赤ちゃんのいる日々―yoshimotobanana.com5 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2004年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101359229

赤ちゃんのいる日々―yoshimotobanana.com5 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • p11?〜、すばらしい山下書店に行って、品揃えにうなりつつ、本を買って帰った。
    私も本屋さんでバイトしたいたのでよくわかるけれども、あの狭い店内、限られた棚に、どうやって「そのジャンルでは注目の本」を入れて小宇宙を作るかが大切なのであり、広さ大きさは関係ないのだ。ちょっと見れば、すごい目利きが選んだということがちゃんとわかるのだ。?
    p16?本当にすごい人は、絶対にそのことを自慢しない。しなさすぎて気が抜けるほどだ。?
    p83?高級中華なのに赤ちゃんオッケーで素材最高なのだが、店のお姉さんがどたどた歩いて、がしゃんと皿を置くのでちょっとがっかりした。決して取り分けてもくれないし。いつもそこの印象がいいのは、係の人がすばらしかったんだ、とあらためて思った。猫のようにすうっと歩いてくる人だった。それで味の印象まで変わるなんて、驚いた。?
    p87?田中一村の絵を見に行く。
    すばらしすぎるものと、どうでもよすぎるものが混在していた。すばらしすぎるものは、世界的なすばらしさなのだが、どうでもいいものは、ほんとうにどうでもいいものだった。悲しい気持ちになる。不遇だったのではなくて、やっぱり実力不足なところがあったのかと。それから、どうして、自分の好きなものをもっともっとつきつめていかなかったのだろう?という気がした。好きなものを描いては、人の目も考え…そういう感じがした。認められないということが、人をそうさせてしまうのだろうか。いや、違う。違う画家がたくさんいた。自分の作品に対する態度も含めて、画家なのだろう。?
    p92?母乳をやめるときの感じには、ちょうど男女が別れるときの悲しい重苦しさがある。人間の全ての感情は、ほんとうに三歳までに作られるんだ…と愕然とした。?
    p99?〜幸せって小さいもの。でも永遠に残る思い出になるもの。?
    p118?お金儲けでもなく、自分の技術に酔いしれるのでもなく、人がちょうど手を抜きたいところやなまけたいところ(たとえば休み時間を早く取りたい時刻とか、急にすごく面倒くさい大変な患者さんが来るとか、ちょっと適当にやっても目立たない虫歯の場所だとか)ほど真剣に、丁寧に、よし!と心を切り替えていっしょうけんめいやってくれるこの先生を、私はプロだなあ!といつでも思う。?
    p142?〜結婚と恋愛って、違うんだなって。私が矢野くんと結婚したかったわけではなくって、なんとなく。彼の頭脳とか顔とか動きとかだけじゃなくって、彼の優しさとか、だめなところとか、持ち物のくせとか、仕事しすぎとか、そういう全部を包括する生活が結婚なんだなあって。恋愛っていうのは、ピンポイントでぐっとするものなのだなあ。二十四時間じゃないんだ、きっと。?
    p159?〜あれほど仕事ができそうなキレのある人をなかなか見かけない。ジャンルが違う世界でも、優秀な人ってすぐわかる。?
    p190?〜何事も一方的なことって、傲慢さを(たとえその人にはそんなつもりはなくても)感じてしまうのが人間の性だろう。人は人と何かしらでつながっているものだから。?
    p201?〜特に気になったのは「トマトが異常に好きという状態は、別れのつらさを感じている人に多い」という部分だ。?
    p204?BGMは深夜のクレイジーケンバンドのライブだったけれど、〜ちょうど彼らの「やればできるよできるよやればやるしかないんだからやらなきゃだめなのよ」という内容の曲がはやっていて、とても励まされたことを思い出した。?
    p221?〜やはりはじめのパッションを失わない個人事業はむつかしいものだなあ、とか。?
    p224?〜頭の中だけで考えないで、体を使うと意味がでてくる。そう思うと、ひきこもりの人とネットの関係は「体がぼんやりとしてきて、輪郭がどこからどこまでかわからなくなっている」という意味... 続きを読む

  • 再読
    2003,7-2003,12

    松陰神社の山下書店、またまた登場w
    世田谷通り沿いの肉まんはルーガンだな

    本当に「赤ちゃんのいる日々」って感じで、
    よしもとさんの苦手なところが薄めで読みやすい巻でした

  • 赤ちゃんと一緒に生活することは、きっと大変なことの方が多い。でもかわいらしさや楽しさの方が大きい。私にはこどもはいないけれど、素直にそう思えました。友人達に次々とこどもができ、今までの優先順位が変わってしまい、寂しい思いや、まぁ嫌な思いをしたこともあったけれど、この本で母となった人の本音を知ると、あの頃赤ちゃんのいる友達にたくさん会いに行っておいてよかったと思えました。ばななさんはやっぱり嘘がなく、正直な方だと思います。

  • 読んでしまう。人の日記を読む不思議。
    難産怖い…でも赤ちゃんかわいい。
    動物もたくさんいる家なので参考になるところも。アトピーかー。

  • 「みんな相手が家に帰ってくると『どこ行ってたの!』なんていうけど、なんで今目の前にいるのに、いない時間のことでもめるのかさっぱりわからない」(岡本太郎の妻)




    よしもとばななさんはレダのノートを使って本を創っている。ボダムで売っている?



    カウブックス という本屋



    簡単なことです。ほんとうに。
    それは「じゃあこのままずっとここにいたら、どういう気分?」と考えて、「あと三年はいれるわ」と思ったら、そのままとりあえず続けるのです。もしも考えただけで体調が悪くなったらやめてしまえばいいのです。出口がなくなり、先が見えなくなるまでそこにいたのは自分のなまけだと謙虚に受け止め(途中で風穴をあけるチャンスはたくさんあったはずだから)、したいこととか力がわいてくるようなことをするのです。でも、したいことに向かう力のわいてこないようなときには全体が疲れているので、休むのです。
    こういうことを書くと「現実はそんなに甘くない」というやからが必ず出てくるのですが、それは、嘘です。現実は厳しいからこそ、こうやってシャープに現実に対応していくのですから。


    ***************

    ばななさんの日記。読むの二冊目、かな。安定の日常感がおもしろい。
    全編を通じて伝わってくるのは、その時その時を楽しく生きよ、今を大切に、肉体を使ってこの世を生き抜け、という、そういうことな気がする。
    無性に子育てがしたくなった。しかも、生んだ直後からの、母乳からの一連の子育て。そうなると、里子はあきらめなきゃなのかなぁ。

  • 読み進んでいくごとに子供を産みたくなる。Q&Aの最後のお返事にココロうたれる。

  • だいすきよしもとばななのエッセイシリーズ
    今回は、
    『赤ちゃんがこんなに面白いとは誰も教えてくれなかった』
    よしもとばななの子育て日記

    なんだろー林真理子みたいに
    特別凄いとこにいってるとかそういうわけではないけど、
    なにやら心惹かれるんだなあ。

  • (「BOOK」データベースより)
    出産から約半年が過ぎた。子育ては体力だと痛感する。仕事はいままでの何倍も時間がかかり、ストレスと寝不足が続くとたちまちおっぱいも不味くなるらしい。それでも赤ちゃんと意味もなくたわむれていると、これこそが人生だと思えてくる。疲れることする素晴らしい、と感じる。家に明かりをつけて、愛する人とごはんを食べて―人間を幸せにするものは、やっぱり人間なのだと思う。公式ホームページの日記とQ&A。寝不足にもめげない育児日記。

  • 読みながら、ばななさんは母乳育児をがんばっていたのだなと分かった。私も完母は無理だろうけれど、できるだけ母乳でがんばっていきたいので、桶谷式のマッサージとか食べるものが即乳に現れる生活とか、全然科学的なことが書いてある訳ではないのだけれど、タイトル通り「赤ちゃんのいる日々」が浮かんできて読んでいて楽しかった。あと、赤ちゃんと触れ合いつつ、家に閉じこもらないであかちゃんと一緒にいろんな人に会っていろんな所へ出かけているのもすごいいいなぁと思った。それを許してくれるような環境というものもあるのだろうけれど、今赤ちゃんを連れて外出することにすごく不安を抱いているので、怖れずに外へ出て行こうと強く思う。
    Q&Aの「先のことは思わず、生きている間をただ必死に充実させて幸せに」という回答の中の一文がすごく心に残った。

  • yoshimotobanana.com 5 バナナさんのブログの本第5弾。
    初めて読みました。エッセイよりも、さらに生活密着型の切り口になってました。
    バナナさんの男面の説明がされていて、なるほど。と、思ったものです。
    個としてのゆるぎない目線と解釈があるからこその、小説なんだな。ってよみました。

  • よしもとばななさんの出産後の日記(約半年分)

    「赤ちゃんのいる日々」だけど
    あまり赤ちゃんはメインではなくって
    赤ちゃんと一緒に、しょっちゅう外出して
    楽しい仲間と、感じのよい店で
    美味しいものを食べて幸せを感じている日記。
    そういう幸せって、私も好きだなぁ。

    でも私なんて、こどもが同じ頃は
    育児に振り回されっぱなしで外出がめんどくさくて
    極力出かけないようにしていたので(`×´;)
    よしもとばななさんは、気負わず
    社交的な人なんだなぁと思う。

    そして色々と感じ取ってしまう人らしい。

    登場人物の説明がないので
    誰が誰だか分からないけれど、
    よしもとばななさんは決して他人への悪口を
    書かないので、読んでいて温かい。

    周囲の人々がみないい感じなのも
    きっと、よしもとばななさんが
    穏やかな素敵な人だからなんでしょうね。

    日記を読むことで、
    自分も温かい素敵な世界に浸っていたので
    日記が終わってしまったら寂しかったです。

    赤ちゃんが、まるでウクレレのようだと書かれていたのも
    愛らしかった。今は、もう成長して
    大きくなってるんだろうな(*^▽^*)
    (私の息子は、生まれた直後に地蔵のようだと思ったけれど
    成長してもやっぱり地蔵なんです。)

    読後感が凄く良かったので感謝♪

  • 妊婦さん時代のよしもとさんの話は、母親が流産したころの話を思い出した。よしもとさんも危なかったというが、
    妊婦さんが妊婦であることに集中する、というのは当たり前のようで難しいんだな…。
    スピリチュアル系の話が当たり前のようにポンポン出てくるので、
    霊感とかまったくない私にはちょっと未知の世界だ。

  • そういうのを言わなくても伝わって、きっとこの人、きついんだろうな、といろいろそっときをまわしてくれる。経験豊富というか大人というか甘えのない人たちって、本当に思いやりがあるという気がする。人ごとは、人ごとと思っているうちは相手をスーパーマンにしてなんでも大丈夫な人にしてしまうけれど、自分だったら>と考えてからもう一回距離を置き、人ごとに戻すと、不思議とその人の真の久能が見えてくることがある。そして甘えでも道場はなく、愛が湧いてくる。そして言葉とかムードとか形ではなく、あくまで具体的に助けようという気持ちになってくる気がする。
    神様はいるとさえ、思いましたもの。
    ダライラマは普通にしたいことをなにひとつできない人生、そしてこれまでの歴代ダライラマ様の中でも最もきつい天声だ。大変な人生だ。本当に徳が高い人だと思う。

  • 玲子に勧められて読み始めた、yoshimotobanana.comシリーズ。とりあえず図書館にあった、第5弾から読んでみたが、なんていうんだろう、すごく惹き付けられる感じで、ガンガン読んでしまう!全部よみたい!

    なんか、いろんな楽しい大人に囲まれて、チビラくんはいい感じにきっと育つんだろうな~と思う。やっぱ、おもろくて楽しい人に囲まれた毎日が一番よね!

  • ご自身で、小説として書いていないので
    文章が文学的価値が無いようなことを書いていらっしゃるのですが
    流石作家さんとでも言うのか、目の付け所が違うとか、
    小気味良い言い方とか
    相変わらずうまいなあと思ってすっきりしたりします。
    面白い。

  • Q&Aの読者の質問は筆者に媚を売りすぎです。
    ある種の宗教です。

  • 育児って大変、としみじみ…
    ちょっと文が乱雑で…(当たり前か〜)

  • よしもとばななさんのWEBエッセイ。

  • よしもとばななの出産秘話。私自身が出産したばかりなので、手にとってみたが、自分とはあまりに世界が違う気がした。
    でも赤ちゃんを手にいだく感動はみな変わらないのだなと微笑ましく思った。

  • 「こんにちわ!赤ちゃん」とい同じような個人的日記。
    WEB日記を読んでいないので
    誰がどういう関係なのかよくわかんない。

  • 文体が凄く銀色さんのつれづれノートに似ている!(逆なのか) この人の描写の「考えられないくらい」「信じられないくらい」という、感嘆を表すものがくどく感じられて辛くなってきた。合わなくなってきたのかなぁ。これはサイトの日記として出ていたものらしく、しかも前後にシリーズっぽい文庫が出ていて、これだけ読むと人物相関図がまったくわからない。エッセイとしては読みづらくて駄目。

  • 大変なことが伝わるけど、安心するのが不思議な感じ。人間みんな同じ感覚の部分も強くて自分だけじゃないんだって思えた。

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