ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

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著者 : 松岡圭祐
  • 新潮社 (2008年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101357515

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ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 私はこの小説の良い読者にはなれなかった。
    いいところは舞台設定とタイトル。
    これはやっぱり書店に並んでいたらやっぱり目を引く。そして手に取ってしまう。

    実際読んでみると、悪い意味でのご都合主義といろいろな面でのリアリティの薄さが目立って驚いた。
    私はご都合主義もファンタジーも大好物だが、物語を違和感なく読み進めるためのリアリティはしっかり作られるべきだと思う。この小説にはそれが乏しい。
    ではラノベのようにキャラ小説として楽しめるかというと、正直どの登場人物にも全く魅力を感じない。
    どういう方向からこの作品を楽しめばいいのか、いまだに答えが出ない。

  • 薄味。
    ディズニーランド内部を語っているというところのみ新鮮で、他は普通。ストーリーはベタだし、勧善懲悪でキャラが安い。
    ディズニーランドという肉の部分を抜くと、基本構造は正社員とバイトの対立。これは正社員の方にライドせざるを得ないので、どうも悪役になった気分。正社員には責任があるのだから、バイトに口出しされたら嫌だ。それに典型的な悪に味付けしすぎだ。あんなやついないよ。
    結局、バイトの労働条件は最悪なことはスルーで終わる。主人公の将来は、生活もたないで転職しかないよなあ、と思ってしまう。ダンサーになれる人は残れるでしょうが。

  • 序盤の主人公の行動が頭悪すぎて苛々させられる。かと思いきや急に賢くなり、話し方から考え方まで主人公らしい姿に豹変。たった1日で、だ。人が変わったかのようなキャラクターの変化についていけない。成長物語では片付けられないレベル。
    あくまで、「ディズニーランドの裏側はきっとこんな仕組みだろう」と参考程度に読むのが良いポジションの本。3日目の主人公の優遇ぶりがあまりにもご褒美的でありえない。こういうご都合主義的なところが受け入れられなかった。
    登場人物については、時代劇のような役回りの配役。強いて言えば、魅力的なのはミッキーの中の人くらいか。
    キャラがブレまくるので、この人の本はもう買わない。お金払って損した。

  • 派遣社員としてディズニーランドで働くことになった主人公の後藤は、「夢の国」ならではの華やかさを舞台裏でも期待していた。しかしその裏では、正社員と準社員で明確に線引きされ仕事内容も重労働で裏方の裏方…と初日から洗礼を受けることとなる。

    気合いが空回りするのは新人にありがちなこと。にしても、後藤のあまりにも出来な過ぎな様子や傲慢な態度に心が全く寄せられず。他の人物にしても親近感は持てず、それぞれの成長物語として読むにはお粗末。後半のミッキーマウス紛失事件にしても蓋を開けてみれば何てことはない。全体的にライト過ぎて不完全燃焼だった。フィクションとはいえ夢の国ディズニーの舞台裏を覗き見した気分になるので多少好奇心は満たされたが、現実こんな職場だったらたまったもんじゃないなと思う。
    どのような立場であれ、表舞台を支えようという心意気と目の前の仕事を責任を持って全うしようとする姿勢は最後に少し伝わった。
    ディズニーは「夢の国」のままでいいです。

  • この小説の「面白さ」はズバリ、某テーマパークの裏側を舞台にしていることにあるわけですが、じゃあそれを消したら何が残るの?と聞かれたら、正直何も残りません。

    主人公の勘違い君ぶりは、夢に溢れている以前に人間として問題があるかと思いますし、そんな彼がたった二日で「仕事人として成長して、職場のトラブルも熱意で解決して、皆から信頼されるヒーローになりました」というのは無茶な筋書き。
    描かれている人間がことごとく都合よすぎるのもどうかと。
    敵役の大人たちは都合よく馬鹿ですし、味方になる人間は都合よく物分りがいい。挙げ句の果てに主人公も都合よく成長できるのなら、小説内で散々強調されていた「現実」とは一体なんなのでしょう。

    主人公がそうであったように、「隠された裏側に潜入!」という興味本位で読むのはありかもしれませんが、しかし語られていることの100%は真実ではないでしょうし、良くも悪くもフィクションとしての某テーマパークであることはお忘れなく。

    最後に。文庫の裏側に書かれている、「友情、トラブル、恋愛……。」「楽しく、爽快な青春のドラマ」というのはあまり期待はしない方がよいと思われます。それほどでもないです。

  • ディズニーランドの裏側がばんばん出てきます。
    一応、『フィクションです』って書いてあるけど……どこまでが本当なのかわからないし、こんなに話して大丈夫なの!?って思っちゃった。
    読み終わって、ディズニーランドに行きたくなりました(*^_^*)

    ……主人公の性格が好きになれなかった(笑)勘違いの痛いヤツ。

  •  「ひとつ確認しておきたいんだがね、後藤君。
      ミッキーマウスのなかには、人など入っていないよ」

    という、「勘違い君」な主人公がディズニーランドのアルバイトとして採用されてからの3日間のお話。
    普段、お客さんにはひた隠しにされているバックヤードが舞台です。


    そんな煽りに惹かれて読んでみましたが、1から10まで失敗でした。
    まず主人公がうざい。
    劇中で勘違い君と言われているから作者もうざいと思って書いているだろう、成長してうざくなくなるだろうと思っていたら最後までうざかった。
    実力も実績もないフリーターが、バイト初日から地味な仕事を嫌がり
    「やりがいのある仕事、なにかないですか」とか
    「僕たち、意見を出すことも許されないんですか」とか言い出してしまう。
    他のキャラクターも薄っぺらい。

    バックヤードのあれこれもちょっとひどい。
    初めは、どこまで本当なのかな?と興味を持って読んでいたけれど
    普通の会社でもありえないだろというレベルのずさんさで、物語としても薄っぺらい。
    適当にショッキングな内容を考えたんですねって感じ。

    「非現実」を支えているのは「現実」ということを書きたかったのかもしれないけど
    ディズニーの許可は得てないんだろうなあ・・・。

  • ディズニーランドの内幕を知る。

  • タイトルに惹かれて購入。ディズニーの裏側。どこまでが本当??段々成長していく後藤くんに感動。私ももっと一生懸命にいかないとね。読後のいま、ものすごくミッキーに会いたいっ!★

  • 夢の世界をつくりあげる現実世界の住人たちの葛藤。

  • いままでとはだいぶ違った、新しい松岡ワールドの世界。
    これ、TV化して欲しいけど、ディズニーは絶対許さないだろーなー。
    ミッキーの正体がバレちゃうから(笑)

  • 生まれた時からお世話になっている大好きなディズニーランドのキャストの話。
    遊びに来る私達が、なぜ嫌な気持ちになることなく
    「夢の国」で楽しい思い出を作ることが出来るのか、
    裏側を知ることができた。
    いつも、満面の笑顔でむかえてくれる
    キャストの大変さ、人情、キャストの立場について考えることが出来ました。

  • この本はフィクションだけど、もしかしたら裏側でこんなやり取りがあるのかもしれない!
    と思いながら楽しく読めました。知らないからこそ想像を楽しめるって素晴らしい(≧∇≦)

  • 2012.3読了。
    書店でいつもオススメされているので、図書館で借りればいいものを購入してしまい後悔した一冊。
    若い世代に人気なのは納得。社会人経験なければおもしろく読めたかも。仕事をするということに対してリアル感がまるでないよ。TDL大好きだけど、裏側の話としてもつまらなかった。

  • もっと読みたいと思ってしまった。

    1冊では足りないね。

  • 実在するアトラクションや用語がところどころに出てきて、フィクションさながらリアルをのぞき見しているような気分で楽しめた。
    話としては、たった3日間で主人公の意識がこんなにも変わるものか…?とオーバーな気もしたけど。
    キャストたちのたくさんの苦労があって「夢と魔法の国」が成り立っているんだろうと思い知らされた。

  • タイトルが面白い!内容はもっと面白い!!

    千里眼シリーズの作者、松岡圭佑が独自の情報をもって描く。
     夢の国に憧れ、念願叶って携わる事ができた青年の夢と希望と落胆と成長の架空の物語。


    この本を知ったきっかけは知人に薦められての事。
    たまたま、話題に挙がってこんなタイトルの本があるんだけど…。と教えてもらった。

     知人
    「『ミッキーマウスの憂鬱』って知ってる?裏事情も載ってるし、面白いよ。」
     私
    「そんな本があるんですね…」
     …そして数秒の間…


    「あれ?憂鬱ですか?」 知人
    「そうだよ。俺も薦められて読んでみたんだけど知らない事とか結構書かれてるんだよね。」

    タイトルシュール過ぎる!まさかの憂鬱!

    上のようなやり取りをして、タイトルのインパクトにやられ購入。


    読んでみると面白い!読みやすい文体に採用される場面からの導入に次が詠みたくなる展開。
     しかも、裏事情満載!(全て本当かは調べる術はないですが…)

    読んでみて損のない内容!オススメです。

  • 夢の国で働きたくなっちゃう&次回行ったときキャストさんがかっこよく見えるであろう本
    思ってたよりラノベ寄りで読みやすいかも
    やっぱりどの業界でもプロってすごいなぁ

  • 全く面白くなかった。というか、生まれてきて一番面白くなかった小説だった。感情の生まれた根拠が意味不明だし、主人公は見てて痛いし共感できないし、久川の「大学で習っただろう…」の発言は寒気がした。社会で働く大人はそんなくだらない意見の主張しないと思われる。まるで素人の文章だ。

  • こんなに酷い小説は珍しいと思う。ディズニーに興味があるかないかに関係なく、中身がない。主人公の非常識な言動や、ヒロイン(?)の情緒不安定さにまったく共感できず、むしろちょー不快。主人公以外の登場人物にも、正社員と準社員の対立の設定にも、なんの魅力もなかった。小学生とかが読むならいいのかもしれないけど、社会人には陳腐としか映らないのでは。この本がディズニーに悪い影響を与えるとも思えないけど、こんな低レベルな小説の題材にされて気の毒だと思いました。

    装丁のトヨクラタケルさんのファンなので星ひとつ。

  • これは、思わず手にしたくなる本だ(苦笑)。あまり期待せずに、でも、ま、読んどこうか、みたいな。
    勧善懲悪をテーマにした定番時代劇を見たあとの爽快さは確かにある。
    無鉄砲で空気がよめない?若い主人公が会社という組織、労働形態による構造的矛盾をつき、自分の職場が利潤をただ求めるだけの装置ではないことを新鮮な目と行動で周りに気づかせていく。「希望」「夢」といった目に見えない、しかし、皆が求めているもの、を作り出す仕事の「やりがい」を。無鉄砲だからこそ、若いからこそ、なんだろうなぁ。

  • 最初は主人公空気読めなさすぎてイライラしたけど後半は気持ちが昂ぶってやばかった。これは一気に読むべき。

  • 主人公の後藤にイライラしてしまった。でも後藤は勇者で、藤本さんは助けるべくお姫様。調査部は悪役で、本当に夢の国の話だった。

  • 「ミッキーマウスの憂鬱 」
    松岡圭祐


    あらすじ。
    主人公 後藤大輔は、日本で最も有名なテーマパーク「東京ディズニーランド」で、準社員(アルバイト)として働き始める。
    夢の国の未知の領域である「裏舞台」、そこで彼が見たものとは…?

    ディズニーランドを支えるために奮闘するキャストたちの、人間ドラマ。
    中盤、ディズニーランドを揺るがす大事件が起きるのですが、 そこからラストへと向かう展開は、まさに「踊る大捜査線」でした。
    「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだっ!」
    そんな台詞が思わず聞こえてきそうな、熱い展開。

    シビアな意見になりますが、感想としては、これ、別にディズニーランドじゃなくても良かったんじゃないかな、と。
    「ミッキーマウスの憂鬱」という題名も、内容にそぐわないし。
    巻末にはあくまで「フィクションです」と断ってあるけれど、それにしては実名が頻出していて、 どこまでが本当でどこからがフィクション?と、どうにも違和感が拭えませんでした。
    でも、逆に言えば、読者にそう感じさせることができる程、リアルに描かれているということで。
    解説によれば、作者は実在する人気スポットを題材にした小説をいくつも手掛けており、その取材力には定評があるとのこと。
    ちゃんと「ディズニーを舞台にしたフィクション小説だ」と割り切れる方であれば、楽しめるかもしれません。
    ただし、ディズニーが好きな方には、おすすめできないかなぁ。
    最後までマイナスな意見で、ごめんなさい。


    以下、内容(「BOOK」データベースより)

    東京ディズニーランドでアルバイトすることになった21歳の若者。友情、トラブル、恋愛…。様々な出来事を通じ、裏方の意義や誇りに目覚めていく。秘密のベールに包まれた巨大テーマパークの“バックステージ”を描いた、史上初のディズニーランド青春成長小説。

  • どこまでが真実で、どこまでが空想なのかわからなくて、気がついたら自分もそこで働いてる気持ちになってしまう、活字なのに映画みたいな本です☆

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