ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9326
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101357515

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の成長という面では劇的すぎて、少し困惑してしまったが、この小説が伝えてくれるメッセージには感動を覚えました。正直、ディズニーの夢はぶっ壊されますが、それでも、今までとは違う、人間臭い夢の形を持ってディズニーに行くようになりそうです。
    この物語の本筋は、ディズニーにはない、けど、ディズニーを舞台に描いたからこそ考えさせられる、そんな小説でした

  • 薄味。
    ディズニーランド内部を語っているというところのみ新鮮で、他は普通。ストーリーはベタだし、勧善懲悪でキャラが安い。
    ディズニーランドという肉の部分を抜くと、基本構造は正社員とバイトの対立。これは正社員の方にライドせざるを得ないので、どうも悪役になった気分。正社員には責任があるのだから、バイトに口出しされたら嫌だ。それに典型的な悪に味付けしすぎだ。あんなやついないよ。
    結局、バイトの労働条件は最悪なことはスルーで終わる。主人公の将来は、生活もたないで転職しかないよなあ、と思ってしまう。ダンサーになれる人は残れるでしょうが。

  • #読了。派遣社員として、ディズニーランドで働くことになった後藤。華やかな世界を夢見て仕事に望むも、現実の仕事は着ぐるみを着せること。そんな折、ミッキーマウスの着ぐるみが紛失してしまい、仕事仲間が疑われるが。。。仕事を通じた青春小説なんだろうが、ディズニーランドの必要性があったのかと。。。

  • 前半は、こういう裏話系は苦手だし、主人公君は勘違いの空回りだし、読むのやめちゃおうかな…と思ったりしつつボンヤリ読んでました。
    あくまでも夢を1㎜も壊されたくないという方にはおススメできないのかなと思います。

    これはフィクションですとあるように小説なのだけど、その全てがフィクションとも思えないし、私にはどこまでは真実でどこからがフィクションなのかわからないけれど、きっとディズニーランドで働く人たちはきっとこんな風にプライドをもっているのかもしれないと思えたりもしました。
    半分読んだあたりから主人公君の空回りと成長に好感が持ててきて、最後のほうは実際ちょっとウルウルしちゃいました。

    思ったことは、この舞台はディズニーランドであったけれど、本当はこういうプライドや思いはどういう職業にも通じるような気がします。
    これを読んだらディズニーランドに行きたくなりました。

  • ディズニー好きなら読んでいて場所も思い浮かんで面白いと思います。
    ディズニーに行きたくなる!
    主人公は山田裕貴で想像しました。

  • ディズニーの裏側がどんなふうなのか想像するようになった
    着ぐるみの頭が並んでるところ浮かべた

  • ディズニーランドで仕事を始める21歳の男性の物語。
    素人の主人公が上司の会話に、首を突っ込むとこが全く共感できず…。
    3日間の出来事で、事件が起きすぎ感…。

  • ディズニーランドの裏側を知れた気がした。夢の国で働くのってこんな感じなんだ~って思った。もっとファンタジーな小説なのかな?って思ったけど真逆のリアルさだった!タイトルの由来も気になったかな。登場するキャストの誰かの感情が憂鬱?何に対しての憂鬱だろう?

  • ここのところ女性作家の本ばかり読んでいたせいか
    世界観、文章、登場人物のマッチョな感じに
    共感できず最後まで一歩下がって読んでしまった。

    ディズニーランドで働くってこんな感じなのかなって思いながら読む分には面白かった。
    第二巻も読むと思う。

  • タイトルに期待しすぎた感じはあり。
    主人公の成長が早すぎるかな。。
    でも、ディズニーランドに行きたくなった!

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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