引っこしはつらいよ―yoshimotobanana.com〈7〉 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2005年6月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101359243

引っこしはつらいよ―yoshimotobanana.com〈7〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ばななさんの日記につづられていることばのなかに、いつもいくつかはっとするものがあります。多くの人にあてはまるものでは決してないかもしれないけど、私には確かにあって、それは自分が感じているけどことばにできていないもやもやしたものを見事に言い当てているようです。

  • ウェブ上の日記が本に。いい人たちに囲まれているなあ、ばななさん

  • よしもとばなな『引っこしはつらいよ』新潮社、2005年 読了。
    公式HPに更新されたよしもとばななの日記(2004年7〜12月)の書籍化。
    *
    ただの個人の日記なのに、面白い!の一言。
    『オハナちゃん』『ヒロチンコ』『チビラ』etc.彼女が日々関わる人たちが、彼女の文章の中で生きています。
    住み慣れた街を離れる寂しさ、インタビューを受ける時の違和感etc.日常生活で、ここまでさまざまな人間の感情や機微を、感じ取って、かつ文章化できるってすごいなぁ、としみじみ。
    ライトなタッチの文章の中に、時々核心を突くような記述があって、ドキッとします。
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    気になったフレーズをめも。
    ”みんな書きたいものを書きなさいと言うが、書きたいものなんてあるはずがない。基本的に創作というのは副反応というか、とにかくなにかできごとなり感動なり怒りなり感慨があって、それに対するリアクションを「自分独自の形で」表すことなのだと思う。それを勘定に入れなければ過去の自分の模倣だけでいけてしまうのだろうが、それでは生きている人が創っているとは言えないので論外だ”
    (p.53 l.14-p.54 l.5より引用)
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    ”現実のどろどろを書かない、ということと現実を知らないということは違う。重いものを、一回転させて軽く書くという手法と、軽いということは、違う。作風と人生は多少はかぶっているが、違う”
    (p.252 l.11-13より引用)
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    9/25追記。
    よしもとばななの語る菊池成孔評が秀逸。
    ”普通、こういう「80年代型フィクションこそが人生」という人は、財力、知力はあっても体力に欠けている場合が多いが、菊池さんの場合は(中略)、あちこちに破綻はあってもすべてが奇跡的にそろっている稀有な例だ。そして、確かにこういう大人は街には確かにいるのだけれど、普通は決して表に出てこないものなのだ。さらに文筆の才があるっていうのがまためずらしい……。彼自体が奇跡だと感じた”
    (p.34 l.3-7より引用)
    *
    9/25追記。
    ”年のせいか、みんなが集っていてにこにこしているだけでも嬉しい。昔、疲れ果てていた頃は、どんなに好きな人たちでもいっぺんに集まると体力がついていかず、こころからの笑顔になれなかったことを思うと、私は今、かなりいい状態にあるな、と思った。とにかく愛する人々が生きていてここにいるというだけで、ただひたすらに嬉しいのです”
    (p.44 l.3-7より引用)

  • よしもとばななの日記。
    子供が生まれて飼っていた犬が亡くなってからの日々。
    人の日記を黙々と読む不思議。
    知らない人ばかりなのに、知り合いのように親しい気持ちになっていってしまう不思議。
    チビラ君の描写と
    時々出てくる『きゅ〜ん!』という表現が、読み続けてしまうポイントかも。

  • よしもとばななエッセイ
    赤ちゃんチビラ&フレンチブルドックのおハナちゃんとの暮らし、世田谷から下北(いいな!)への引っ越しなど
    忙しくもなんだか幸せそうな日々を綴った日記

    本当に普通の文なのになんかもっとよみたくなる!不思議だなあよしもとばななは…スピリチュアルだあ

    そして大事なことを教えてくれる気がする

    『私にとって、最低の親不孝は子供がいやいや人生をおくっているのをみることです。最高の親孝行は楽しく暮らして親のことなんかふだんは忘れているが、それでもひまを見て声を聞かせてくれたり、顔を見せてくれることです』

  • 途中までしか読めなかった。

  • それぞれが同じ速度で成長していて、自分は以外にバリバリやっていることもわかる。それぞれ違う場所でバリバリと生きていくうちにもまた会うためには、ちゃんと自分でいるしかないんだなと思う。忙しい人たちのそういうシャープさが好きだ。何か精神性のレベルが違うと、やがて同じ空間にいられなくなるものなのだ。それは一見残酷なシステムだが、実は素晴らしい恩恵なのだ。
    誰と誰であっても、今、会えるのは奇蹟の時間。今度だとかまただとか次でいいや、だとかはそない。
    忙しさってよくない!でも忙しいときもあるのが人生なので、ふ義理は仕方がないと思うしかない。

  • 最後にもう一度読んで売ろうと久しぶりに読みました。いつどこで読んだか覚えてないけど前に読んだときは鬱々してたなってことは思い出した。まだ売らずにとっておいてみよう。

  • 『だるさとの戦いが人生』は名言だと思った。

    医者に勝手に触られた話、すごく同感。
    自分が潔癖症なこともあるが、それを差し引いても断りも無く触るのは失礼だろう。
    -言断るべきなのに、先生とか偉いポジションだと偉そうにしていていい、
    と勘違いしていて失礼なことを平気でやる。という人は、医者に限らず多い。

    国を愛するとは、やっはり人が好き、子供が好き、そうやって流れていく
    基本的なことだと思う。それが愛国心、だと思う。
    必ずしも特攻機に乗り込んで命を犠牲にすることではない。

    嶋田さんの話は面白かった。
    今まで、友達から聞く話を含めてこんないい人な不動産屋さんなんて出会ったことがないから
    こんな人もいるんだと驚いた。親切だけど、これくらい自分の仕事に誇りを持って欲しいと思う。
    チビラくんが誰もいないお墓の方へ手を振った話は、凄いと思ったし笑ってしまった。

    『優秀な接客はセラピー』これも名言だ。
    本当にそう。特に、私とかみたいな人間にはそう。
    接客に金を払ってるようなもんだ。
    良い接客をされたらとてもいい気分がするし、とてもいい物を買った気になるし
    またここで金を落とそうと思う。
    その逆は、全て逆に最低でお互いに良い結果にはならない。

    指輪物語、もとい、原作を読んでいない人向けに言うとロード・オブ・ザ・リング。
    映画版は旅の仲間以外は最悪。リブ・タイラーに気を遣いすぎ。
    王の帰還もフロドかなり役立たず。サムはちょっと役立った。
    けど、原作を小学校のときに読んで以来のファンな私には、フロドが役立たずとは思えない。
    フロドじゃなければあの指輪は必ず中つ国を滅ぼしていたはず。
    と思うけれど、キャストがぴったりというのには本当にかなり同感。
    イライジャさんを見たとき、フロドを見てしまったと思って物凄く驚いた。
    アラゴルンはイメージが違うが、レゴラスはぴったりだったし。

    地震の話を読んでいて、ものすごくすっきりした。
    そう、そういうことです。と思っていることを、こういう作家先生みたいな偉い人が
    ずばって言ってくれてるのが気分が良かった。
    これを総理大臣とか救助関係で実質的に偉い人が思って言ってやってくれたらいいのに。

  • ストレスでいっぱいになった時に、旦那さんと話してて泣けるのが羨ましい。

  • よしもとばななさんのWEBエッセイ。

  • 疲れが、文章全てにあふれている。それでも必死にシャープにものをみて、言葉を表現してるように感じる。力をふりしぼらないと。

  • 共感するところがいっぱいあった。
    やっぱばななさんのエッセイは面白いわ。

  • すごく普通の日記なのに、なんでかすごく慰められた。「流れに逆らわず生きる」ってことを地で行っているからかな。

  • これも日記。日々の浮き沈みが読んでて面白いなー。また買っちゃおう!

  • 休憩時間に読む、どこで読み始めてもどこで読みやめてもいい一冊。刊行された日記の何よりいい点だと思う。

  • ウェブ日記をまとめたもの。よしもとばななの本は、読んでいると自分の日常の見方が変わる気がします。キラキラしてくる。

  • 赤子を抱えて作家兼主婦兼社長の多忙な日々、更に引越し。でも彼女のまわりにはいつも素晴らしい人たちがいる、それは彼女が素晴らしいからだろう。男らしさにも磨きがかかる。

  • よしもとばななさんのホームページが更新されるのを、毎日楽しみにしている。日常をのぞかせてもらって、なぜかほっとした気分になるのは、私だけではないはずだ。

  • お引越しをしたそうです。<br>一軒家かな。<br>新しい犬のおハナちゃんもいます。<br>ばななさんは交友が広い。<br>いや、狭く深くなのかなぁ・・・<br>良く出てくるなっつくんが気になります。

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