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火車 (新潮文庫)

  • 17526人登録
  • 3.78評価
  • 1930レビュー
著者 : 宮部みゆき 
  • ¥ 1,069 /
  • 新潮社 /
  • 1998年01月30日発売 /
  • 590ページ /
  • Amazon.co.jp ・本 /
  • ISBN・EAN:9784101369181
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火車 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • クレジットの恐ろしさをテーマにしたミステリー?

    でも、結局、事故や公害のようにクレジット地獄に落ちていく人の気持ちは分からなかった。時代なのかなー。

    そして、従兄弟の子ども君は最後までイラッとする子から成長せず。

    面白かったけど、なんか後味いまいち。。

  • 宮部さんの、本当に面白いところが出ていると思った作品です。

    社会におけるクレジットカードの恐ろしさと、その悲惨さへの警鐘を軸に、刑事が少しずつ事件の謎を解明していくミステリとしてのドキドキ感。登場人物の気持ちに、気づいたらのめりこんでしまう描写やセリフ。

    細かい描写なのに、すっと頭に入ってきて情景が思い浮かぶ、本当に素晴らしい作家さんだなと思いました。

    すごく切なさや、かなしさを余韻と共に残してくれる作品でしたが、同時にクレジットほんとに怖いなって身に染みました。

  • 資料ID:C0020272
    配架場所:本館2F文庫書架

    学生のころ、寝る前にちょっとと軽い気持ちで読み始めたら、とまらなくなり、気がつけば夜明けを迎えていました…時間がある時に一気読みがおすすめです(S)

  • さすが宮部みゆき。
    やっぱり面白い。
    巧妙に別人になりすました女を探す話。
    婚約者に逃げられた甥っ子(?)はどこにいったんだ?感はありましたがサクサク読めて面白かった。

  • 読み物として凄く面白いわけじゃないけど、身近で起こってもおかしくない設定なのと、それを調べていく過程が緻密で、こんな話を書けるなんて凄い。

  • そこそこ面白かった。

  • 一気に読んでしまった。ミステリーの要素と、クレジット社会への警告の要素と二面性があるか?

    気付けば20年前の作品。借金・破産については陳腐化したとは思えないが、時代設定として、書かれた時代が現在、振り返っている時代が昭和50年代になるので、その時代の時代感覚が無いと感覚的にわかりにくい部分も出てくるかもしれない。

    冒頭の常磐線沿線の詳細な景色描写もすでになくなってしまった。個人的には気に入った一冊。

  • 社会問題(金、自己破産)をテーマにしながら、ミステリーとしても面白い。
    自力では抗えない環境におかれたとき、どんな行動に出るか。他人の全てを理解することはできないからこそ、感じる孤独をどう受け入れるか。

  • 人って、ひょっとした弾みに他人になれるようだ。個人情報保護のすすんだ現代だと、こうことは起こらないと思う。少し昔の、まだコンピュータが家電化する前だ。意外な盲点が事件の謎を解く。
    解いたとしても、後味をひいてしまう。
    何だか切なさが残った。

  • クレジットカードによる、自己破産の恐怖。住宅ローンによる、一家離散の顛末。借金取り立てに追われ、人生を狂わせ、戸籍の乗っ取りを実行する。この小説で負債の闇に呑まれたのは、果たしてカードローンで自己破産した被害者か、あるいは、一家離散に追い込まれた加害者か。

    宮部みゆきの小説は、ポピュラー過ぎて、今迄、手に取らなかった。メジャーではない、自分だけが見付けたというような素材に、価値を感じるタチだからだ。人生を少し、損していたようだ。貴志祐介のような、骨格のしっかりしたミステリーである。他の著作も、是非読んでみたいと思う。

  • やっと読み終わった〜!結構時間かけて、間に他の本読んだりしたから余計に難しく感じられた。経済のお話でもあるから元々ストーリーが難しかったしね。でも恐いお話だよね。実際に自分の身近で有りうるだろうし、リアルがたっぷり感じられるお話だと思う。いつ自分がこうなってもおかしくない。もちろん彰子と喬子、どっちの意味でもね。

  • ご本人が、最後の一行に犯人が出てくる作品を書きたかった云々、
    と仰っているのを、いつぞや何かで見て、それは面白そうだなと、
    思い続けて、敢えて読まなかった一冊でした…だって、絶対面白い!って
    解って読むのも、ちょっと(笑)
    絶対面白い物が読みたい!と云う時の一冊にストックしていたのですが、
    うつ気味の今日び図書館で借りてきて、自宅でパラパラとめくっていたら
    そのままラストまで読んでしまい、
    ちょっと勿体無い事をしてしまった気分です。

  • 王道どころを虱潰しにしようのターン!

    ただ、幸せになりたかっただけなのに
    気がついたらどん底に立っていた、という
    スリリングなサスペンスというよりは悲しい人間の性が書かれた話で、
    ミステリーだけど経済本の一面もある一冊


    正直読み返したくはないけどとても印象に残る作品だった

    幕の引き方云々よりも、
    実際に物語に登場しない いわゆる主人公の二人の女性を、
    証言者の言葉だけで間接的に描き切っていることに驚きました


    振り返った彼女の顔を見たかった!!

  • 心の弱い人間と、その弱さを利用する人間との、現代社会において起こりうる事件が描かれたものだった。たぶん、現代の社会問題や人間関係などに問いかける作品だが、現実を生なまと思い知らされたような感じで、私的にはあまり好きになれない作品だった。

  • 実家の本棚にあったので、暇つぶしにと持ってきた本。
    続きが気になって、猛スピードで読んでしまった。さすが、「このミス」ベスト・オブ・ベスト。

    自分の過去を消し、他人になろうとしてなりきれなかった女性たちを描いた物語。
    読み終わった後、「孔雀色のカナリア」を思い出してしまった。

  • クレジットカードって怖い。そして、企業のアンケートもどんな風に使われるのか分からないものだな、、、と怖くなった。

  • ドキドキハラハラが最高!
    満足の一冊!!

  • 単なる人捜しに見えて実は!! ひとつ疑問が解決されたら次の疑問が発生…飽きずにいっき読み。ラストシーンはもどかしいけど、確かに「彼女」を直接描かない方がいい。緊迫の終わり方。最後まで「次はどうなるの?!」と、ページをめくる手が止まらない。
    それにしても「彼女」たちは悲しい。興奮とともに、悲しさが胸に残る。

  • 凄い作品で引っ張られるように読まされてしまうのだが、ラストはどうにも納得が出来ない。 書いてしまえば陳腐になってしまう。との判断があったのかもしれないが、ジャーマンではしゃーないなぁとなってしまうのだ... 続きを読む

  • 自己破産をした知り合いがいるので、非常に複雑な思いで読み進めた。ある意味、自己破産した後なんの影響もなく暮らせる人は、それも一つの方法なんだろう。そういう人ばかりでもないのが現状だと思う。ストーリーはぐいぐいと惹きこまれた。

  • 言わずと知れた名作。ミステリといえば……で、まず上位に上がる作品でしょう。あの正体不明の女性は一体何者なのか?最後の終わり方は必見です!!

  • このミステリーがすごい、と思った。
    舞台は平成初期。クレジットカードでの借金や自己破産をテーマに据え、若い女性をめぐる謎を追う話。最後、文庫のページで厚さ残り3ミリくらいになったところからが面白かった。

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