模倣犯2 (新潮文庫)

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著者 : 宮部みゆき
  • 新潮社 (2005年11月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369259

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宮部 みゆき
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模倣犯2 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 2巻目は事件の新展開は特になく、事件の共犯の1人の素性を明らかにすることで、事件の真実に迫っていき、これをふまえて今後の展開がどうなるのか?が楽しみですね!
    それにしても宮部みゆきはディテールが細かいです。
    2巻目を読み終えて1巻目の最後の話が、どう繋がるのかというのも気になるところです。
    事件の鍵を握るピースという存在が、まさに今後の展開のキーとなり、彼の背景が気になります。

  • 犯人側の視点。吐き気がする位の悪意と殺意の自己欺瞞。

  • 加害者側からの視点が多く描かれる本作。

    ぐいぐいと引き込まれる力はこの巻でも衰えず。
    徐々に明かされて行く状況に唖然。

    この先、由美子と和明がどう巻き込まれていくか目が離せない。

  • ピースとヒロミの殺人ゲームの経緯を見ていると胸糞が悪くなってくる。とにかく、次の殺人が起こる前に早く捕まえてほしい。

  • ほぼ犯人の生い立ちや、どのようにして歪んだ残虐な人格が形成されていったのかを描いている巻だった。

    どの様に犠牲になった女性たちをターゲットにし、死に至らしめたかのくだりも勿論おぞましくて悪寒がし気分が悪くなったけれど、犯人の子供の頃からの残虐性や、人格の歪みや家庭内の問題などが描き出されている部分を読んでいる時も吐き気すらおぼえるほど気分が悪くなった。

    でもその一方で、「そら歪むわな、、、」と犯人の生い立ちが非常に気の毒で胸が痛んだ。
    彼はただ愛されたかった。自分は存在してもいい人間なんだ、愛されるに値する人間なんだという肯定感がただ欲しかっただけなのだと思う。
    けれど否定される事はあっても、彼に愛が与えられる事は決してなかった。愛情が枯渇し過ぎて限界の線を通り越してしまっていたのだろうと思う。
    その結果色んなものが歪んでしまったのだろう。

    犯人には自分たちが恐ろしい事をしているという実感がなく、自分たちが現実を生きているというリアリティがない様にも思えた。

    殺人までは犯さないまでも、こういうモンスターを胸の内に抱えている人は決して少なくはないと思う。
    この連続殺人は狂気で一見殆どの人間が「自分には関係ない」「自分はこんな事はしない」と思う出来事だろうけれど、いじめや虐待、身近な人間に対する暴力や支配(たとえ本人は相手の為と思って言ったりやったりした些細な事であったとしても)にも通ずるものがあるし、誰にでもこの犯人の様な怪物に成りうる可能性はあるのだと感じた。

    この作品は1996年の設定だけれど、今の世の中の方がより一層この狂気に近づいている様な気がする。

  • 再読。早くも、すでにいろいろな事件が並行して起きていることがわかる。
    この巻は主に誇大妄想、自己中心的で冷徹なヒロミが中心になるけれど、このような「ある意味計算づくで」「世間を驚かせるために」「被害者を登場人物と見たてて脚本を書くような」犯罪を思いつく犯人たちの、過大的自己がとてつもなく怖い。ここまで人間が冷徹になれるなんて。生活環境に帰するような書き方もあるけれど、以前で言うところの「母原病」のようなことを、このような犯罪にあてはめるべきではないのだ。

  • 【あらすじ】
    鞠子の遺体が発見されたのは、「犯人」がHBSテレビに通報したからだった。自らの犯行を誇るような異常な手口に、日本国中は騒然とする。墨東署では合同特捜本部を設置し、前科者リストを洗っていた。一方、ルポライターの前畑滋子は、右腕の第一発見者であり、家族を惨殺された過去を負う高校生・塚田真一を追い掛けはじめた―。事件は周囲の者たちを巻込みながら暗転していく。

    【感想】

  • 1より読みやすかった。ドラマのシーンと当てはめたりしてスラスラ読めた。犯人目線の話。

  • 犯人と思わされる人物の巻。少し退屈さを感じるが、全体のストーリー上大切と思われる。

  • 第2巻。

    無知な少女たちを愚かだと蔑み、殺していく犯人。

    マスメディアは、彼らを楽しませるエンターテイメントとして利用される。

    歪んだ犯罪者が浮かび上がってくる。

  • 斬新な構成。2巻では一転、犯人サイドで物語は語られる。今巻でもあらゆるところに伏線を張り巡らせているな。この回収劇が堪らんのですよ。次も楽しみ!

  • 一番の恐怖を与えるには、想像力を膨らませること。

  • 再読。2巻からは物語は第二部へ。

    ここからは犯人の一人、栗橋浩美のバックグラウンドを紐解く。そして及んだ犯行。
    人のキャラクターって、こんなにも環境に影響されるのか。ずっとムカムカしながら読んでた。浩美が崇拝するピースの存在が見え隠れする。

    次巻へ続くー。

  • この作品の特徴として、被害者の遺族を詳細に描いている点がある。
    特に、鞠子の祖父・有馬義男は主人公といってもいい程活躍している。(豆腐屋のじじいが主人公ってのも何とも言えないけど)

    人が一人殺されることの影響の大きさ、遺族の苦悩、関係者のトラウマなど深く描かれている。

  • 被害者側に寄り添った前巻とは一転、2巻は徹底して加害者側の視点から事件を描いていく……とうぜん、小説としてはムナクソ展開に(>_<)。
    ふだんほのぼの描いている下町人情世界を、自らグチャグチャにぶち壊して蔑んでいるところが、凄絶で怖い(>_<)。
    もちろん、すべて計算ずくのことと分かってはいても……(´ェ`)ン-…。
    まだまだ裏の裏がありそうだけど(何と言っても、主犯?ピースの素顔がぜんぜん明かされていない)、何がどう転んでどれだけ膨らんでいくのか予想がつかない( ´ ▽ ` )ノ。

    こうなると、映画があれだけクズだったことがありがたい( ´ ▽ ` )ノ。
    もう、ラストシーンくらいしかハッキリ覚えてないからね( ´ ▽ ` )ノ。
    下手にいい作品で、細かいとこまで心に印象づけられていたら、これだけ原作を楽しめたかどうか( ´ ▽ ` )ノ。

    3巻アタマちょっと読んだけど、今度はまた被害者側の視点が主?っぽい( ´ ▽ ` )ノ。

    事件をエンタメ化して喜んでいるマスコミと善良なる市民のバカっぷり、自省とともに吐き気( ´ ▽ ` )ノ。


    2016/11/07

  • 模倣犯というタイトルから2巻以降は、何者かが同じような事件を繰り返していくのだろうと予想していたが全く違った。

    本書は1巻で事故死した2人組の男と謎の男ピースの、生い立ちや犯行時の行動を辿る。
    巧みな言葉で少女たちを誘い、彼女らの心の隙につけ込んで殺人を繰り返す2人。少しずつ羞恥心を奪い、少女を服従させながら殺す手口が醜い。
    落ち度のない鞠子は気の毒としか言いようがなく、両親や祖父の気持ちを考えると切なくなる。

    それにしても、栗橋夫妻はどうして浩美という名前を付けるかなぁ。

    3巻はどのような切り口で展開されるのだろうか。
    続きが楽しみです。

  • 犯人目線の巻
    すごい怖い‼ 狂ってるってこういう事なんだね~
    なんだか最近のいろんな事件もいままでより 余計に怖くなりました。

  • 2016.7/7〜11。2巻目。1巻の気になるラストから一転、加害者視点に切り替わる。栗橋浩美のような人間は、近くにいてもおかしくない。いつどこで歪むのかわからないのだから。

  • 2016.5.21
    加害者視点

  • 家庭環境は選べないけれど、その子の人格の形成にかなりの影響を及ぼすんだよね。

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鞠子の遺体が発見されたのは、「犯人」がHBSテレビに通報したからだった。自らの犯行を誇るような異常な手口に、日本国中は騒然とする。墨東署では合同特捜本部を設置し、前科者リストを洗っていた。一方、ルポライターの前畑滋子は、右腕の第一発見者であり、家族を惨殺された過去を負う高校生・塚田真一を追い掛けはじめた-。事件は周囲の者たちを巻込みながら暗転していく。

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