模倣犯3 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 377
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  • Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369266

感想・レビュー・書評

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  • 2巻、3巻を見て1巻がこの話の筋全体で、それを各感で各登場人物の心理まで掘り下げていると気づいた。そうなると、1巻の中身をもう少し丁寧に読むべきだったかなと思う。
    3巻は、高井和明の大人の面と栗橋浩美の心の変化、そして和明がピースを無視、見下ろす態度が爽快だ。ただ、残念な結果も。4巻はどんなだろう。

  • まだ中盤なのに事件は結構進んでいっていて、どんな進み方、終わり方をするのか楽しみ。

    作者が誰であってもミステリー小説の中のアタオカな殺人犯は親の影響だったり幼少期にトラウマ抱えてたり、レイプするよなぁ、これが1番社会問題なんですかねぇ(小並)

  • 面白すぎて言葉が出ない。3巻の最後まで読み終わり、切迫した事件の終結に感嘆の溜め息が出ました。

    栗橋浩美の生い立ちと不幸、カズの幼なじみを案じる気持ち。それらが全て一丸となって最後の事故を引き起こしたのかと思うと震えます。

    1巻のラストの答えが3巻のラストで綺麗に描かれており、とにかく凄かったです。

    ピースはこの展開にどう出るのか。
    次巻も楽しみです。

  • 第3部まで読了。

    登場人物は多い、話も長い、で一般的には読みづらい作品だと思うが、それらが気にならないレベルで物語が面白い。

    長編ミステリーの傑作だというのも頷けます。

    2巻の最後で栗橋浩美が崖から落ちて死ぬことが明らかになり、本巻ではそこに至るまでの経緯と彼らが行ってきた悪事、そして、浩美が誘拐殺人事件の犯人であることを勘づいてしまった和明が彼らの芝居の登場人物となっていく様子が描かれます。

    塚田真一が巻き込まれた事件と、ピースの起こした事件は直接的な関わりは無いが、少しずつ物語は重なっていっています。この後どういう展開になるのかが楽しみです。

  • 高井和明がいいひとすぎて辛い

  • 飽きない

  • 模倣犯、3巻目!!まだ全巻読んでいないのでまだわからないですが、3巻はすごく好きな話でした。
    はやく4巻を読みたいです。

  • 2022年 29冊目

    模倣犯3冊目です。2巻を読んでから少し間があき別の本を読んでいたけれど、読み始めると引き込まれてしまい、2日で読了。この勢いで最後までいきたいものです。

    3巻は連続殺人事件の本筋に戻り、様々な人間心理が描かれている。

    人間のいやな部分が細かく描かれていて読んでいて辛い。でも引き込まれてしまう。正に小説の醍醐味。

  • 3巻目。
    今回は、カズこと高井和明の変化や、ヒロミを主観とする犯人側の説明だった。
    読み終わった感想としては、やっと1巻の最後までたどり着いたー。という感じでした。しかしながら、真一の過去や、ピースは一体何者なのか。という謎がまだ残っているので、次巻もその点に期待をしたいと思っています。

    3巻まで読んでおおよそ1500ページくらいかと思います。普通の文庫本では4冊くらいの量を読んだにも関わらず、長いと思ったことはないです。むしろ続きが気になるので、あと2冊ですがあっという間に読了しそうです。

  • 2021.12.17読了
    複雑に人間関係が絡み合い、主軸となる人物の視点が度々入れ替わる。
    どのキャラクターの人物描写もとても丁寧で、さすがだなぁ、と。
    浩美にしろ、ピ-スにしろ相変わらずの卑劣っぷりにうんざり。
    ピ-ス、一体何者なんでしょうか?

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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