火車 (新潮文庫)

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  • 3.78評価
  • 1940レビュー
著者 : 宮部みゆき 
  • ¥ 1,069 /
  • 新潮社 /
  • 1998年01月30日発売 /
  • 590ページ /
  • Amazon.co.jp ・本 /
  • ISBN・EAN:9784101369181
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火車 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 普通に面白かった、というレベル。
    テレビである所謂サスペンスドラマの題材として向いている内容かなと思った。戸籍謄本の話など少し専門的な話もあって若干話に付いていけないところもあったので映像でフォローがあるともっと楽しめるのかな。

  • なんだか眠れなくなって実家においてあった宮部みゆきの小説を思わず読んでしまいました。やっぱり、宮部みゆきはすごい!ぐいぐい引き込まれてしまいます。こんなはずじゃなかったのに・・・という犯人の気持ちがなんだかとても切なく感じられるし、作者からの愛を感じるので、なんだか単なるミステリーでない深みを感じる作品です。

  • 読んでいると、落ち着かない嫌な気持ちになる。それでもページをめくる手が止まらない。そしてページをめくるたびに寒気がする。 いやー、一気に読んでしまった。こんなことはマネーボール以来かと思う。とにかく面白かったし、緩んでいる箇所がなかったと思う。 ミステリーのジャンルのことをあまりしらないので違うのかもしれないけれど、ミステリーと呼ぶのがはばかられるほど心理描写が繊細かつ豊富であった。そして、自... 続きを読む

  • 全然面白くない
    単調に一つずつ謎を解いていくだけ
    これが永遠に続く
    読後も、え?これだけ?としか思わなかった
    長いだけなので人には勧められない

  • 話が暗い。 重い。
    まったくワクワクしない。

    自分じゃ確実に買わない内容だわ。

  • なかなかおもしろい!宮部みゆきは刑事を描くのが上手。

  • 終わり方が非常に印象的で
    先がどうなったのか
    ものすごく考えさせられる。
    身近に起きそうな事柄で
    読んでいてリアルさを感じた。
    宮部みゆき氏の作品でも
    一押しと言える作品でした♪

  • クレジットの恐ろしさをテーマにしたミステリー?

    でも、結局、事故や公害のようにクレジット地獄に落ちていく人の気持ちは分からなかった。時代なのかなー。

    そして、従兄弟の子ども君は最後までイラッとする子から成長せず。

    面白かったけど、なんか後味いまいち。。

  • 宮部さんの、本当に面白いところが出ていると思った作品です。

    社会におけるクレジットカードの恐ろしさと、その悲惨さへの警鐘を軸に、刑事が少しずつ事件の謎を解明していくミステリとしてのドキドキ感。登場人物の気持ちに、気づいたらのめりこんでしまう描写やセリフ。

    細かい描写なのに、すっと頭に入ってきて情景が思い浮かぶ、本当に素晴らしい作家さんだなと思いました。

    すごく切なさや、かなしさを余韻と共に残してくれる作品でしたが、同時にクレジットほんとに怖いなって身に染みました。

  • 資料ID:C0020272
    配架場所:本館2F文庫書架

    学生のころ、寝る前にちょっとと軽い気持ちで読み始めたら、とまらなくなり、気がつけば夜明けを迎えていました…時間がある時に一気読みがおすすめです(S)

  • さすが宮部みゆき。
    やっぱり面白い。
    巧妙に別人になりすました女を探す話。
    婚約者に逃げられた甥っ子(?)はどこにいったんだ?感はありましたがサクサク読めて面白かった。

  • 読み物として凄く面白いわけじゃないけど、身近で起こってもおかしくない設定なのと、それを調べていく過程が緻密で、こんな話を書けるなんて凄い。

  • そこそこ面白かった。

  • 一気に読んでしまった。ミステリーの要素と、クレジット社会への警告の要素と二面性があるか?

    気付けば20年前の作品。借金・破産については陳腐化したとは思えないが、時代設定として、書かれた時代が現在、振り返っている時代が昭和50年代になるので、その時代の時代感覚が無いと感覚的にわかりにくい部分も出てくるかもしれない。

    冒頭の常磐線沿線の詳細な景色描写もすでになくなってしまった。個人的には気に入った一冊。

  • 社会問題(金、自己破産)をテーマにしながら、ミステリーとしても面白い。
    自力では抗えない環境におかれたとき、どんな行動に出るか。他人の全てを理解することはできないからこそ、感じる孤独をどう受け入れるか。

  • 人って、ひょっとした弾みに他人になれるようだ。個人情報保護のすすんだ現代だと、こうことは起こらないと思う。少し昔の、まだコンピュータが家電化する前だ。意外な盲点が事件の謎を解く。
    解いたとしても、後味をひいてしまう。
    何だか切なさが残った。

  • クレジットカードによる、自己破産の恐怖。住宅ローンによる、一家離散の顛末。借金取り立てに追われ、人生を狂わせ、戸籍の乗っ取りを実行する。この小説で負債の闇に呑まれたのは、果たしてカードローンで自己破産した被害者か、あるいは、一家離散に追い込まれた加害者か。

    宮部みゆきの小説は、ポピュラー過ぎて、今迄、手に取らなかった。メジャーではない、自分だけが見付けたというような素材に、価値を感じるタチだからだ。人生を少し、損していたようだ。貴志祐介のような、骨格のしっかりしたミステリーである。他の著作も、是非読んでみたいと思う。

  • ご本人が、最後の一行に犯人が出てくる作品を書きたかった云々、
    と仰っているのを、いつぞや何かで見て、それは面白そうだなと、
    思い続けて、敢えて読まなかった一冊でした…だって、絶対面白い!って
    解って読むのも、ちょっと(笑)
    絶対面白い物が読みたい!と云う時の一冊にストックしていたのですが、
    うつ気味の今日び図書館で借りてきて、自宅でパラパラとめくっていたら
    そのままラストまで読んでしまい、
    ちょっと勿体無い事をしてしまった気分です。

  • 王道どころを虱潰しにしようのターン!

    ただ、幸せになりたかっただけなのに
    気がついたらどん底に立っていた、という
    スリリングなサスペンスというよりは悲しい人間の性が書かれた話で、
    ミステリーだけど経済本の一面もある一冊


    正直読み返したくはないけどとても印象に残る作品だった

    幕の引き方云々よりも、
    実際に物語に登場しない いわゆる主人公の二人の女性を、
    証言者の言葉だけで間接的に描き切っていることに驚きました


    振り返った彼女の顔を見たかった!!

  • 心の弱い人間と、その弱さを利用する人間との、現代社会において起こりうる事件が描かれたものだった。たぶん、現代の社会問題や人間関係などに問いかける作品だが、現実を生なまと思い知らされたような感じで、私的にはあまり好きになれない作品だった。

  • 実家の本棚にあったので、暇つぶしにと持ってきた本。
    続きが気になって、猛スピードで読んでしまった。さすが、「このミス」ベスト・オブ・ベスト。

    自分の過去を消し、他人になろうとしてなりきれなかった女性たちを描いた物語。
    読み終わった後、「孔雀色のカナリア」を思い出してしまった。

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東 浩紀

「自分」を探さないための「観光」ガイド

柔らかくライトに語られる話題のエッセイですが、現代考察に満ちた「思想」書であり、インターネッツ社会の中での「自由」論であり、その道筋をプラグマチックに語られているところの「指南」書でもあります。
そのキーワードは「観光」。偶然を必然・運命と期待する「自分探しの旅」ではなく、偶然をそのまま偶然の契機として外へ開いていくところの「観光」。受け身であるからこそ肩の力を抜いてオプショナルツアーに参加できる「観光」です。その気軽な観光行程での具体的な「知恵」について語られています。
また著者自らが「自己啓発」書の体裁と言っているようにある種のTipsでもありますが、重要なのはこの体裁含めて態度の「軽さ」です。この「軽さ」は軽率さ安易さではなく、本人が気づかないままの重力に囚われないところの「軽さ」であり、世界に対して開けっぴろげに受け身であるところの「軽さ」です。
しかしながら、偶然にやってきた「弱い繋がり」の「その「弱さ」こそが強い絆よりも強いものなのだ」という著者の逆説は「敢えて」のポストモダニストの風貌ではもはやなく、40代の家族の中の父であり組織を動かす社会人であるところの、一人のリアリストからの腹の底からの述懐に聞こえます。

著者の今後の道標をつける重要な書ではないでしょうか。