ミッキーマウスの憂鬱 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101357515

感想・レビュー・書評

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  • 『ミッキーマウスの憂鬱』

    松岡さんの書籍。初めましてです。
    読者みなさんのレビューをみて、読みたいの一冊でした。

    どうなるの? の連続。
    そうなの? え!の連続。

    安心して楽しめるエンターメント小説です。

    1.主人公
    アルバイトを転々とする20代の男性。
    彼が次のアルバイト先として選んだのは、東京ディズニーランド。
    ジャングルクルーズでの採用試験。
    セリフもままならず、でも笑顔だけはピカ1。
    そんな彼が、採用、配属されたのは、ビソー部。
    ビソー部とは、美装部のことを指す。
    キャストの衣装、備品を用意する大切な仕事。

    2.面白み
    一日来場社数が万人単位の夢の国。
    そのゲストをキャストが支える夢の国。

    ・社員のキャストとアルバイトのキャストがどのように協力しあうのか?
    ・マニュアルで徹底された品質高い運営と臨機応変さも試される日々の対応。
    ・長くアルバイトを続けるキャストは何を夢みてるのか?

    新しく入ったアルバイトの彼。
    彼の初日、2日目、そして三日目を、読者も一緒に体験できます。

    3.読み終えて
    誰の、何のために、働くのか?
    仕事するのか?

    主人公の行動そして発言から、気づきと勇気をもらえる小説です。

    ゴールデンウィーク、夏休み、春休み。

    夢の国へのお出かけ前に、ぜひ、読んでみていかがでしょうか?

    みなさんを迎えてくれるキャストのひとたちへの気持ちが昇華するはずです!

    さあ、夢の国へ!


  • 自分の理想とする場所が自分が思っていたものと違っていて冷たい現実だったとしても、その場所でまっすぐ真剣に生きていける大人になりたいなと思いました。

  • かの有名なテーマパークを舞台にした本書はDay1からDay3で構成される。Day1こそテーマパークの裏事情の解説文のようです読み進めるのに時間がかかったが、Day2以降は早い展開と主人公の青臭い一所懸命さを応援しながらあっという間に読み終えてしまった!一つの疑問は、本書に出てくる内容のどこまでがホントの話なのかということ。あとがきまで一気読みしたがわからず。積読として所有する続編も早く読みたい衝動に駆られるが、新鮮さを味わうためにも何冊か別の作品を挟んでから読もう。楽しみだ。

  • 東京ディズニーランドを舞台としたフィクション。夢と魔法の王国の暴露本ではなく、著者のアレンジによって驚く程本物に近い演出に読む側は真実なのかと思ってしまうくらい物語に引き込まれていきます。主人公が舞台となる東京ディズニーランドに派遣社員として入社するが、入社日を含め3日間が濃すぎた内容で驚きである。3日間の出来事にしては詰め込みすぎかとも思いましたが、ありえないと思いながらも人間味のある彼の行動力を、読み進めるうちに応援している自分がいたと読み終えてから気が付きました。

  • 面白かった!!
    フィクションなのはわかっているが、実際もこうなってるのでは?!と思わせるようなリアリティさがありました。
    そんな展開あるかい!とツッコミたくなる場面もありましが、最後まで楽しませていただきました

  • とくに好みというわけではないが、イイハナシ。
    池井戸潤?もこういう話を書いてるんじゃなかろうか
    傲慢なお偉いさんをギャフンと言えせてやったぜ、みたいな。

  • 面白いです。

    最初は主人公にイライラしていましたが、最後には働いてみたいと思うくらい魅力的に書かれていました。

  • ちょうど良いページ数で、話もどんどん進んでいくのでサクッと読みやすい。

  • ディズニーが好きで、ワクワクドキドキする話が好きな方におすすめ

  • 職場の先輩にお薦めしていただいて無事読了。
    とっても面白かった!!ディズニー好きの人はみんな楽しめる作品なのではないでしょうか!
    思わずノンフィクションと思ってしまうような描写にドキドキハラハラしながら、展開も非常に面白く退屈する暇なく読み終えてしまいました…。
    フィクションだとわかってはいるけれど、改めて実際にキャストとして働いている方の凄さを実感したし、その方達のおかげの上で私たちは夢の国を楽しめているのだなぁと思いました。

著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2023年 『高校事変 16』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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