数えからくり: 女錠前師 謎とき帖(二) (新潮文庫)

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著者 : 田牧大和
  • 新潮社 (2013年9月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101364322

数えからくり: 女錠前師 謎とき帖(二) (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 女錠前師・緋名を主人公とした「緋色からくり」の続編。
    大門屋の美人姉妹の妹が殺されるが、仲の良かった姉が姿を現さない。
    一方、緋名は、旗本の気が触れた娘を幽閉するための座敷牢の錠前仕事を依頼される。
    この娘・彩がたびたび牢を抜け出し、手を血で染めた状態で見つかるという。
    彩が出られないような錠前を作るように依頼されるが、緋名は彩が正気であることを
    疑い、錠前に特別な仕掛を施すが・・・。

    前回の話と比べると、重くて薄暗いストーリーでした。
    読んでいて楽しい感じではないのですが、先が気になって一気に読みました。

    中盤、込み入った話となるので、話の筋と登場人物たちの動きを頭の中で整理する必要があり少し混乱しました。
    誰が殺されて誰が生きているか、こんがらがってくるんですよねー。

    神隠しの謎、そして旗本の三井家や大門屋の姉妹の秘密が明かされる時、悲しい真実が浮き彫りとなります。

    理不尽な仕打ちに耐え、痛みで心が壊れかける時、正気を保って生きるのは困難なこと。
    善い心や邪悪な心、どちらにも同じくらい惹かれるのは哀しき人間のサガ。
    清濁併せのんで抱えていくのが人間の業というものでしょうか。

    幼馴染の甚八や同心の康三郎など、おなじみの面々の活躍も安定ですが、
    飼い猫の大福の大活躍にはほっこりしました。

  • 緋色からくりの続編。
    どんな結末になるのか、読めない謎解きで、はらはらした。
    でも、おきみさんの最後。あれは無いよなー

  • 事件がまるで“からくり錠”のように複雑に入り組んで、最期の最後まで気を抜けませんでした。人の心は苦境にあってっも強靭にもなれるし、脆くも壊れてしまう事もある。その差は一体何から来ているのでしょうか。狂気が生み出す事件、怖かったです。それを癒してくれる猫の“大福”まったくいい仕事しますなぁ。

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数えからくり: 女錠前師 謎とき帖(二) (新潮文庫)の作品紹介

緋錠前の作り手である緋名(ひな)にある日、旗本三井家から注文が舞い込んだ。だが、頼まれたのは姫を幽閉するための、開かずの錠前――。一方、緋名の幼馴染で髪結い師の甚八は、硯問屋の大門屋へ赴く。そこで彼は、美人と評判の末娘が惨殺されたことを知る。大店の娘殺し、神隠しの因縁、座敷牢に響く数え唄、血まみれの手……。この事件、一番の悪人は誰なのか。と解き帖シリーズ第二弾。

数えからくり: 女錠前師 謎とき帖(二) (新潮文庫)はこんな本です

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