王国〈その1〉アンドロメダ・ハイツ (新潮文庫)

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制作 : 黒田 アキ 
  • 新潮社 (2010年2月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101359342

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王国〈その1〉アンドロメダ・ハイツ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 設定が好き。私は世界の一部、っていう。

  • ばなな作品でトップクラスに好きで何度も読み返した

  • (18.08.22)

    よしもとばなな三部作。司書さんに薦められた一冊。

    主人公の雫石は、不思議な力をもった祖母と二人、山で暮らしながら茶を処方する。

    しかしそんな生活も長くは続かず、些細なことこら山のバランスが崩れ出した。さらに祖母は、愛人とギリシャで暮らし始める。

    山を降りた雫石は、東京で暮らし始める。

    目の見えない占い師の楓(男)とその恋人の片岡さん(男)。雫石と不倫関係にあった、植物をこよなく愛する優しい真一郎。

    ある日雫石の住んでるアパートが火事になったことから、周囲を含めた人々の生活が動き始める。

  • あっというまに1〜3読み通してしまった!

    幸せに?自然に?すなおに?自分らしく?どういう言葉が適切なのかはわからないけど、心地よく人生を過ごしていくために役立つ考え方やふるまい方をたくさん得られた気がする。これからもときどき、自分を清浄するために読み返していくべきシリーズだと思われる。

    この本にこのタイミングで出合ったことに、どんな意味があったのか…縁というものの不思議さを感じずにはいられません。

    4も早く読まないと!

  • 定期的に読みたくなる本です。読むたびに色々な心理的な変化のせいか受け取る事がいつも違って、本当にバランスがとれる本にわたしの中でなっています。

  • 「つまりはちょっとゆがんたおとぎ話だ。」
    このお話のことを雫石は本の冒頭でこう称した。
    ゆがんでいる?
    私にはそうは思えなかったけど、2冊目、3冊目と読み進めていくと印象が変わるのだろうか。
    でも、この物語は優しい。
    優しいと感じるのはもしかしたらゆがんでいるからなのかもしれない。
    逆にゆがんでいないものって何だろう?
    きっと触れたら痛いんだろうな。

    物語の中のサボテンの描写に懐かしい気持ちになった。
    少しの間一緒にいてくれたあの子のことを思い出して。
    ひどいことをしてしまった。本当にごめんなさい。

  • 2回目読んだけど、ばななちゃん本当に最高( ´ ▽ ` )ノ
    どうして、文字だけで人の心情をあんなに素敵に描写できるの?ばななちゃんだけだよ。映画観てるみたい。

  • おっちゃんの優しくなるタイミングに泣いたー

  • 主人公の雫石みたいに植物に力をいれたりその力を忖度したくなるけれど、生まれも育ちも都会の私には無理だし、占いの世界もまるで縁がないし縁を持とうとも思えないし、私は差し詰めこの物語でアパートを燃やした「くさい人」なんだろう。でも、うむ‥‥ばななさんの文は心を洗ってくれます。

  • 「これは、守られている女の子の話だ。」
    私たちは、たくさんの愛情に、あたたかく守られている柔らかく包まれているんだと気づかせてくれるお話。
    そのあたたかさを忘れて、ひとりだけで孤独に生きているような傲慢な気持ちになってしまうときもあるけど、そんな傲慢ささえも包み込む何かが、生活のなかにはあるのだということ。いつでも守られているのだということ。

  • 王国<その1>

    やっとこさ読み始めました。
    きもちいい一冊。
    早く次をよみたいです。

  • サボテンや植物と交感できる雫石、不思議な能力を持った楓、おばあちゃんも含めると、この物語には少なくても3人の「普通ではない」人達が登場する。一つ一つのことがらをとれば、いずれもが非日常的なことなのだけれど、それらは物語全体の中に溶け込んでいて、少しも違和感を感じさせることがない。この物語は、『王国』シリーズという長編構想の第1巻なので、まだこの先、雫石がどのようなところに着地するのかはわからないのだが、植物や鉱物や空気までも含む空間(世界あるいは宇宙)との共生に向かっているように思われる。

  • 魔女と盲目の占い師、実業家のおはなし。
    占い師と実業家はゲイのカップルで、仕事で2人の間に入ってしまった女の子。
    人間関係は複雑だけど、自然のちから、感受性、ことばで表せないことが感覚で伝わる感じをとても大切にしていて、ひとりよがりなところは多分にあるけど、その感覚が少しでもわかれば、この小説は沁みるだろう。
    そうでないひとにはさっぱりわからない世界。

    これを読んで、感化されすぎちゃったら危ない人になるけど、
    自然や自然な時の流れをおおらかに受けとめたいと思った。

  • 本気でそれしかしようがない人達がいれば
    世界は不思議な形でふところを開いてくれるものだ。

  • 「ライフワーク」という言葉の威圧感に、買ってからもなかなか開けられずにいました。でも、読み始めてみたら、なんてことはありませんでした。何にビビッていたんだか自分でもさっぱり分かりません。いつも通りのよしもと作品でありました。さらさら、と、なんでもないことのように、とんでもない言葉が綴られています。重い言葉を必要以上に重くしない、ギリギリ軽すぎるかもしれない、位の重力で描くスタイルがいつも好きなところです。「王国」にも同じことが言えます。特記することがあるとしたら、雫石の自然観がとっても良い。好き。それから、雫石という名前が好き。もっとも、自分の子供の名前には、どうかしら、と思うけれど。一見すれば、ふわふわしたさりげないお話だけど、ここからまだ三作品は続いているわけです。あらすじは読んだけれど、全く記憶に無いし、どのように広がっていくのか全く想像出来ません。とっても楽しみ。

  • 人と人のつながりが温かく感じられる。
    素直に優しい気持ちになれる話。
    午前中、日差しの入る部屋で読みたい本。

  • 気負わずまったり読書したいときに丁度いい厚さと内容。
    次巻もまったり読もう!

  • 久しぶりによしもとばななを読んだ。魂の似ている人同士が自立しながらも自然な形で支え合って生きている姿がとてもうつくしくて、作品を読みすすめるたびに自分の中がきれいな水で満たされ浄化されていくような感覚に陥った。3巻で、主人公の雫石が恋人の真一郎と別れるくだりはちょっと切なかった。たとえ惹かれあったとしても、その人に最も相応しい場所が他にあるのなら、そこにいてもらう方がよい。
    また、この本を読んでいる時に、本の持ち主の友人にとあることをぼんやりと相談したら、「自分に嘘をつかず、物語が展開するのを見た方がいい」というようなことを言ってもらった。この本を思い出す時はこの言葉もきっと思い返されるのだろうと思うと嬉しい。

    以下、お気に入りの部分をばらばらと引用。

    「人のいるところには必ず最低のものと同時に最高のものもあるの。憎むことにエネルギーを無駄使いしてはいけない。最高のものを探し続けなさい。流れに身をまかせて、謙虚でいなさい。」
    第一巻p40

    「私はいつでも思っていた。表の面で勢いづいて生活を変えるのはおかしい、裏の面こそが面白い、暗い、味のある輝きを持っているのだと。(略)もしも私が希望にむりやり身をゆだねて、おかしなタイミングでおばあちゃんを置いて町に出ていたら、こんなふうに流れに乗ることはできなかっただろうと思う。」
    第三巻p157

    (この作品の)「小さなテーマは「はずれものでも何とか生きる場所はある」というもので、大きなテーマは「外側の自然と、そして自分の中の自然とつきあうこと」であった。」
    第三巻p221 あとがきより

    【追記】みんなのレビューを読んでいて、「男と女」というペアリングがダサく感じた、というものがあって、その通りだなと思った。

  • ばななさんの作品は開くとき宝物を開けるみたいで、どきどき。読んでみると期待を上回る世界で至福の一時でした。ほっこり。ばななさんにしては、珍しく長編小説なので続きが楽しみ。

  • 130218*読了
    運よく、図書館で4巻まとめて借りれたので嬉しい。
    これから雫石はどうなっていくのだろう。

  • こんなファンタジーがあって、うれしいなと思う。早く続きが読みたいと思わせてくれる。

  • ばななさんは、キッチンやデッドエンド〜を読み、いいなァ他のお話も読みたいなァと思っていました。

    しかし、本作はちょっと私には合わなかったかな…
    内容も何だかスピリチュアルだし。勿論そういう作品が多いのは存じていますし、そこもばななさんの魅力だとはわかっていますが、上記作品はもう少し地に足がついてたような。

    いいなこの考え方と思う所もありましたが、ウーンちょっとわからないという所の方が圧倒的に多かったです。
    むしろ「臭い人」を全否定する件とか不快感すら覚えました。

    会話や物語が展開する所はポンポン読めますが、主人公の思想垂れ流しがはじまると言葉がすっと入ってこなく足踏みしてしまいました。

    でも火事にあった後、片岡さんの優しさにホロリ。
    厳しめの評価ですが次巻に期待しています。

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王国〈その1〉アンドロメダ・ハイツ (新潮文庫)の作品紹介

「あんたは山を降りなさい」。薬草のお茶で身体の悪い人を癒してきた祖母の言葉が、十八歳になった雫石の人生を動かす。自給自足の山の生活を離れ、慣れぬ都会で待っていたのは、目の不自由な占い師の男・楓との運命的な出会い。そしてサボテンが縁を結んだ野林真一郎との、不倫の恋だった。大きな愛情の輪に包まれた、特別な力を受け継ぐ女の子の物語。ライフワーク長編の幕が開く。

王国〈その1〉アンドロメダ・ハイツ (新潮文庫)のKindle版

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