みずうみ (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101359328

感想・レビュー・書評

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  • 確か、湯船に浸かって。

  • 初めて読んだ時はお話の透明感に感動したのだけど、今回は印象が薄かった

  • 地元の名士とバーのママの間に生まれた私生児のちひろ。ママが死んでしまってひとりになったちひろは、壁画を描きながら、心に何か重いものを抱える中島くんに少しずつ惹かれていく。
    よしもとばななさんの本は、感想を書くのがとてもむずかしい。読んでいて響くフレーズにブックダーツを刺して後で読み返している。
    自分の精神状態によっても受け取るものはちがうのかもしれないと思った。

  • 2回目
    私にとって 大きな軸となる物語

  • もう一度よみたい よまなきゃ…

  • 2人の間にある空気が、とても静かで綺麗。

  • 元気になりたくて読んだけど、なかなかどっしりとした重ための小説でした。

    見えている、見ている世界は一部分であって、見ないようにしてるけども、そこに存在している世界が確かにある。
    身勝手に落ち込むことも失礼な気がする。

    感覚で生きていても、選び取る為のルーツがある。
    それでも、幸せは在る。

    「読み取れる感受性だけが、宝なのだ。」
    それが一番素晴らしい!

  • 最近読んだ本の中で一番ハイライトを引いた作品だった。
    『ひとりでいた時にはつまらない‥‥異空間がかいま見える。』が特に共感できた。
    ちひろの仕事に対する向き合い方が好きだったし、登場人物の人間関係がとても綺麗に思えた。

  • この本を買うことにしたのは表紙が綺麗だなっと思ったことと安かったからだ。近くに古本屋さんが新しくオープンして50円で売っていた。
    よしもとばななさんの本は「キッチン」だけ読んだことがある。かなり前なので曖昧だけど自分の中で良いなっという印象だけは記憶に残っている。
    この本も読んでいるうちにどんどん引き込まれていった。主人公のちひろは少し変わった境遇で育った。バーのママと地元の有名な社長という組み合わせだ。その上結婚しなかった。でもそこにはしっかり愛があり、幸せであった。
    ママが死んでしまってからぽっかり穴が空いてしまったところを中島くんが埋めてくれた。実はお互いに足りないものを求めあってるだけだと思うけれども。
    中島くんは小さい頃にある団体に誘拐され、洗脳された。その影響が大きいのか色々なトラウマがあったり精神的に不安定になることがある。人からも距離をとって接する。
    一番思ったことがちひろには中島くんがいないとダメだし、中島くんにはちひろがいないとダメなんだなってことだ。一緒に過ごしていくうちにそうなっていったんだなと思う。ちょうどパズルのピースが揃ったみたいな感じだと思う。
    過去には色々あって辛くて寂しくて死にたくなったこともあっただろうけどそれも分け合って生きていくんだろうな。

  • 10.19 帰りの電車の中

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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