渋谷に里帰り (新潮文庫)

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著者 : 山本幸久
  • 新潮社 (2011年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101358819

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渋谷に里帰り (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 読後感が爽快!楽しい!
    巻末の「女房が里帰り」も、稔くんのその後が垣間見られて楽しい。

  • 勇気の出るお仕事小説。若者にも、おじさんおばさんにも。

  • メインのお話よりも「女房が里帰り」のほうが好きになってしまった。

    こういう新入社員もいつかは・・・。私はこんな風にさとせないなぁ。
    みならわなきゃ・・・

  • タイトルの面白さから購入したが、当たりだった。小学生まで渋谷で生まれ育った主人公・峰崎が、親の都合で渋谷を去ったことで罪悪感を背負い、鬼門とさえ思った渋谷に営業職として戻る姿が物語の良いバックボーンとなっている。八時半の女=優里ちゃんとも初デートする前から相思相愛っぽくホノボノとしていて良かった。読了し『渋谷に里帰り』という言葉に得心がいった。

  • 渋谷が馴染みのない街だったけれど
    聞いたことのあるビルや地名がでてきて
    喧騒が浮かんできたせいか物語にすんなりと入り込めたかな。
    渋谷が出身地なんてすごい設定。
    お仕事をするってことは
    生半可な気持ちじゃ駄目なんだということがメッセージだったのかと。
    人と向き合うのは常に真剣でなくてはと自分にも問いかける良い機会になったように思う。

  • 大人買いした山本幸久。想定外の著作の多さで、まだまだ目の前に未読本が山積み。少々飽きつつあった作風ですが、最近ヘヴィーな本続きだったため、久々にこの人を読むと実に爽やかで心が洗われます。

    国立大学出でそれなりに将来を有望視されつつ食品会社に就職した峰崎は、周囲の期待を裏切る営業成績のまま30歳を過ぎる。まったくやる気がないわけではないが、野心はゼロ、喜怒哀楽を表すのが下手で、誰に対しても返事は「はあ」。ところが、営業成績トップの30代後半の女性社員・坂岡の寿退社が決まり、峰崎はなんと彼女の後任に決定。別に期待されてのことではなく、誰が引き継いでも彼女には及ばないと思われ、ならば誰にとっても痛手の少ない峰崎を手放してそこに据えておこうかというだけのこと。引き継ぎがてら、しばらく坂岡とともに彼女の顧客を訪れることになった峰崎だったが……。

    渋谷のど真ん中で育った峰崎は、とある事情からずっと渋谷を避けてきました。ところが坂岡の担当エリアは渋谷一帯。おそるおそる郷里に足を踏み入れる峰崎。

    こう山本幸久ばかり読んでいると、マンネリといえなくもないのですが、それでも彼の作品に出てくるのは魅力的な人物ばかり。峰崎が営業の面白さを知ってゆくのと同時に、読み手もその面白さに惹きつけられることでしょう。峰崎の上司の椎名や、“ホットパンツ”(HOOTERSのような店を想像してください)のマスターも傑作。やはり元気のない人にはお薦めしたい山本幸久です。これまで彼の著作を読んできた人には、過去の作品の登場人物も特別出演していたりして、より楽しめると思われます。

  • 2016/6/2
    劇的なことが起こるわけじゃないけどちょっとずつ成長していく様子が好ましいお話。
    お手本って大事なんだな。
    稔くんの元カノは前に読んだ美術館の人の元カノではないかな。
    この人の小説もちょっとリンクしてて探すの楽しい。
    好きだわ。
    後日談の短編の椎名さんがいい人で感心した。
    私にはできない。
    ダメだけどダメじゃない人書くのがうまいよな。

  • ぶうううんっていう擬音とかなんとななんですぅ!っていう話し口調の書き方が苦手。
    なんかおじさんくさい。
    でも話は平和だからよかった。

  • 前任者寿退社による業務担当引き継ぎ、これだけで長編(ちょっと短め)小説1冊書いてしまうってのが驚き。
    その上、まだ本気出してないだけ系の主人公が、仕事にも生き方にも恋愛にも、少しずつ前向きに取り組みだす変化の描写が、ちょっとヤサぐれた心にじんわりくる。

    渋谷という未知の世界をもうちょっと知っていたら、例えば舞台が、三ノ宮だったりしたら、もっとオモロかったんだろうけど。

    どんな世代にも問題はあるし、どんな世代間にも対立というかしっくりこない障壁みたいなのはある。でも世代や国籍やそういう大雑把なもんで括るだけじゃなくて、その大雑把な中から個性磨いて育てて行くのが人の付き合い方じゃなかろうかと、最近良く思うねんな。

    主人公が育っていく様を読んで、やっぱ成長って個人的な関わりの部分大きいよなぁ、と思った次第。

  • 久々の仕事シリーズを読む。椎名課長いいな。設定はいつも通り面白いんだけど、主人公が何年も営業畑にいてしかも32歳という設定がいまいちピンと来ないので、いまいち引き込まれない。渋谷が鬼門という設定も弱いし、結局成長したのかどうかも分からない。妻が里帰りが良かったので★3つ。いつか椎名課長の話を読んでみたい。

    作品間リンク------------------------------------------
    ■凸凹デイズ:①ホリマッセ ②醐宮

  • 里帰りとかいっても主人公は国立に住んでる。

    でも、懐かしい地名や建物などが出てきてそれは悪くなかった。

  • 力の入らない気楽な内容だった。他も読んでみようかな?

  • 【本の内容】
    峰崎稔は、大学卒業後、食品会社に就職、営業マンとしての野心もなく10年が過ぎた。

    寿退社する先輩から引き継ぐことになったエリアは、子供時代を過ごした渋谷。

    そこは、親の事業失敗で転居して以来、遠ざけていた場所だ。

    だが、顧客から信頼される先輩の手腕を目の当たりにするうち、仕事の面白さに気づき始めていく稔。

    そして、新しい恋が始まる予感も―オシゴト系青春小説。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    幼い頃、親の都合で住んでいた渋谷を去らねばならなかった主人公は、その土地を避けていたが、営業の担当を任され、渋谷をより深く知っていく――。

    買い物などに訪れるだけではない、小学校や店舗など、住む側の人から見た街。

    新しいビルの出現で再び話題に上る渋谷を、住む人のことを思いながら、主人公と歩いてみたい。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 山本氏得意のお仕事小説。
    これまでにさまざまな職種の作品を読んだけど、普通の会社員、しかも男性が主人公なのは初めてのような気がする。と言っても脇を固める女性陣の魅力が本作の肝だと思う。
    二人ともいいなあ。ちあきちゃんが怖い顔で睨むところを見てみたい。

  • 人の印象って変わるものなんだなぁ、と思いました。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-1049.html

  • なかなかイイ
    じんわり元気が出る

  • 渋谷を懐かしく思い出しつつ読む。
    やっぱり懐かしいなー好きだなー渋谷。
    と、ちょっと違う感想を抱きつつ。

    相変わらず山本幸久らしいふつふつと、静かに、元気になって、爽やかな気分になるそんな小説。

    珍しいのは、主人公がやる気のない、三十二歳の社会人十年目の男子であること。
    それが、何かきっかけがある、というわけでもなく(いや、あるのだが、それよりもなんとなく、緩やかに、という方が正しい感じがする)いつの間にかかっこいいやつに、生きてるやつになっていく。

    山本幸久らしい。
    あったかい、青春小説です。

  • 峰崎稔 杉並区阿佐ヶ谷路上喫煙禁止 屋上 素振り 八時半の女 32 マック 営業 物流 汗 恵比寿 学芸大学 坂岡女史 小野寺 寿退社 教師 立川 調布 フランス料理 直帰 墓参り 北陸 はあ ガリ勉 腐っても鯛 ホットパンツ デカパイ 一等地 鬼門 渋谷エリア 引継ぎ 岩盤浴 ミネサキパン 二十年ぶり シスコ フリッパーズギター 裏切り者 安西 リンゴマークの機械 ナポリタン 空自信 京王線 キャバクラ接待 生駒屋 負けるものか スクランブル交差点

  • すらすら読むことができた。
    読後もすっきりしており、日々の仕事に対するやる気がわいてきた。

  • なにもせずともなんとなく容量のいい主人公

  • 坂岡さんみたいな人がたくさんいれば、もっと仕事の効率があがると思った。
    直帰しすぎだけど笑


    会社の上司の話をうだうだ聞く時間があるなら行動する。それが1番!


    渋谷育ちの峰崎も坂本さんもいいキャラがいて楽しかったです。

  • 仕事で凹んでいる人に勧めたい。社会人10年目だってこの主人公のように変われるんだと元気になれる本。
    渋谷区の大和田図書館で見かけ入社1て、読みたかったオシゴト系青春小説。
    自分の子供の頃の渋谷が描かれていてわかるぅ!と一人ツッコミ。もちろん、渋谷のデートには、東急ハンズがかかせない。

    主人公は入社10年目の宇陀つの上がらぬ32歳。男尊女卑の会社に見切りを付け、50歳の取引先社長と結婚する30代の辣腕女子営業ウーマンから仕事を引き継ぐ。引き継ぐエリアが主人公のトラウマのある子供の頃住んで渋谷。

  • 「ある日、アヒルバス」→「凸凹デイズ」からのこれ。

    またもやお仕事系のお話。ここまで短期間で同じ系統のものをたくさん読んでるのにすんなりと入っていける。

    坂岡さんの「仕事を辞める理由」に、ああそうだよなあと思う。そんな中でも坂岡さんが頑張ってきた事はすごいことだ。

    稔が最後にしっかりと「負けるものか。」と思ったこと、正直うらやましい。

    そして今回もゲスト登場。「凸凹デイズ」の醐宮さんでした。電話の向こうで慌てていたのはきっと大滝さんだろうな(笑)
    人ではないけれど「ちくわぶ」が出てきた事にもにやり。

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渋谷に里帰り (新潮文庫)の作品紹介

峰崎稔は、大学卒業後、食品会社に就職、営業マンとしての野心もなく10年が過ぎた。寿退社する先輩から引き継ぐことになったエリアは、子供時代を過ごした渋谷。そこは、親の事業失敗で転居して以来、遠ざけていた場所だ。だが、顧客から信頼される先輩の手腕を目の当たりにするうち、仕事の面白さに気づき始めていく稔。そして、新しい恋が始まる予感も-オシゴト系青春小説。

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