- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101361116
作品紹介・あらすじ
ガンに倒れた夫、そしてやってきた看取りの時。悲しみに浸る暇もなく、40代で未亡人となった著者は、数々の雑務に追われることになる。死去から葬儀までの段取り。銀行や役所での手続き。お墓選びのあれこれ。厄介な相続問題に、つらい遺品整理。忙しい日々が過ぎると、今度は「孤独」という試練が待っていた-。夫もぜひとも読んでおきたい、実体験からつづる"ボツイチ"の心構え。
感想・レビュー・書評
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家族
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ご本人にお会いしたことがあるが、本当にチャーミングで可愛らしくて素敵な方だったので、残して逝かないといけなかったご主人も、とても辛かったのではないかと思いつつ読んだ。
私自身、今は子どもがいないので、もし主人が亡くなったら同じことになる訳で。
結婚する前から、楽しいことや美味しいもの、大変なことを二人で分けあって来ているので、喪失感がものすごいと思う。
主人より先に逝きたいと思っていたが、手続きの煩雑さを知り(特殊な業界の方であるけど)事務能力ゼロの主人が右往左往するかと思うと、おちおち成仏できなさそう。 -
父のこともあり、なんとなく読んでみた。未亡人が明治に入って作られた言葉で、「夫が死んだのにも関わらず、未だ死なずに生きている人」という意味に呆然。当時は戦争で夫を失った女に対して使った言葉だったようだ。子どものいない夫婦の場合の、遺産の手続きの煩雑さにも閉口。
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共感できるところとそうでないところと。