理由 (新潮文庫)

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著者 : 宮部みゆき
  • 新潮社 (2004年6月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (686ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369235

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理由 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 江東区高橋 深川警察署 露見 簡易宿泊施設 馬喰町 姑との諍い 清澄通り 鬱積した感情の逃げ道 平成二年、バブル崩壊の年だ。混乱の渦中に身を置いていた 居住者が入れ替わって 違う用向き 万事に遺漏がございません 分不相応 上野毛 ふたりの証言には齟齬がなく 排他的でいるくらいが 現代は「気分の時代だ」 心地よい特権 相模原と荒川区は土地柄もまったく違うし、距離も西と東に離れている 玉石混淆こんこう 競売 夜逃げ 差し押さえ いわゆる『占有屋』 意気軒昂 この利発な長男が、時折子供とは思えないような洞察力を見せ、なおかつそれを表現する語彙も獲得していることを承知していたし、宝井家のなかには、家族の話は傾聴するという、なかなか気持ちのいい習慣があった。 彼女の惑乱 姉さんは情が濃い人だ 敏子としこ 睦夫むつお 寝具しんぐに負けず劣らず真っ白だ 路傍に立つ標識 東京都日野市平田町 築浅のモダンな構えの家 賃貸し だび荼毘にふされて 斜めに遺伝 謹厳きんげん 接骨師 カイロプラクティック 偏頭痛へんずつう 頻繁 情操教育 ヴァンダール千住北ニューシティ 輸入インポートもの専門のブティック ハウスマヌカン 目に見えないものインビシブル 孤軍奮闘 伏魔殿ふくまでん 草加市 買受人 競売物件 古典的・典型的な手口 厚遇こうぐう 執行妨害 思想的な理由がある確信犯 偽の賃貸借契約ちんたいしゃくけいやく 相応の立ち退き料 詐術さじゅつ 迂遠うえんな方法 抵当権者や買受人の側は、なんとかしてこの嘘を暴き、これが不法な占有であることを証明して、占有者を排除してもらうことに全力をあげなければならなくなってしまいます。エネルギーをとられること甚だしい。 知能暴力犯 賃貸人ちんたいにん 法律の隙間で活動する占有屋の問題 浦安 晴海 門前仲町 出来高制 しゅうたんば愁嘆場を演じたところで 康隆は肉親の想いと「良心」という理の間でゆらゆらと揺れながら レプリカント=人造人間 生態のわからない生き物に遭遇してしまったというような感じだった 語彙の幼さ 成人した男の言うことじゃないよ アイロニー=逆説 皆殺しの憂き目にあった 難詰された 痛罵する 溜飲が下がった 経済的な逼迫ひっぱく 辛辣 埼玉県深谷市 高崎線沿線の小都市 隣市の熊谷市が上越新幹線の停車駅を獲得したのと引き替えに失なってしまった街の情緒を、まだそこここに漂わせている。 死んだ人が遺族に報せにくる メモリアルパーク=お墓 分不相応な買い物 そこにハーケンを打ち込むのを躊躇わせるようなあやふやな部分があった 鬼に金棒でしたよ。変な言い方だけど、判りますか? 八代裕司の幽霊 拙著せっちょ 上梓じょうし 現代ミステリ 大林宣彦のぶひこ 心の琴線に触れる意義深い状況 多角的に検証 叙述 暗闇の灯台の夜を作品 現代社会の複雑な様相がやおら迫り出してくる仕掛けだ 事件の背景にあるバブル崩壊後の日本の惨状をつぶさに知り 家族の崩壊と小さなコミュニティの変貌(しばしば犯罪を誘発し、露顕ろけんを遅らせる状況) 現代社会で跋扈する冷酷な犯罪者と被害者の肖像を鮮烈に描ききっているのだ ファンタジーとリアリズム 希代の語り部 先鋭的な 鋭敏な感性 火車 模倣犯 三大リアリズムの傑作 エピグラフ 内なる殺人者

  • 高級高層マンションでの一家4人殺人事件の真相を追う話。
    様々な登場人物が登場する。
    いろいろな家族があり、家庭があり、いろいろな考えがある。
    事件をとおして、家族とは。という大きなテーマを取り扱う。

  • 長い。その理由がわからず一気に読んだ。

  • 登場人物が多い。
    タイトルがなぜ「理由」なのかを考えながら読むが、読み進めると砂川家だけでなく、この事件に関わる人達の複雑な背景に驚く。
    もちろんフィクションではあるが、この小説の時代が1990年代後半であるなら、さらに複雑な事情の家庭もあることだろう。
    闇は特別な世界にある訳ではない。

    「家族とか、血のつながりとか、誰にとっても面倒くさくてやりきれないもんだよ。だけど、本気でそういうものをスパッと切り捨てて生きていこうって人たちがいるんだね」

  • 火車が面白かったので続けて宮部作品。
    直木賞作品という事でちょっと期待をしすぎた感はあります。
    小説を読んでいるというよりドキュメンタリーを見ている様な感覚でした。
    ひとりひとり視点を変えて見ていく事で事件の全容が見えてくる…。
    見た目は幸せそうに見える家族の歪んだ部分からの破綻を見ている様でした。
    不動産の裏事情も知らないものですね。
    ページ数は多いですが、先が気になってサクサク読めました。
    でもちょっと引っ張りすぎ感もありますね。笑

  • 登場人物が多いのでじっくりと読みました。よく一冊にまとめられたなーと感動しました。小糸家の一人息子のその後が見たい

  • 291
    小説として読むと、面白いかどうかは微妙。登場人物があまりにも多過ぎて、なかなか核心に迫らないので中だるみしまった。
    とは言え、取材したと思えるような作品に仕上がっているので、やはりこの人は凄いと思った。
    同著者、読了16作目。

  • 直木賞作品ってことで、めっちゃ期待しすぎて読んでしまった感はある。

    人の価値とかレベルとか、そういうのを値踏みする人って、結局自分に自信がないんだよね。
    お姉さんもお姉さんで、色んなことを反対する理由はよくわかるけど価値観の押し付け合いはよくない。
    いつだって、人の幸せを自分の物差しで測るようなことはしたくないなぁ。

  • 直木賞受賞作。様々な人々の視点から一つの事件を紐解き、それぞれの理由が解明されていくにつれ、リアリティーを増しているようだった。ひとつの事件を題材にルポ形式で物語が進んでいき、真実に辿り着く過程を関わりのある人物描写、事件背景などを組み合わせていて緻密な文体表現が重厚感があった。複雑な心情が絡み、語り口からも悍ましさと怒りの部分も感じ取れる。今の若い人が祐司のような素因を持っているだろう、だから祐司の気持ちが判るのではないかというのが印象深い。自分本位の人間が増えているのは現代にも通ずるものだろう。

  • 2015年11月1日読了。私にとって内容はものすごく難しかった。何重にも付箋か敷かれていて、場面がぴょんぴょん飛ぶので、わけがわからなくなりそうだった。この一風変わったミステリーの書き方に翻弄されてしまったからだと思う。まず主役がいない。主役が表に出てこない。主線を書いているのはインタビュアーだけれども、この人が表に出てくることは無かった。あと、登場人物の多さ。これが半端ない。場面ごとに出てくる人も変わるので、ものすごい人数だった。こんな書き方見たことがない。ミステリーの奥深さを感じた。そしてテーマは「現代における家族観」といったところでしょう。軽薄になっていく家族とのつながりが出てきて、たくさんの家族の形が出てくるけれど、どれひとつとして同じ家族は出てこなかったけれども、どの家族も幸せそうではない家族ばかり出てきた。人殺しあってのミステリーだけども、この話はそれより家族の在り方を問うような内容と構成だった。

  • 高級マンションで起こる殺人事件のお話でした。
    そのように一行でまとめる事は簡単だけど、殺人事件が起こるまでの経緯を様々な側面、様々な登場人物を通して描かれていました。
    一つの事件をとおして捉え方が全く異なっていた事が面白かった。


    宮部みゆきの作品別のものも読みたいと思いました。

  • 長い割には大した結末もなく。登場人物は共感できない人ばかりでイライラしました。私の読書力が足りないのかな。

  • 1週間かかって読了。
    絡まった糸をほどくように、1つ1つの謎が解かれていくストーリーの進みかたも面白かったし、何より最後までわからない部分もあって、全てが明らかにならなくて少しモヤッとした終わりかたなのも実際の事件みたいだなと思った。

  • 保有状況:所有&購入日:42172&購入金額:1069

  • 皆が言ってるように、とにかく長い......
    700ページ近くある割りに、本の厚みはそれほどない(紙が薄いのか?)から、いつもの感覚と違って惑乱するんだろう。これも一種のトリックだ( ´ ▽ ` )ノ。だから、連載時に一度読んでいたし、大林宣彦のトンチキ映画も観ていたのに、「白夜行」以上に時間がかかっちゃった( ´ ▽ ` )ノ。
    面白いは面白いんだけど、ドキュメント形式が煩わしいな(>_<)。部分的に普通の小説の文体になるのも卑怯な気がするし......(>_<)。
    家族って厄介だね(>_<)。
    いつもの宮部みゆき作品の裏テーマが本作の主題。
    しかし、この小説をあんな代物に仕立て上げる大林宣彦って、どういう感性してるんだろう?まともな再映像化を希望( ´ ▽ ` )ノ。
    2015.5.31
    これもまた、買ってきた時にバーコード登録したはずなのに、本棚から消えていた......(>_<)。

  • 「始めの説明が長いけど,話が進みだすと
    一気に面白くなるから!」と言われて
    「火車」を貸してもらってことがあります。
    今回の「理由」は「火車」についで
    2作目の宮部作品でした。
    前回と同じく,話が長いです。
    進みだしてからは確かに面白くなって
    どんどん読めましたが,それにしても話が長い。
    描写が詳しいと言えばそうなのでしょうが
    もうちょっとテンポよくいっても良いのになとも
    思います。
    いろんな事情が絡み合っていて
    そんな風につながっていたのか・・・と
    感心しました。
    宝井綾子さんのその後が知りたいです。

  • 登場人物のみならずページ数も多いけど、うまく考えられてて飽きさせない長編でした。

  • おもしろかったです。ただ読み慣れない文体と、登場人物が多かったので読了まで少し時間がかかりました。ただ、作品自体の観点や視点は大変興味深いものがあり、考えさせられました。

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