堪忍箱 (新潮文庫)

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著者 : 宮部みゆき
  • 新潮社 (2001年10月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369228

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宮部 みゆき
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堪忍箱 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 時代小説八篇。
    ちょっと空恐ろしくなるものから、思わず涙ぐみそうになるものまで思いさまざま。

    宮部みゆきははずさない、という圧倒的安心感の中読めた。

  • 江戸物。世話物。短編8話。堪忍箱。かどわかし。敵持ち。十六夜髑髏。お墓の下まで。謀りごと。てんびんばかり。砂村新田。解説金子成人。よかったのは「敵持ち」。隠れてなきゃいけないはずの「小坂井の旦那」(浪人)が、加助の女房に頼まれ、用心棒になってくれる。不穏な空気を察して立ち回り、罪を着せられることなく無事に。武家が町人のために自分の危険を承知で。心温まる宮部みゆきらしいお話。2013/05/29第26回名古屋de朝活読書会で紹介。http://bit.ly/17p2xde

  • ついつい宮部さんの書く江戸物には「ほっこり」を求めてしまっている自分に気付く。
    短編集でそのどれもが何となくスッキリした終わり方ではなく、心にザワザワしたものを残した。
    最後の「砂村新田」が良かったかな。

  • お話は上手いけど、苦しい話が…

  • 宮部さんの作品は、あらかた読んだつもりだったが見たことのない題名を本屋で見つけて購入。
    短編集だったので、気軽に読めた。

    「砂村新田」が、ゆっくりじわっときて一番良かった。

  • 宮部さんの作品なら、あともう少し、詰めが甘い様な、切れが悪い様な…そんな感じでした。
    誰もが持ってる人の心の少しの陰りを少しづつの物語にのせた短篇集でした。

  • 八つの短編からなる一冊。どれも味わい深い作品ですね。個人的には『敵持ち』『お墓の下まで』辺りが好きですし、『謀りごと』なんかは上手いなあと感心しました。

  • (2017-05-13L)(2017-06-03L)

  • さすがの宮部みゆき。テーマは「秘密」
    人には其々一つや二つシークレットを持ってある。それを其々がどう扱うかが其々に違う。其々なのだ。
    「お墓の下まで」が特に良かった

  • 10年ぶりくらいに再読。8編の本所深川を中心とした市井の人々を描いた時代物短編集。

    安定した面白さ。どこから読んでも外れなし。

  • 世の中には色々な秘密があり、人はその秘密を抱えながら生きているんだなと思う一冊。短編集でどれも違う切り口から登場人物の持つ秘密に切り込んでいく。 お気に入りは「敵持ち」と「砂村新田」。 「敵持ち」は偶然だけれども悪事を失敗させることに成功するところがすかっとする。「砂村新田」は娘が母親と母親を慕う男の恋心に気付くところがほんのりと切なく、暖かくなった。

  • 硬軟バラエティ豊かな短編集。著者の作品は短編の方がキレがあり、読んでいて楽しい。

  • 短編集、宮部みゆきの魅力がぎゅっと詰まった感じ。
    どの話もちょっと不思議な感じがしていい。

  • 半分しか読んでないので・・
    個人的には読み進めにくく返却機関になってしまい、未読了。
    表題作は結局なんだったのか?
    あまり周りの人に迷惑をかけるのは良くないなというかそれが人の業というのか。
    宮部先生の作品によく見る人の業を描いた作品と言う感じなんでしょうか。
    チョチ厳しめの★3つで

  • つい昨日まで、彼はひとりきりだった。生きているうちは。けれど、死んだらいきなり、四人にも五人にも増えたみたいだ。いろいろな彼の顔がある。

  • 個人的には、もうちっと作り込んでほしい気がするけど、
    歴史小説ビギナーには良いのではないでしょうか。

  • あれ? ここで終わる? ってちょっとすっきりしない話もあって、作品によって出来がばらついているように思いました。
    商家や長屋が舞台で派手な話ではないんだけど、人物はよく描かれています。話によってかなり感情入りますね。
    自分は「敵持ち」、「お墓の下まで」がよかったです。

  • 時代物が読みたかったんですけどそこまでガチなのは…と思って読みなれてる宮部さんの短編集を選択。

    ・堪忍箱
    箱の中にあるのは呪詛だろうか。

    ・かどわかし
    やっかいごとに巻き込まれかけた蓑吉、大変だったなぁ。
    今も昔も親子関係は難しい。
    あと営利誘拐って昔は考えもつかない珍しいことだったんですね。

    ・敵持ち
    後味スッキリ。用心棒に雇った小坂井さんのキャラが良かった。
    彼だけで何本も話ができそう。
    剣の腕が立たないのにここまで重宝される理由は…w

    ・十六夜髑髏
    ふきの奉公先の主人は普段は穏やかだが、十六夜の夜は月光を頑なまでに遠ざけようとしている。十六夜の夜は祟るのだと言う。
    一番ホラー。
    最後のシーンは脳裏に映像がパァッと浮かぶ。
    たくさんの髑髏、月光に照らされて微笑む旦那、炎。

    ・お墓の下まで
    ワケアリの迷い子を優しく世話した夫婦の抱える秘密が一番重かった。

    ・謀りごと
    差配という人の役割がわかっていないと意味が理解できないかも。
    貸した長屋の一つで謎の死を遂げた差配。その死をめぐって長屋の住民があれこれ推理する。長屋に住む知識人・先生の活躍もあり、病死だったことがわかる。
    一件落着かと思いきや、皆が帰った後「先生」は安堵する。
    実は先生は長屋にご禁制の書物を隠していた。差配に見つかれば差配を切らなくてはいけないほどのものだった。差配は病死だったことが分かり長屋の見分などは行われず、見つからずに済んでホッとする。
    うっかり死ねないのはオタクも一緒だな。

    ・てんびんばかり
    美代の気持ちがよく理解できなかったけど、お吉とお美代が一緒にいるのはもう限界だったのかなと思う。

    ・砂村新田
    父親の病気で、幼くして奉公に出たお春は、奉公先のおつかいの途中、市太郎という男に声を掛けられる。その男はお春の母親・お仲のことを気にかけていた。
    市太郎が何者かわからず怪しんだお春は、母親のことは何も伝えずにその場から去る。
    それからしばらくして、お春は弔いの席から帰ってきたばかりの母親と対面する。母・お仲は「市太郎の葬儀にいってきた」という。
    実は母親と市太郎は幼馴染で、母親は随分市太郎に良くしてもらっていた。それから二人は違う道を歩むことになったが、母親が結婚するときには心遣いをくれた。
    あの時お春に声を掛けた市太郎は、肺病で自分の死期を知っており、それでもお春の母のことを気にかけて声を掛けたのだった。
    市太郎イケメン。

  • 江戸下町の市井の人々を書いた短編集。

    表題の「堪忍箱」を皮切りに人々の色々な思い、秘め事…を悲惨な出来事についても温かく描いています。

    「堪忍箱」の短編そのものは起伏があまりなく、また主人公の悲惨な現状(堪忍箱を開けてしまった父は表紙、父に岡惚れした女中が火災を起こしその合間に堪忍箱を開けた母は昏睡状態…お店は立て直しが難しいかも、と主人公に重圧かかる)にこれをなぜ表題にしたのかと当初思いましたが…

    一通り読むと「秘め事などを込めた堪忍箱そのもののような短編集」であることがわかり、
    とても良かったです。

  • 人情物の短編集。時代劇とか好きな人は多分楽しめるのだろうけど、話としては割とありきたり。それこそ脚本化向けなのかな。

  • 宮部みゆきの堪忍箱を読みました。
    宮部みゆきお得意の江戸時代ものの短編集ですが、残念ながら他の作品よりは落ちるようです。

  • 結局何が何だかの「堪忍箱」が表題作になってることが欠点だな(>_<)。まあ、一番印象的なタイトルだからそうしたんだろうけど、冒頭のこの一編だけ読んで「ああ、ホラー時代短編集か」と決めつけてしまう人も多いんじゃ......。
    読みどころは他の人情もので、「てんびんばかり」「お墓の下まで」「砂村新田」あたりが上出来( ´ ▽ ` )ノ。(砂村新田がiPhoneで一発で出てきたことに、いま驚愕)。
    金子ナルトが解説でその「砂村新田」のネタバレをやっちゃってる......だから、解説は先に読んじゃいけないんだよね(>_<)。
    2015.5.20

  • 読み終わった後に、⁇⁇ 掴みきれない、スッキリしないお話と、あぁ、そうだったのか…と腑に落ちルお話と。いい具合にミックスされてます。

    お墓の下までも…砂村新田
    この短編が好き

  • 家が貧しく奉公に出された娘を主人公に据えた短編が多い。『本所深川~』と違い比較的起伏に乏しいが、いずれも厳しい生活環境に置かれながらも、宮部みゆき作品の時代物ならではのすっきりとした温かみがある。大きな力に翻弄されながらも日々を生き抜く人々。現代ものでもそうだけど、ただひとつのことをやり続け、そしてそれが平凡であればあるほど眩しく見える。でもやっぱりちょっとした事件が起こるような作品が好きで、『謀りごと』『敵持ち』が良かった。

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