父・手塚治虫の素顔 (新潮文庫)

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著者 : 手塚眞
  • 新潮社 (2012年3月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101365213

父・手塚治虫の素顔 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2012年(底本2009年)刊行。手塚治虫氏の長男眞氏による治虫氏の人物評伝。◆どこかで聞いたような、あるいは見たような話も多い。が、家族しか知り得ないこと、例えば、あの多忙な手塚氏が、商業ベースに乗らないような自主制作アニメーション(5分程度の短編が多いらしい)を、独自に製作していたこと、著者の眼から見ても、また費やした費用から見ても相当なレベルの高さであったというのが驚き。家庭内視聴していたらしい。◇一方で、天才もただの人の親だなと思える微笑ましいエピもちらほら。

  • 資料ID:C0033456
    配架場所:本館2F文庫書架

  • あまりに崇拝し、遠慮しすぎていておもしろみがない

  • 絶妙な立ち位置で書かれています。
    父として、ひとりのアーティストとして。どちらにも偏ることなく。
    だけど、息子でなければ書けない話もいっぱいあって。
    天才的な人のすぐ近くにいた人が、こんなに表現できる方で幸運でした。これは貴重な記録だと思います。
    最終的には癌で亡くなったけども、ほとんど過労死だと言い切れる凄まじさ。

  • 息子さんである眞氏の著であるエッセイですが、印象に残ったのは、手塚先生がアニメ制作でマンガほどの評価が得られなかった一因に、「手塚治虫が優しい人だったから」という言葉。

    手塚先生は元々は完璧主義者。
    それはマンガ製作においての逸話を見れば火を見るよりも明らか。
    けれど、アニメに関してはマンガよりも多くの人がその製作に関わることになる。
    アニメの出来が悪く、ここを修正した方が良いと思っても持ち前の優しい気性が邪魔をしてそこまで厳しく追求できなかった。

    話しは変わりますが、ジブリの宮崎駿監督は昔から徹底的な完璧主義者で一緒に製作に関わるアニメーターが苦労をすると言った話を耳にしていた。
    宮崎監督には申し訳ないけれど、その厳しさゆえに嫌われているという話しも訊いたことがあった。
    それぐらいの強さがなければ世界で認められる作品は作れないということなのかもしれませんね。

    気性が邪魔をするということもあるのだなぁとしみじみと感じた。
    真氏は子供の頃から手塚先生のアニメ作品も沢山見ていて、解説もしてもらっていたというのが羨ましい(と、言ってもいつも忙しくて帰宅できない父親を持つというのは大変だとは思いますが)
    手塚アニメのジャンピングは名作ですよね。
    賞を取っているというのも納得。
    もっともっと、手塚先生にアニメを作って頂きたかったと思わずにいられません。

  • 今までずっと、手塚治虫氏が亡くなってしまった事を、「早過ぎて残念」としか思っていませんでした。
    でも、違うんですね。
    眞氏の優しい言葉の中に、父親に対する家族の強い尊敬と愛情を感じました。
    早過ぎるなんて、言えません・・・。

    作品1つ1つが、手塚氏から読者へのプレゼントのようです。
    益々、作品を読む事が楽しみになりました。

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父・手塚治虫の素顔 (新潮文庫)の作品紹介

すべてを犠牲にして、漫画を描き続けていた。でも父は、どんな状況でも、なんとか家族旅行に参加しようとしてくれた-。息子として、長じては同じ表現者として、手塚治虫と共に生きてきた手塚眞が、天才の実像を描く。国民的な人気を誇りながら、自邸を手放さなければならなかったわけ。限界を超えてしまうほど、原稿が遅れてしまった理由。秘話の数々が、ここに明かされる。

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