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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「幸せっていうのは、死ぬまで走り続けることなんだぞ。それに家族はどこにいてもひとつだけど、人は死ぬまでひとりだ、わかったか。」
― 87ページ -
先のことはわからない。無限だ、淋しいほどの無限だ。限りある人生の中で、人はその無限の重みに耐え切れなくなり、何度も目をつぶる。
― 84ページ -
人を好きになることは本当にかなしい。かなしさのあまり、その他のいろんなことがかなしいことまで知ってしまう。果てがない。嵐がいても淋しい、いなくてももっと淋しい。いつか別の恋をするかもしれないことも、ごはんを食べるのも、散歩するのもみんなかなしい。これを全部「嬉しい」に置き換えることができることも、ものすごい。
― 62ページ
みんなの感想・レビュー・書評
「うたかた」は甘い印象。
「サンクチュアリ」は切ない印象。
甘いなー、そして若いなーと思わされた時点で、私はもう若くはないのかしら。でもホカホカした読後感。
個人的には「サンクチュアリ」の方が好き。
読めば読むほど良い
『長い目でみろよ。
大丈夫だよ。
お互い気に入ってるって事はな。
うまくいっちゃうもんなんだよ、
きっと。
無理とかしなくても。
だめなもんはなにしても
だめになるし、
うまくいくものはどうやっても、
うまくいくよ。』
若気のいたり
先のことはわからない。
無限だ、寂しい程の無限だ。限りある人生の中で、人はその無限の重みに耐えきれなくなり、何度も目をつぶる。
「幸せっていうのは、死ぬまで走り続けることなんだぞ。」
嵐の中で優しく目を細めて父は言った。「それに家族はどこにいてもひとつだけど、人は死ぬまでひとりだ、わかったか。」
一番最後のページでお父さんの優しさが初めて垣間見えました。家族は大事にしようって改めて思える作品でした。家族は支え合って生きている。そう、強く感じました。
「うたかた」は不思議ばななワールド感があるものの爽やかで落ち着いた話。「サンクチュアリ」は暗く静かな海の情景が根底から抜けず、でも優しく健やかな話。
(所蔵は1988年発刊の福武書店ハードカバー)
相変わらず、吉本ばなな先生はすばらしい。あとがきで自分で書いたような感じがしないとあったが、吉本先生らしい表現がたくさんあった。かなり前の作品だからか表現が1つのセンテンツに含まれていていい意味で濃く、ごちゃごちゃした感が文章にあり集中していないと読み落としてしまう。テーマや伝えたいことはいつも同じなのにほとんど同じ言い回しが出てこないところ、後半におっと思わせる違った表現を入れるところが吉本先生のすばらしい点だと思う。だーっと何となく何も考えていなくとも読破できてしまう、最近流行の恋愛小説とは次元が異なる。今恋をしているから泣いてしまった。
パステルカラーの少女漫画を読んでいるような居心地の悪さ。
夜にポエムを書くような少女が書いたような本。
出てくる人たちも優しくて、空気も優しくて
悪くないんだけど、なんだか遠い目になってしまう。
( -_ゝ-)<ふーん・・・・
吉本ばななさんの本は、もう20年ぐらい前から
読もうかどうか迷って迷って、先日『Q人生って?』を読み
好印象だったので、ついに手に取ってみたのだが
予想通りの文章だった。
江國香織も、もう何年も二の足を踏んでいる作家。
すすめられたら読むのがポリシーの私だが
すすめられたこともない作家だ。
江國さんの本を手にとるのは何年かかるかな。
読み心地のよい文章と、やさしい物語で癒される。
サンクチュアリは壮絶なんだけど、傷ついた人、絶望している人に対しての包容力のある展開が素敵だった。
少女漫画的で、深みがある物語ではない。
でも、描かれていることが綺麗で、浸っていたくなる独特の世界観だ。
「そんなに深くなかったやん、その海。」(うたかた)
結局ね、恋のはじまりみたいなウキウキ感で幸せそうやったと。
サンクチュアリは、大切な人が死んでしまった男女の話。
どっちも少女漫画的若々しさが感じられると思ったら、なんと吉本ばなな2作品目。 1988年の吉本ばななのあとがきが若々しい!
そんなあとがきを見ていたら、「キッチン」が流行った年、小学生ながらも図書室で借りて読んだと思い出しました。
決してつまんなかった訳じゃなくて、想像とちがったんです。
話的にはわりとアリです。
珍しく違和感を感じない、女性作家の作品だった。
訪れる刺激がさりげなく、とても癒される文章と感じた。それゆえに、芯の部分が突き刺さってくることがないのだけど、それが読みやすさに繋がっている。
読みやすい。
ちょっとしたドラマとかにしやすそう。と思った。
一人一人の感情よりも、その時その場所の風景や空気を想像しやすくて心地のいい本だなと思った。
吉本ばななさんゎ有名すぎて、少し敬遠してたから。尚更新鮮。
他のも読んでみようと思った。
吉本ばななさんの恋愛小説。
普通の人なのですが、背負っているものが重かったり
複雑だったり。
巧みな文章表現で、ずるずる引き込まれて読みました。
この本について、アメブロでも書いています。
http://ameblo.jp/waremoko-tadoku/entry-10220246371.html
読んでいて思うことは、これは少し若すぎるな、ということ。若すぎる、揺れすぎる。その若さを、私は確かに通ってきて、知っているから、これは若すぎる、と痛いほどだった。今だって十分に若いつもりだった。けれど私はもう若くない。それがわかった。痛いほどわかった。
ばななさんの本ではキッチンが大好きです。
この本もキッチンと同じような空気が流れていて。
切なくて。悲しくて。甘くて。
ばななさんの文章は「空気」が良いと思います。
江國香織よりも少し具体的な感じ。「うたかた」は両親のストーリーをもっと読みたいと思った。「サンクチュアリ」も一人一人のもっと深いとこまで読みたい。短編を読むといっつももっと読みたい欲が出る。
設定やストーリはいろいろ奇抜だったが、最終的にはふつーの恋愛小説というところで落ち着いた。

今さら読んだ「キッチン」がとても好きだったので、吉本ばななを借りまくった第二弾。
同じ著者が書いたという同じ雰囲気で、またもや切くて、哀しい、けれど暖かい話。
別々に育った兄妹が出会う話と...





