長寿遺伝子を鍛える (新潮文庫)

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著者 : 坪田一男
  • 新潮社 (2011年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101363219

長寿遺伝子を鍛える (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2016.5.5

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  • サーチュイン遺伝子というアンチエイジングにとても重要な役割を果たす遺伝子がある。
    その遺伝子のスイッチをオンにするのには、カロリスが必要である。
    著者は、眼科医であり目の病気には老化で起こるものが多い事から、老化やアンチエイジングに興味を持ったのだという。
    専門用語が出てくるけれど、とても読みやすく面白い話が多々あった。
    後半部分のごきげんに過ごすことの大切さも興味深く、アンチエイジングだけでなく、いかに生きていくかということ、幸せとは何かということをしっかりと自分の中で持っていることの重要性を改めて感じた。

  • 「長寿」は解る。「遺伝子」もよく聞く言葉であります。しかし「長寿遺伝子」とは何でありませうか。そもそもそんなものが実在するのでせうか。
    著者によると、確かにそれは存在し、さらに鍛へることが出来るのださうです。この一冊で、詳しく解説してくれます。ところで著者の本職は眼科医といふことですが、いはゆるアンチエイジングの研究でも専門家のやうです。

    日本人は男女とも世界トップクラスの長寿国ですが、それは即ちリタイヤ後の余生が長くなることを意味します。昔は会社の定年と平均寿命が近く、引退後の生活にスポットが当たる事はまれだつたのですが、現在は60歳定年として、男性でも20年は生活しなくてはならない。しかしただ長生きするだけでは勿体ないですな。いかに健康に余生を送れるかが問題であります。その鍵を握るのが、書名にある長寿遺伝子を鍛へる必要があるといふことです。

    序盤で、長寿研究の歴史を素人にも解り易く解説してくれます。PCRマシーンとかサーチュインとかNADとか、わたくしなぞは初めて目にする用語が多くて、次の章に進む頃には忘れてしまふくらゐです。
    第5章・第7章で紹介される「カロリーリストリクション」=「カロリス」なる概念があります。一般の「ダイエット」とは違ひ、摂取する栄養素のバランスは保つたまま、総カロリーを70%に抑へるといふものらしい。著者だけの提言ではく、世界の専門化の共通認識なのださうです。
    また、万能細胞としてのES細胞やiPS細胞の誕生についても言及があります。これを読むと、やはりSTAP細胞みたいな夢の細胞はさう簡単に出来るものではないだらう...と思つてしまひます。ま、いいか。

    老化に伴ひ、身体のあちこちに色色不具合が出てきますが、「年齢のため」と諦めることはないと著者は説きます。老化と病気を混同してはいけないといふことですな。医者でさへ「老化現象だからしかたがない」と述べる人が多いのですが、それは「ひどい年齢差別」だと著者は主張してゐます。そして、著者は「現段階で生物学的な人間の寿命と言われる125歳までは、絶対生きるつもりでいる」(第10章より)と高らかに宣言するのです。スゴイ人ですね。

    とにかく刺激に満ちた、実に面白い一冊であります。わたくしの文章では面白さが伝はりませんが、何よりも読後に勇気が湧いてくるのでした。
    では御一党さま、ご無礼します。

    http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-279.html

  • 「ごきげん」=「長寿」は今までになかった観点でも納得できる。

  • 長寿が遺伝子レベルで解明されてきた。「ライフスタイルが遺伝子発現を変える。」最終章の,ごきげんに生きれば長生きできる「ごきげん仮説」の立証が待たれる。

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長寿遺伝子を鍛える (新潮文庫)の作品紹介

21世紀に入り、劇的な進化を遂げたアンチエイジング研究。老化と寿命を研究する最新の科学分野において特筆すべきなのは「寿命を延ばす」遺伝子群の発見と、それらを活性化させる方法、すなわち「鍛え方」が続々と報告されたことだった-。遺伝子群発見に至る研究者たちの知られざるドラマと、いまなお次々と発表される最先端研究の成果を、斯界の第一人者が生き生きと紹介する。

長寿遺伝子を鍛える (新潮文庫)はこんな本です

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