上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)

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著者 : 西條奈加
  • 新潮社 (2016年9月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101357768

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上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 三流料理屋が新しい仲間を迎えて繁盛していく、読んでおいしい小説。

    …と思って読んだら、ちょっと違う趣向が用意されていた。終幕は切なさと懐かしさが同居する読み味。
    料理はおいしそうで、あたたまりそうなものが多いので今の時期ぴったり。

    やさしい人がやさしく過ごせることの尊さを見る。

  • 98

  • 料理茶屋に奉公に出された娘お末の活躍に、読み進めていくことが面白く、想像していく通りのストーリーに途中まで納得していました。
    が、しかし・・八年桜の章では、菩薩のような若旦那の思いもよらぬ敵討ちあり。
    お末さんの言葉に救われその後の展開へと繋がっていきました。八年桜が生き続けて咲いてくれて~良かった!

  • 13歳のお末が奉公することになった『鱗や』は料理茶屋とは名ばかりの三流店。先輩の女中に嫌味を言われたり、客から盗みの疑いをかけられたりと辛い日々を送っていたが、若旦那による店の立て直しが始まり……と最近よくある料理と人情を組み合わせた時代小説っぽいけど、西條さんはまた違った味付けをしていました。途中で、だいたい仕掛けには気付くのだけど、それでも最後のある場面ではハラハラしたし、若旦那の境遇には胸を打たれた。綺麗に終わったから続編はなさそうだけど、もしあったら読みたいな。

  • 29年4月6日読了。

  • 素直で無邪気で可愛かった頃の自分(笑)はいったいどこへ???
    「初心忘るべからず」という言葉を改めて心に刻みました。

  • +++
    騙されて江戸に来た13歳の少女・お末の奉公先「鱗や」は、料理茶屋とは名ばかりの三流店だった。無気力な周囲をよそに、客を喜ばせたい一心で働くお末。名店と呼ばれた昔を取り戻すため、志を同じくする若旦那と奮闘が始まる。粋なもてなしが通人の噂になる頃、店の秘事が明るみに。混乱の中、八年に一度だけ咲く桜が、すべての想いを受け止め花開く――。美味絶佳の人情時代小説。
    +++

    出会い茶屋のような店だった鱗やに、不忠義をした従姉妹のお軽の代わりとして奉公することになった13歳のお末が主人公である。一年前に主の娘お鶴の元に婿入りした若旦那・八十八朗が、お客においしい料理を出す店として立て直そうとするのを助け、店の行く末を親身に考えながら奉公するお末の成長する姿が微笑ましい。しかしそれとは別に、若旦那には別の顔があるように思われ、時として身がすくむ心持ちにさせられることもあるのだった。鱗やの抱える問題と、若旦那の思惑、使用人たちの身の振り方、主一家の抱える闇。さまざまな要素が絡まり合って、鱗やの行く末を不安にさせる。時が一気に進んだラストは、ほっとさせられたとともに、鱗やの明るい未来を見届けたくもなる一冊である。

  • 鱗やを舞台にした謎解き。
    料理屋ではあるものの、料理は添え物というか彩程度。
    13歳のお末が主人公ですが、序盤からしっかり仕事も出来るので成長物でもなく、あくまでメインは事件と謎です。
    内容は結構シンプルで真っ直ぐ。綺麗に纏まってます。

  • 上野、不忍池に面した寂れた料理茶屋に信州から少女が連れて来られて働き始める。
    ヤル気のある若旦那が店を変えて行き、立派な料理屋として復活を遂げるが、この料理屋が辿った悲劇の復讐劇が幕を開ける。それ少女が必死に止める。
    謎解きもあって、軽く楽しく読み始めたが、奥深くて面白かった。

  • 最初は章ごとに事件を起こし謎解きするパターンかと思ってちょっと引き気味だったのですが。。
    時代劇で料理ものは流行りだけれど、主人公のお末の一途さや素直さが心地よく。
    最後が良いですね、恨みを持ちながらも手を下しきれなかった若旦那と、桜の下での再会。綺麗なエンディングでした。

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上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)の作品紹介

騙されて江戸に来た13歳の少女・お末の奉公先「鱗や」は、料理茶屋とは名ばかりの三流店だった。無気力な周囲をよそに、客を喜ばせたい一心で働くお末。名店と呼ばれた昔を取り戻すため、志を同じくする若旦那と奮闘が始まる。粋なもてなしが通人の噂になる頃、店の秘事が明るみに。混乱の中、八年に一度だけ咲く桜が、すべての想いを受け止め花開く――。美味絶佳の人情時代小説。

上野池之端 鱗や繁盛記 (新潮文庫)はこんな本です

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