頭のうちどころが悪かった熊の話 (新潮文庫)

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著者 : 安東みきえ
  • 新潮社 (2011年11月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101367415

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頭のうちどころが悪かった熊の話 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • キョンキョンの書評集で、読んでみたいと思った本。
    まったく知らない作家さんでした。

    シュールな寓話が7話。
    う~~ん、なんとも不思議な感じ。

  • うーん、子供向けだけど大人向け。

  • きっかけは、「王様のブランチブックガイド」だったか。何となく惹かれるタイトルで、たまたま中古で目にしたからゲット。内容は、ちょっとブラックな風味を交えた童話。で、このタイミングで読んだのは、すぐ読めそうだったからなんです。今月、えらい早いピッチで読書が進んでいることにふと気付き、丸々ひと月ずっと”一日一冊”はさすがに無理にせよ、月の前半だけでもそれって可能なんじゃ!?と思ったのがきっかけ。実際にはムックとか本作とか、反則すれすれのが数冊紛れ込んでしまっているんだけど、それを達成できたことは満足です。感想と関係ないけど。

  • 表題につられて買いました。
    7つの寓話それぞれが素敵。『いただきます』と『ヘビのおんがえし』『お客さまはお月さま』は特に好きです。

  • ジャケ買い。
    シュールな寓話7話。

  • 7つの寓話。
    現代的な落ちがついてしまうのがいいんだか悪いんだか。
    個人的には落ちがなければよかったのになと思う。
    落ちがつくまでは結構好きなんだけど。

    カバー装画・挿画 / 下和田 サチヨ
    デザイン / 新潮社装幀室
    初出 / 2007年4月理論社より刊行
    注記 / 巻末に小泉今日子書評(読売新聞2007年5月13日)再録

  • 蛇と烏の話が好きです。
    大人が、日常を振り返るきっかけになる本です。

  • キョンキョンの書評で気になり購入。単純なようで複雑な心理天涯孤独で、笑えるようで笑えない。流せるようで流せない、何か引っかけのようなお話で、あっという間に読み終えました。

  • 小泉今日子さんが書評していたので読んでみた。
    文庫版の解説に彼女の書評が掲載されている。

    なんともシュールでシニカルな童話集。
    「生きる」とは、「意味」とは、といった
    人の根本に関わる哲学的なテーマで
    さまざまな動物たちがちょっとまぬけに
    右往左往している。

    大人にとっては

    頭のうちどころが悪い熊も
    マイペースなおたまじゃくしも
    脳天気な蛇の両親も
    ひたすら純情なカラスも
    立派だがストレスフルな牡鹿も

    どこかで出会った者たちで
    もしかしたらそれは自分でもあり
    少し恥ずかしくなって苦笑してしまう。

    子供たちはきっと、この変な生き物たちを
    素直に楽しむのだろうと思うが
    やはりこの童話集は大人にこそ読んでほしい。
    ゆるくぬけた感じのイラストもいい。

  • ヽ(・(エ)・)ノクマー!

  • 奇妙なタイトルと不細工な熊のイラストに魅かれ思わず手にした本。童話だと思いきや、全7篇の意表を突いた展開に驚かされた。この発想は何だろう?どうやら寓話というものらしい。ドキドキ、にんまり、なるほど!読み返すほどに主人公に情を感じ、心の洗濯となった一冊。               
    (まじろ)

  • ひねりのきいた寓話集。面白かった。

  • 結構有名な本なのでしょうか
    僕は初めて見ましたが、この題名と表紙の絵で何も考えずに買っていました。
    わたし家でのあだ名は熊。それもヒグマやツキノワグマではなくて、アナグマとかマレーグマとかの平和そうな熊だそうです。思わず親近感。

    動物のシュールな寓話が7つ入っています。

    どの話に出てくる動物はどれも穏やかで、シニカルなんだけれどもとても可愛いです。ブラックまでは行かないちくりと痛む棘も有ります。

    特に好きだったのは「りっぱな牡鹿」という話です。
    牡鹿はいつも森のみんなの相談を聞いてあげています。誰も彼も牡鹿の言葉でいろいろな事を解決していきます。
    ある日牡鹿は行動に意味を求めることにうんざりしてしまいます。
    「これからぼくは、意味のあることは一切しないぞ」
    そう心に近うのでした。
    椅子は角に縛り付け、やかんを可愛がり、父親を着ました(傍目で見るとおんぶ)。
    意気揚々無意味なことをしながら散歩をする彼に周囲の人々は新たな意味を勝手につけてしまうのでした。

    子供に読ませても児童書として機能するでしょうし、大人が読むととっても深読みしてしまう話が満載です。
    とっても短い本なのであっという間に読めます。

  • 童話だと思って安心して読んでいると、ドキッとするような結末が待っていたり、終始シニカルな空気が漂い、大人向け短編集と言った方がいいのかもしれない。

  • ほのぼのしているのかと思えばぴりりとしていたり、けれど全体を通してふんわりした空気感。童話のよう。ちょっと宮沢賢治を思い出す。
    2014/11/18

  • 安東みきえさんのセンス、大好き!

    言ってみれば食物連鎖と輪廻?の世界の
    「いただきます」

    命をかける友情のかなり深いお話が軽いタッチで
    「池の中の王様」

    カラスが主人公のお話で、最後に
    「アホー」と鳴いたとか、
    ホーイチという鹿が主人公のお話の最後は
    「イミナシホーイチ、イミナシホーイチ」とセミの声

    とってもおもしろい!
    笑っちゃうのに、けっこう深い内容で、
    なんと あとがきは 女優の
    小泉今日子さん!

    いいね!

  • 何年か前に話題になった本・・なのかな?
    あんまりおもしろくなかったー

    ヤゴとおたまじゃくしの友情とか
    裏返しになるへびの話とか
    ほかの鳥にあこがれるカラスのはなしとか

  • こういう寓話的なお話は大好き。

    本をあまり読まない人に進めてます。

    「いただきます」のループ構造は好きです。あの結末も

  • 安東みきえさん。初読み。
    ブクログのレビューで気になって手に。

    うーん。ちょっと合わなかった・・・。
    色々と深読みしすぎてしまうのが良くないんだろうなぁ。
    寓話は楽しいお話であって教訓ではないはずで、子供のころに読んでたら純粋に楽しめたと思う。
    あぁ、嫌な大人になってしまった・・・。
    こういう話を楽しめるおじさんになりたかったのになぁ。

    なんて、うだうだ考えるからダメなんだよ。とツッコミの声がどこからか聞こえる(笑)

  • 短くて読みやすいし、寓話同士の繋げ方が面白い。

  • ずっと読んでみたかった本。何よりタイトルがいい。どの話にもちょっぴりブラックなユーモアにあふれている。まさに大人のための寓話。「いただきます」のトラが旅人を食べようとする下りがいい。これで本当にたべられってしまったら、悲しかったけれどそうではないことが続きでわかって安心。りっぱな牡鹿では、カーヴァーのsmall good thingsを思い出した。お腹が満たされるって大切なことだよね。本能に直結していることだから。体は全部知っている。

  • 『いただきます』は問いかけのセリフが段々長くなってくるのが面白くて、軽快に読み進めていたのですが、最後の四行で呆然としてしまいました。
    こういう寓話すごく好きです。
    でも旅人が無事みたいで良かった。
    ぽつぽつと良い言葉が出てくるところも素敵でした。

  • 不思議な動物達のお話のようでいて、どこか現実の世界でも身につまされるようなことがつまっています。

  • 動物関係の短編の物語の収集!
    様々な動物から自分の周りの友人が連想できて久々に深い一冊だった。多分なにも考えずに物語として見るのと自分の近い存在の人に置き換えてから見るのとじゃ全然ちがうとおもう。

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頭のうちどころが悪かった熊の話 (新潮文庫)の作品紹介

頭を打ってすべてを忘れてしまった熊が探しはじめたのは、愛するパートナー、レディベアだった。彼女は乱暴だったけど、熊はそんな彼女に会いたかったのだ-動物世間のよもやま話に奇妙で不思議な現実がみえ隠れ、これって、私たちのこと?生き物世界の不条理がキュンと胸にしみる、シュールで痛快、スパイシーな7つの寓話集。イラスト全14点収録。話題のベストセラーを文庫化。

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