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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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河合 謙虚であって、そして自分を信じている。このふたつがないとだめだということには大賛成で、それは我々にも通じることですね。そのBelieve in myselfは、ちょっと振れたら傲慢になってくるからね。「謙虚」も、ちょっと振れていったら自信がない状態につながる。
吉本 そうですね。そのふたつがピタッと同じ重さでつりあったら大丈夫なんですね。
河合 そのバランスをとるのはむずかしいねえ。言ってしまえば簡単だけど。
吉本 自分は大丈夫だと思ったらそれは嘘だし、だめだと思っても嘘だし(笑)
― 278ページ -
ぼくは思うけど、人生には「抜けてしまった」いうことは、ありえないですね。
吉本 また、次のレベルの試練が……。
河合 そこで「抜けてしまった」と思ったら、もうアカンわけで。
吉本 「私は抜けたんだ。誰でも来なさい」(笑)。
河合 そうそう。そんなこと言いだしたら、あかんの。だから、ある線までは抜けるんだけど。ほんと、不思議で、きりがないというか。
― 225ページ -
超能力というのは、「自分が起こした」と思うわけでしょ。ぼくは自分でなんにも起こしてない。偶然に起こったことに、ふわっと乗るだけだからね。ただ、そういうときに、やっぱり「乗る」というか、「エネルギーを結集する」というか、それが必要なんですよ。それを、ちょっとでも間違ったらあかんけど。偶然は自分が起こすわけやないからね。
― 199ページ
みんなの感想・レビュー・書評
気のせいかもしれないが、この人たちのいうことは
すごくよくわかってしまうタイプの人間であることに気づいた。
というか、話題にされている人たちの気持ちとかも。
すごい共感
おもしろかった。
思っていたことが言葉にされてすとんと落ちたり、勉強になったり。(もちろん後者の方が多いけど)
せんすの下りに脱帽。
難しくなく人生真面目に考えたい時に。図書館で中学生への選書になってましたが、大人への入り口にいる方に確かにおすすめ。そして自分でも5年毎10年毎に読み直してその頃の気持ちを思い出す、とかしてみたくなる本です。
さらっと読んだ。 小説から予想していたとおり、吉本ばななさんはとても日常的な感覚の持ち主で、それにつられて河合隼雄氏が普通のおっちゃんのようになっていたのが印象的。新たな一面の発見という感じがした。 いろんな話題が上っていたが、吉本ばななさんの生い立ちと、中盤の往復書簡「質問に答えてください」が個人的に面白い箇所だった。蛙、蛾、そしてフルートなど。 小川洋子、村上春樹、そしてこの... 続きを読む »
よしもとばななと話してみたい!と、今までのばなな本の感想で何度か書いてきたけど、その願望をちょっとだけ叶えてくれた本。同じ活字でも、話し言葉を文字に起こしたものなので、エッセイや小説では伝わってこなかったよしもとばななの人柄が伝わってきた。ますます好きになった。
他人を救うことは無理。でも私の本を読んでいる二時間だけは気持ちをよそに飛ばせるような作品を書きたい。直接自殺の「自」の字も出てこないような小説なのに、自殺を考えてる人が読んだら、ちょっと気持ちが楽になった、というような作品を書きたい。
と話していたけど、一読者としての私はその思惑にすっかりはまってます。ほんと彼女の作品はその通りなんです。「ばななマジック」としか表現出来なかった自分だけど、著者本人からぴったりと当てはまる解説をもらえたなぁ。
最初の方は子供の頃の話で、悩んでいたこととかに共感する部分があった。
中盤は吉本ばななさんの作家としての悩みなどが話題になり、あまり共感できなかった。
終盤はまた普遍的な現代人の悩みの話になって良かった。
よしもとばななさんって、普通の人だなって思ったのがこの本を読んでみてでした。というか、よしもとさんは河合隼雄さんの大きさ、怖さをよく承知しているので、すごく謙虚にふるまってらっしゃるのかもしれないです。さらーっと読んでしまえます。
その時によって心に響く部分が違います。
ただ、いつもこれを読むと安心できます。
信頼できるお二人だと感じます。
二人の観念的な言葉のやり取りにぼんやりしつつも、
そこかしこにちょっとした良い引っ掛かりを見つける。
たとえば河合先生の「社会の役になんて立たんでもええわけですよ」とか。
関西弁だからなのか、すごくリラックスした感じが伝わる。
たいそう面白く感じながら読み終えました。
吉本ばななさんの著書を読んでみたくなりました。
パラパラと読み進めていきました
河合さんが、世間話が苦手な人の話をしている章を読んだ時、
初めて少し孤独から救われた気がしました。
人って何に救われるかわかりません
この本には、いろいろなことの答えが書いてあります。
河合隼雄さん、吉本 ばななさんは、やっぱり凄いなって思います。
某氏からのおすすめである。フルートのくだりが好きだなぁ。
ふたりの仕事に向かう姿勢が伝わってきた。私も将来ちゃんと何かのプロになるんだい。
いい感じに力の抜けたふたりの会話が絶妙。
自然とほほをゆるめながら読んでしまいました。
現代をうまく生きていくためのバイブル的な要素がふんだんに散らばっています。
タイトルもこれしかない。
私も終盤、思わず口に出したセリフは「なるほど」。
一般的な価値観で物事を図る日本的しがらみの中で、個人として生きていくのが難しい日本。家族が個人として仲よくすることが不自然に感じる風潮は、不格好な家族形態であると思う。
その反面、日本的なYes,Noで割り切らないという文化のよさも持ち合わせている。
自分の足で立ち、自分の頭で考え、自分の心で感じる。
ともすれば、忙しさや氾濫する情報の中で忘れがちになることを、
自分の中心として置いておきたいと思う。
自分と向き合うことは、人にとって必要な作業。
せっかく生まれてきたんだから、自分はほかのどこにもいないし、しかも、どうせ死ぬわけだから、その間くらい自分を大事にしないと。
私はこういうの好きだけど、人によって好みが分かれそうだ。なんか漠然と感じている現代の生きにくさ?みたいなものについて、言葉にしてくれていて、かといってジメっとしてなくて興味深かった。
あと自分としては、なんで昔そんなでもなかったのに、今になってばなな作品が好きになってきたのかが、なんとなく分かった。わかった、というか、薄々気づいてたけどハッキリした、と言った方が正しいか。
「死にたい死にたい」といいながら
「生きたい」と叫んでいた。
うん、そうなのだ。
生きるって、たぶんそういうことなのだ。
とても興味深いおふたりの対談。
ひとりの人と長くお付き合いするカウンセラーの河合さん、一度にたくさんの人にその作品が読まれる吉本さん。やっていることは結局のところとても似ているのではないかとおもう。その存在にいつも助けられる。
ばななさんは、自分の本を読んでくれているときだけは自殺することを忘れてほしい、という。わたしはまさにそうなっているとおもった。自殺ほどは大袈裟じゃないけど、ばななさんの本を読んでいると、生きている中でのあらゆる喧騒から逃れてひどく静かなところでくつろいでいる、そんな気持ちになれるから。
これは早く読まなかったことを非常に後悔してしまった。
読むぞと決めた1冊目。 舞台裏を覗いてしまったー、という気がした。 しまったー、って書いたけど別にそこに後悔はないのであった。 なんだろう、これだけの覚悟で、これだけの意志を持って、ひょっとしなくてもこれだけじゃなく、もっともっと言葉にならないふかーい意識の中で、この人は小説を書き、それを世に送り出しているのだなあ、と思った。 待ち構えられている?がばーっと腕を広げて待っていてくれてい... 続きを読む »






