模倣犯3 (新潮文庫)

  • 4900人登録
  • 3.83評価
    • (515)
    • (626)
    • (749)
    • (31)
    • (13)
  • 260レビュー
著者 : 宮部みゆき
  • 新潮社 (2005年11月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369266

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
東野 圭吾
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

模倣犯3 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 面白い。
    少し話が長い。無駄な話はないんだが。
    この後、4、5巻とどう話しが続くのか。

  • 第3巻。

    犯人側を中心に物語は進む。これでやっと、時系列的に1巻に並ぶ。

    この一連の事件はいったいなんなんだ?という不快感が浮かぶ。
    なにも生み出さない犯人の自己満足が、退屈な日々を送る人々に刺激的な物語を提供する。
    表面上は、被害者の女性達を哀れむが、一方女性を蔑み嘲笑う感情が事件を盛り上げる要因となっている。マスメディアの報道の根底もそれはある。

    読んでいるうちに自分たちが生きている世の中が歪んでいる気がてくる。というか、実際そうだ。みんな心の底では分かってる。

    ただの快楽殺人に、不器用だが真面目に誠実に生きてきた人間が巻き込まれて死ぬ。なんの生きる価値も見出されぬ、ゴミのような存在として。

    こんなクソみたいなことがあるなんて、どうかしてる。
    この本はそんな世の中の腐った歪みをうまく切り取っているんだろう。

  • なんだかな、本当に彼の人生はなんだったのかな…もっと幸せなことがたくさんあったはずなのに。あの時ヒロミに出会わなければ、全く違ったのに。でもヒロミのおかげで成長したところもあるのか。本当にカズが気の毒でしかない。

  • 再読。
    2巻から続く、ヒロミとカズのバックグラウンドと死に至るまでが事細かくつづられている。
    ずっとヒロミに嫌悪感を抱き、こんな最低な男は死んでも仕方ないと思っていたのに、カズのヒロミへの友情に心を打たれ、最後はヒロミが変わっていく姿が見たいと思ってしまった。カズのために、よき幼馴染に戻ったヒロミを見たかった。

    長編は大体このあたりが中だるみするのだけど、これは一気読み。カズ、かっこいいじゃないか。
    物語は終盤と思えるが、まだまだこれから。真相はまだはっきりしていない。ピースの本当の人格もまだまだだ。
    次巻へ続くー。

  • 理由は言い訳。安住。

  • この本の前に『悪の経典』を読んでいたこともあってピースとハスミンが似ているように感じていた。
    頭脳明晰で容姿端麗、異常性も似ている。
    そして、自らの策におぼれて、足元すくわれて破滅するところも。

    ただ、大きく違う点はハスミンは捕まる時「Magnificent」と言ってはめられた相手を称賛していたが、ピースは失言で自滅して立て篭もり・・・となんともカッコ悪い。
    人間追いつめられたらああなるのかもしれないが、もうちょっと魅力的に書いてもよかったんじゃないかなあ。

    まあ宮部さんはそんなこと書かなそうだけど。

  • やや中だるみの感はあるけれど、逆に言うとここらへんから、作者が枚数を考えずこの物語を書き尽くしてやろうと腰を据えた、のかも知れない( ´ ▽ ` )ノ。

    知能犯(=実はただの賢い子ども)のたてた綿密な計画が、思わぬところから破綻、崩壊し、第一巻のラストに帰納していく( ´ ▽ ` )ノ。
    カズという(ドストエフスキーに出てきそうな)「人間の良心」そのものの存在がカギ( ´ ▽ ` )ノ。
    闇を照らす光( ´ ▽ ` )ノ。
    氷を溶かす陽( ´ ▽ ` )ノ。
    まるでイエス・キリスト( ´ ▽ ` )ノ。
    このカズが失われた後、物語はどんな展開を見せるのだろうか?( ´ ▽ ` )ノ。
    次巻から、ついに真の主役ピースが表舞台に登場だ( ´ ▽ ` )ノ。

    2016/11/09

  • 物語も中盤に差し掛かり、この巻では、自動車事故で亡くなった栗橋と高井の事故に至るまでのいきさつとトランクの死体が誰なのか?という謎が明らかになりました。
    それにしても、ここまで細かく書くかというくらい登場人物のディテール描写が細かいですね!
    今後は残ったピースの正体とピースがどう動いていくのか?というのが物語の焦点になっていくと思われます。

  • 本書は2巻に続いて、事件の顛末が語られている。

    無惨にも繰り返される殺人の話であるが、読まずにはいられない。
    ピースが言うように、社会(読者)は「極上のストーリー」を求めているのではないだろうか。
    残酷で、美しく、スリルをもたらしてくれる「演出者」たちは、読者の要請に応えた作者によって作り上げられた。つまり「演出者」は我々読者なのではないだろうか。

    一方で読者は、他人を貶め、欺き、殺めることが人として道理に反していることは十分理解しているはずである。だから和明の懸命の説得が心に沁みるのであろう。

    実に面白い作品である。

  • 気持ち悪い
    ピースがどんどん人を殺すシナリオを考えるところが
    すごーく気持ち悪い
    カズのヒロミへの気持ちが痛々しい…

  • 2016.7/11〜15。3巻目。やりきれない。ここで第1巻ラストの真相が明らかになる。和明の優しさに心打たれると共に心苦しくもなる。

  • こちらも犯人側の描写。殺意が生まれるほどの描写。ここまで細かく描写するのは、加害者側をなんだかんだと守ってしまう、被害者側をおざなりにしてしまう社会の何か根本的に間違ってる思考を問いただそうとしているのか。

    兎に角まだすっきりとしない。先を読もう。

  • 2016.5.24
    自尊心肥大症
    一巻の結末へ

  • 外見に惑わされることは多い。
    本質を見抜くのは、容易ではない。

  • 犯人の友人がメインの話。
    犯人がわかっていて、それでも助けたいと思ったところまではいいけど、自分が巻き込まれる可能性を考えてなかったんだろうかこの人は。
    まともに考えるなら、もし自分がどうかされた時を考えて、保険くらい残しておくと思うんだけど。
    それすらしないで死んじゃうなんて、ちょっと考えられない。

  • 2016年1月21日読了

  • 2015.11.01
    あともう少しだったのに。カズは分かっていたのか。再来週マラソン!

  • どんどん面白くなってきている。
    ミステリーは一通り種明かしで終わることが多いけれど、この作品は違う。
    いろんな角度からこの「舞台」を見つめている。

全260件中 1 - 25件を表示

模倣犯3 (新潮文庫)に関連する談話室の質問

模倣犯3 (新潮文庫)に関連するまとめ

模倣犯3 (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

模倣犯3 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

模倣犯3 (新潮文庫)の作品紹介

群馬県の山道から練馬ナンバーの車が転落炎上。二人の若い男が死亡し、トランクから変死体が見つかった。死亡したのは、栗橋浩美と高井和明。二人は幼なじみだった。この若者たちが真犯人なのか、全国の注目が集まった。家宅捜索の結果、栗橋の部屋から右腕の欠けた遺骨が発見され、臨時ニュースは「容疑者判明」を伝えた-。だが、本当に「犯人」はこの二人で、事件は終結したのだろうか。

ツイートする