初ものがたり (新潮文庫)

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著者 : 宮部みゆき
  • 新潮社 (1999年8月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369204

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宮部 みゆき
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宮部 みゆき
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初ものがたり (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 17年前に発表された話なのに、既に宮部節が確立している。
    過去の宮部作品のレビューで何度も書いたことだけど、
    最初から安定感のある作家さんだったんだと改めて感じた。

    回向院の茂七、仕立て屋を生業とするおかみさん(そういえば名前が出てきてない)、
    湯屋で働く糸吉、長屋の差配の手伝いをする権三、稲荷寿司屋台の親父…
    そういった登場人物たちと周りの人たちとの関わり、謎解きの過程といったものが
    後に書かれる『小暮写眞館』の雰囲気と時代は違えど通じるものがあって
    その辺りを興味深く読んだ。
    『白魚の目』や『遺恨の桜』といった子供が被害に遭う話は
    読んでいてちょっと居たたまれない部分があったものの
    扱いようによってはホラーになりそうな題材を
    謎解きよりも人情話の趣が濃い連作に仕立てた力量にも感服。
    (実際、宮部さんの時代物はホラーもけっこう多い)

    稲荷屋台の親父の謎が解けかけたところで話が止まっているのが残念。
    いつかこの続きを書いてくれることを心待ちにしている。

  • 茂七のいい親父っぷりが魅力的!
    屋台のシーンでは、江戸時代の食事でそんな豪華なものではないのに、すごく美味しそうに描かれている!
    重くない話で、サクッと読めます。
    でも読み出すと止まらない!
    屋台の親父の正体が気になるところです。続き、でないのかなぁ〜。

  • とあるアンソロジーに収録されていた宮部みゆきの時代ものを読んでからいつか時代もの一冊読みたいと思いつつなかなか機会がなかったけど、この本で時代小説デビュー(?)!
    どの話も切なさもあり、人情味を感じられて良かったです。
    続きが気になると思ったら、別の本で3篇新作(?)が追加されてるんだ。
    それも読みたいし、他の宮部みゆきの時代ものも読みたい…!(・∀・)

  • 江戸の深川の岡っ引き、茂七のお話。
    宮部みゆきの江戸の描写は好きだなあ。
    筆者が続きはいつか書くと言いつつ、まだ出てない様子。
    早く読みたい、続きはまだかー

  • 時代物。
    岡っ引きの茂七が深川で起こった奇妙な事件を追っていく短編なのだが、謎の浪人の親父が作る料理が美味しそうで仕方ない。
    個人的には「白魚の目」が好き。
    どうやらPHP文庫の方では続編のエピソードが収録されているそうなのでそちらも読みたいが…続きエピソード三編のために新しく買うのも。中古で出れば購入しようかくらいに待っておく。

  • 著者の、「本所深川ふしぎ草紙」を読んで、
    回向院の茂七親分が気になり・・
    その、茂七親分が活躍するこの本を読みました。
    江戸の初ものと、季節とをからめての物語。
    時代劇を続けて読んでいくのは久しぶりですが、はまっていきそうです。

  • 再読2013.12。
    時代ものは苦手中の苦手なんだけど、これだけ短編だと頑張って読める。
    読後は、とにかく続きが読みたい!
    霊感坊主と稲荷屋が気になるるる〜!
    回向院の旦那と同じで、夜中にちょっと食べたくなるようなお食事がとても素敵。湯気が香ってきそう。
    完全版?みたいのが発行されたようなので読んでみよ!

  • 描かれている江戸の暮らし、人情、そういった空気感が読んでいてすごく心地よい。面白かった!

  • 描かれる稲荷寿司とか汁物がとても美味しそう。夜にふらりと出かけたら、こんな稲荷寿司の屋台が出てる、そんな世界に住みたいと思ってしまう。

  • 連作短編。
    稲荷寿司の親父が何物かが、とても気になるのにわからないままなんて(笑)
    おまけに続編がないとは、なんと殺傷な(笑)

    それほど宮部みゆきの時代小説は良い

  • 宮部さんのファンタジー物はあまり自分は好きでないけど、時代物になると不思議要素を取り入れても非常にしっくりくるという。なぜだろ? 例えば幽霊というような存在が、かつては本当にあったとしてもおかしくないと思えるからかな。 この初ものがたりにしても他の時代物にしても、はずれがなくどれも楽しめる作品と思う。

  • 「ぼんくら」シリーズに登場している政五郎親分の親分である回向院の茂七が主役の短編集。
    「ぼんくら」でも名前だけちょこっと出てたし、政五郎の親分ということでどんな人なのかなぁ。と気になって読んでみました。

    茂七も政五郎同様に粋でカッコイイ!
    「義理と人情」ってちょっと古くさいかもしれないけど、この言葉が似合う人だなぁ。

    お話はどれも余韻を残すカンジで終わってて、「どうなるの?!」と気になることばかり。
    あとがきに、大人の事情で続編を出せなかったことが書かれていて、すごく残念!

    茂七親分の活躍をもっと見たかったし、いなり寿司屋の親父の正体も気になるなぁ。

  • 読後にほっこり幸せになった覚えがある。

  • 料理が美味しそうで…!

  • 時代ドラマを見てるみたいで楽しかった。
    お兄ちゃんが頼もしくてかっこいい。

  • 短編連作。

    毎話の事件は、少しつらい話の印象だが、その分メインの登場人物たちの繋がり、暖かさが目立つ。
    一番の謎である、そして物語を引き立たせている稲荷寿司屋の正体、気になることは気になるが、一応仮設が語られており、個人的にはひとまず納得。

  • 初もの絡みの物語だから、初ものがたり。他の方のレビューを読んで、恥ずかしながらあぁ、なるほどなぁとようやく気付く。茂七親分の温かな気遣いが素敵ですね。悲しい事件にも、どこかで救いがあり、読後感はとても爽やかだ。

  • 岡っ引き、回向院の茂七親分を主人公にした短編集。心のやりとりが読んでいて楽しいですね。素晴らしいです。

  • 十手持ちの回向院の茂七の人情に厚いところがとても好き。稲荷寿司屋台を切り盛りする正体不明の親父の作る料理が美味しそうで、この話を読んでいると目の前に湯気の立った料理が置いてあるように思ってしまう。 陰惨な事件に頭を悩ます親分と一緒に頭を悩ませながら、稲荷寿司屋の暖簾を潜って初物の料理に舌鼓を打つのが乙な一冊。

  • 面白かったです。宮部さんの人情時代物、しんみりと楽しませていただきました。岡っ引きの茂七もですが、気になるのは稲荷寿司屋台の親父です。彼は一体何者なのでしょう。

  • 連続した短編小説。日頃、短編小説をほぼ読まないが、空き時間に読み進められるのが良い。

  • 宮部みゆき版、鬼の平蔵な感じ。
    続きが読みたい。ぜひ再開してもらいたい。

  • 数々起きる事件に、本所深川の岡っ引き、茂七が挑み解決していくのだけど、常にその時期の旬の食材と料理も登場して、あ〜食べたいな〜って思う。
    そして、江戸時代にあるどうにもならない身分の差や貧富の差や事件の中に必ず見えてきて、その人なりの幸せというものを、茂七とともに考えちゃったりなんかする。
    一つ謎を残しつつこの本は終わるので、別の本でその謎が明かされるのか…期待したい。

  • 回向院の旦那、茂七の活躍を描く六篇。犯人探しのミステリというより人情もの。時代は違っても人を悩ませる社会問題って同じ?
    もう一つ、初物がテーマになっていて、出てくる食べ物が全て美味しそう…!

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初ものがたり (新潮文庫)の作品紹介

鰹、白魚、鮭、柿、桜…。江戸の四季を彩る「初もの」がからんだ謎また謎。本所深川一帯をあずかる「回向院の旦那」こと岡っ引きの茂七が、子分の糸吉や権三らと難事件の数々に挑む。夜っぴて屋台を開いている正体不明の稲荷寿司屋の親父、霊力をもつという「拝み屋」の少年など、一癖二癖ある脇役たちも縦横無尽に神出鬼没。人情と季節感にあふれた時代ミステリー・ワールドへご招待!

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