文芸あねもね (新潮文庫 や 66-50)

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  • 新潮社
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101360621

感想・レビュー・書評

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  • お初の方が多いアンソロジーにしてはめずらしくどれも面白かった。

  • 電子書籍版で買ったにも関わらず結局パソコンの中で眠ったまま…
    やっぱり紙だ!と購入(笑)

    豊島ミホさんが一番好きだった。
    柚木さんは最近読み始めた作家さんだし、吉川さんの『少女病』もわりと好みの作品だったので、ユキの番外編が読めたのは嬉しかった。

    盛り沢山。全体的に読みやすくてイラストもかわいらしかった。

  • 山本文緒さん、文章とか言葉使いが好きです。これからの作品、待ってます。

  • 友達のオススメで読んだけど、凄く良かった。短編集だけど、どのお話しも短編と思えない奥深さがありました。

  • 私はアンソロジーが好きだ。自分の知らない作家に出会えるし、その上、運が良ければ好きな作家が増えるからである。

    今回、読んだ『文芸あねもね』は好きな作家の一人である、宮木あや子さんの作品を目当てで購入したのだが
    結局の所、私にとっては最高の一冊になった!
    なぜなら、参加している10人の女性作家全員の事を好きになったから!
    しかも、この『文芸あねもね』は東日本大震災のチャリティー同人誌でもあるのだ!

    何か読みたいけど、何を読もうか迷っているそこのアナタ!是非“買って”読んで下さい!電子書籍もあります!
    女性なら絶対、共感出来る物語があるはずです!
    そして、女性の気持ちがわからないと嘆いているそこのキミ!キミも“買って”読むと少しは女性の気持ちがわかるかも知れません。なんなら、気になる女性にプレゼントするのもオススメです!

    たまに本を読む習慣がない友人にオススメの本を聞かれると、その本を貸すことがある。
    けれど、今回は“買って”欲しいと言おうと思います。
    『文芸あねもね』の初めのページにもありましたが
    その行動が遠い誰かの心や体を温めるかも知れないから。

  • 贅沢な一冊だった。自分でポップ書いた通り。

    まず圧倒的に豊島ミホは豊島ミホで嬉しかった。
    戻ってきてくれないかな、切実に。
    あとは彩瀬まるさんがとても印象的。すき。
    柚木さんのもテンポよくて良かったし、
    宮木さんのも確立されててよかった。
    雨の塔と少女病読まないと。

    とにかく自分の環境的にも考えさせられたなあ。
    うーん、でも人間って案外しぶとく何とかして
    生にしがみついて生きてくもんなんだろーな。
    とても贅沢な一冊でした。巻末付録の掲示板見たい(笑)

  • 文緒先生の「残されたつぶやき」にて本書を知りました。

    何か力になりたいと考えた時の手段が「言葉を紡ぐ」に達するなんて、人にしかできない最高峰の手段やん、、、と羨望の眼差し。

    想いが詰まっているし、
    この作品によって被災地にいる誰かの生活が温まったかと思うととてもとても尊い。

    前3作品が無垢感があって、個人的に好きでした。
    そして文緒先生の文章の圧倒的重厚感。

    沢山の作家さんの作品が一気に読めると
    新たな発見があってそれもまた楽しい。

  • 寂しいようで、でもこの後も生きていくんだなぁ...って印象が残る。テーマは決めなかったとのことだけど、あとがきにある「苦悩」と「希望」というのが、どの作品にもとてもしっくりくる。

  • どの話も面白かった!
    特に豊島ミホさんの「真智の火のゆくえ」と綾瀬まるさんの「二十三センチの祝福」が好き。
    読み終わったけれどまたすぐ読みたい。

    3.11のあとに書かれた10人の作家による小説集。

    どの話でも主人公たちは、
    今よりも明るい方へ、今よりも温かい方へ、自分で決断して一歩前に進んでいる。
    落ち込んだ時に読めば、きっと自分も頑張ろうと思えるはず。

  • 文学
    東日本大震災
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著者プロフィール

1986年千葉県生まれ。2010年「花に眩む」で「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞しデビュー。16年『やがて海へと届く』で野間文芸新人賞候補、17年『くちなし』で直木賞候補、19年『森があふれる』で織田作之助賞候補に。著書に『あのひとは蜘蛛を潰せない』『骨を彩る』『川のほとりで羽化するぼくら』『新しい星』『かんむり』など。

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