火車 (新潮文庫)

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  • 2025レビュー
著者 : 宮部みゆき
  • ¥ 1,069
  • 新潮社 (1998年01月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (590ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369181

火車 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 模倣犯の方が面白かったかな。
    宮部みゆきにしては珍しくずっと主人公視点。
    終わり方が粋ですな。

  • クレカ、サラ金の複雑なところをうまく解説しつつ、そこにサスペンスを盛り込んでいる。謎が解けていく快感。

  • 読んでみてようやく、誰もが最高点を与える傑作だと納得!

  • 自分自身が原因で自己破産した女性の人生を,そうとは知らず,両親のローン地獄の犠牲になった女性が奪いとり,うまくいきかけたときに振出しに戻ってしまう。被害者意識が,余計に自分を守り,与えられないものに対し強引に,人を犠牲にしても手にしようと狂気の策に走らせてしまうのだろうか。両親の墓所を求めようとしていた女性を,どういう思いで手にかけたのだろうか。その家族全体の成仏を犠牲にしても,自分の心を保てるのだろうか。人の底知れない闇が,境遇や状況により想像もつかない深さをみせる所に,人間の弱さや怖さを感じた。

  • 最後、「それからの話が聞きたいんやん」って思います(笑)
    推理してく流れなんかは徐々に徐々に一つ一つが繋がってく感じは良かっです。

  • ミステリーとしての完成度が高くて一気に読めました。徐々に種明かしされていってどんどん引き込まれていく感じ。
    模倣犯やソロモンに比べ、長さもちょうどよかった。

  • いつ会えるかと、そして、どんな話をするのかと、それを糧に読んできたこともあり、やっと会えたのに終わり、が少しガッカリ。

    しかし、周りが動き回って、当事者には本当に最後の最後にってのはなんだか面白い。当事者に訊かなくても大体分かってるって面白い。

  • おもしろかった!
    自己破産するって ずいぶん無責任な人だと 自分とは、人種が違うと思っていたのですが なんだか なんでもないことで はまりそうで 怖かったです
    そこから逃げるために 殺人事件を犯すのは、小説なのでしょうけど ドキドキしながら 読みました

  • クレジットやサラ金の借金について焦点を当てたミステリー。
    これは高校生あたりの若者に読んでもらいたい作品だと思う。
    女の過去を辿って会社や人物を訪ね、徐々に明らかになっていく凄惨な過去。
    簡単なほうだったかもしれないけれど自分の推理が当たっていたので凄く満足。
    最後のシーンあそこで終わらせるのもGood。

  • 読み応えのある一冊。犯人は最後まで登場しません。それなのに最後には犯人の全てを知っているような、まるで一番の理解者になったような気持ちになります。ラストの終わり方もとてもいい。穏やかな気持ちで読み終わりました。

  • おもしろかった。

    本間が刑事であること、それから弁護士にカード破産の現状を説明させること、等、登場人物の設定にもすべて意味があるのね。

  • これだけ引っ張ってドヤ感のないラストをもってこれる凄さ

  • 多重債務など現代社会が抱える問題をテーマにした推理小説でした。
    結末を読者に委ねるというのは、現代社会の見方を読者に委ねるといった意味があったのでは思います。素晴らしい最後でした。

  •  カード破産を「自業自得」だと思っていた私にとって、序盤のカード破産について説明した部分は背筋が凍るようなものでした。誰でも道を踏み外す危険があって、一度踏み外すと火の車になり人生が終わる・・・そんな恐怖を甘く見ていました。

     「世の中に居場所がない」ということも相当な地獄です。戸籍や住民票、そしてこれから導入されるマイナンバー。「自分が自分であると証明する」手段って、全て機械的で、実は脆い。そこも恐怖でした。

     作品の構成も抜群です。怒涛のスピード感で畳みかける終盤からの、あのラスト・・・。憎いくらい上手いです。

     先に「理由」を読んだのですが、宮部さんの作品には圧倒されっぱなしです。綿密な取材に基づいた重厚なプロットに唸ります。

  • 流石、代表作だけあって読み応えがありました。面白かった。
    違和感のある飛躍もなく、最後まで手抜きのない「濃い口」のいい物語でした。

  • 最後まで飽きさせず一気読み。きつく結ばれていたものがほどけていくような心地よさが素晴らしかった。最後の一行まで楽しめた名作。

  • 持ってるはずなのに見つからなくて(引っ越しで埋もれてる)図書館で借りて再読。
    そうか、こういう話だっけー! スッカリ忘れてたからとっても面白かったです。
    現代にまで通じる問題だよな-。

  • 多重債務問題を核として、クレジットカードの功罪、住宅ローンの重圧、破産者の悲劇や戸籍乗っ取りの闇などを描く。
    次第に明らかになる「関根彰子」と「新城喬子」の凄絶な人生、両者の交錯、そして新城喬子の行方。ついに加害者本人の口から真相を―というところで物語の幕は唐突に下ろされてしまうが、それがかえって読後に深い余韻を残す。
    ただ、クレジットカード会社を加害者、多重債務者を被害者と位置づける短絡的、片面的な描写には興ざめしてしまう。自己の資力をかえりみずに借財を重ねる多重債務者の思慮浅薄も非難されてしかるべき。

  • すごい勢いで読んだものの、
    ラストはちょっとがっかりしました。
    そこからが知りたいんやん。と
    声に出すほど。(笑)
    でもおもしろかったです。

  • 面白かったです。

  • 休職中の刑事が追う、失踪中の女をめぐるミステリー。個性豊かな捜査協力者たちの証言をもとに、失踪の確信に迫ってゆく・・・。特筆したいのが、カードローンの恐ろしさをリアルに描いている点。実態のない資金ゆえ、借りすぎによる借金地獄。返済のため、別のカードローンを乱発させられることによる借金の膨れ上がり・・・。カードの「負の側面」を受けることの恐さをこの作品で教わったきがする。

  • なんという終わり方なのか…宮部さんは「誰か」三部作でちょっと嫌になったりもしていたのですが…。物語の終わりはこれからの始まりで、「いやいや、そこからを知りたかったんですけど!!」と声に出して突っ込みました。追いかけて行く過程はハラハラしっぱなしで、確実に翻弄されてました。自己破産の凄まじさを知れば手元にあるカードが悪魔に思えてきます。たっぷり2日かけて読みました、でも、この事件は何も終わらない、なのにそこへ辿り着くまでの過程だけでこれだけ読ませるなんて宮部さんって本当に凄いと思いました。

  • 難しめ。専門知識多め。ストーリは好き。読み直したい

  • 再読できたらいいな本/休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を探すことに。徹底的に足取りを消し、自らの意思で失踪た彰子。なぜそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

  • 昭和の人間としては、
    入ってける作品でした。


    最後、もうチョットください!!
    って思う余韻がええですよ

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