津軽の中で、微妙なモダニズムを纏った街、そこに出身も身分も対照的な二人のヒロインというか、なんか、ホームズとワトソンみたいに二人組を配置というおもしろい構造をもったお話です。美男美女が多すぎというきらいはありますけどね、それは、お話ですからそのくらいでないとつまらんでしょう。

  • 昭和初期、津軽、イタコって云うのが変わってる

  • 表紙の可愛さに釣られて購入。昭和初期の青森という雰囲気が良かったです。ミステリというよりはオカルトよりの探偵小説かな。

  • この暗い雰囲気が太宰っぽくって結構おすすめ。

  • 方言がよかった。
    次も読みたい。

  • オカルティック・ミステリ。

    ファンタジーもミステリーも好きな私には面白いお話でした。

    幽幻なストーリーに昭和6年の青森があっています。

    続編もあるようなので機会があれば読みたいな

  • 6月20日~27日

    流行歌を血で書きなぐり、情夫と共に無理心中を遂げた双子の姉。残された姪を預けるため、帝都東京より青森弘前を訪れた幸代は、市松人形のように長い髪を垂らす美しいイタコ、千歳と出会う。姉の死の真相を探ろうと、幸代は降霊を頼むが…。超常現象を論理的に推理する千歳と、幽霊の声を聞いてしまう幸代のコンビが、猟奇的な事件に挑む傑作オカルティック・ミステリ。

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流行歌を血で書きなぐり、情夫と共に無理心中を遂げた双子の姉。残された姪を預けるため、帝都東京より青森弘前を訪れた幸代は、市松人形のように長い髪を垂らす美しいイタコ、千歳と出会う。姉の死の真相を探ろうと、幸代は降霊を頼むが…。超常現象を論理的に推理する千歳と、幽霊の声を聞いてしまう幸代のコンビが、猟奇的な事件に挑む傑作オカルティック・ミステリ。

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