- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101359342
感想・レビュー・書評
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この空気感、大好きです。
ちょっと梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」の空気を感じました。
不思議な事、心でないと見えないものを大切に大切に、丁寧な思いの中に日常があるというのは、とてもシンプルでとても難しくてとても素敵なことだと思います。
「人のいるところには必ず最低ものと同時に最高のものもあるの。憎むことにエネルギーを無駄遣いしてはいけない。最高のものを探し続けなさい。流れに身をまかせて、謙虚でいなさい。そして、山に教わったことを大切にして、いつでも人々を助けなさい。憎しみは、無差別に雫石の細胞までも傷つけてしまう。」
おばあちゃん、すごいなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
設定が好き。私は世界の一部、っていう。
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ばなな作品でトップクラスに好きで何度も読み返した
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(18.08.22)
よしもとばなな三部作。司書さんに薦められた一冊。
主人公の雫石は、不思議な力をもった祖母と二人、山で暮らしながら茶を処方する。
しかしそんな生活も長くは続かず、些細なことこら山のバランスが崩れ出した。さらに祖母は、愛人とギリシャで暮らし始める。
山を降りた雫石は、東京で暮らし始める。
目の見えない占い師の楓(男)とその恋人の片岡さん(男)。雫石と不倫関係にあった、植物をこよなく愛する優しい真一郎。
ある日雫石の住んでるアパートが火事になったことから、周囲を含めた人々の生活が動き始める。 -
定期的に読みたくなる本です。読むたびに色々な心理的な変化のせいか受け取る事がいつも違って、本当にバランスがとれる本にわたしの中でなっています。
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山でおばあちゃんと薬草茶を作りながら静かに暮らしていた雫石が、十八歳で街に出て、自分の求めていた世界を持った人や、一緒にいるだけで淋しさや苦しさや空気が抜けていくような感じがなくなっていく人に出会う。雫石に感情移入しやすかった。
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2回目読んだけど、ばななちゃん本当に最高( ´ ▽ ` )ノ
どうして、文字だけで人の心情をあんなに素敵に描写できるの?ばななちゃんだけだよ。映画観てるみたい。 -
2014.11.24
(153P) -
おっちゃんの優しくなるタイミングに泣いたー
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素直で謙虚でいる事。
けして奢らず、すべてを受け入れよう。
そう、思わせてくれる作品です。
耳を澄ませば自然の声が聴こえてくる、そんな綺麗な心を持ちたいと思いました。。。
この世界観、大好きです♪
登場人物も大好き♪
続きが楽しみ。。。