模倣犯〈4〉 (新潮文庫)

  • 4684人登録
  • 3.82評価
    • (481)
    • (614)
    • (718)
    • (31)
    • (9)
  • 250レビュー
著者 : 宮部みゆき
  • 新潮社 (2005年12月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369273

模倣犯〈4〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • イライラしたり泣いたり忙しい巻だった。
    カズのことを読んできているので、ホテルの支配人とか前畑とか真一にでさえ、「おまえらカズの無実証明されたら絶対謝れよ」と思いながら読んでた。
    ピースの芝居がかった態度、今まで気にならなかったのにこの巻だとやけに幼く感じる。
    由美子は気持ちは痛いほどわかるけど、どうしてもイライラさせられてしまった。
    前畑は一巻から印象変わらず、ただのでしゃばりな女としか思えない。「女」って感じ。
    義夫、真一、カズにとって少しでも明るい終わり方であったらいいなと思う

  • 栗橋と高井の2人が自動車事故で死亡し、2人の共犯ということで連続殺人事件は幕を閉じたかに思えたが、再びピースが動き出すという展開でした。
    ピースの本名がついに明らかになりましたし、ピースが新たに何を考えて行動し始めたのか?なぜ、あえて事件関係者に近づくという危険を冒したのか?というところが謎ですが、ピースという人間の自己顕示欲というか真の悪意というものが、まだ抑え切れていないということなのでしょう。
    だんだんそのピースの感情が暴発気味になってきましたが、本巻での最後のピースオチが次の最終巻で、どのような展開となって、結末がどうなるのか?とても気になります!

  • 皆が不幸になっていく。真の犯人にはたどり着けるのか?たどり着けたとしても、皆の不幸さは変わらない事も分かっている悲しさ。

  • この巻は読んでいて気持ち的にしんどい描写が多かった。

    ピースの狡猾さとそれに振り回される周囲に終始ハラハラしてしまった。

    いよいよ次は最終巻。一気に読んでしまいそう。

  • 「犯人は高井和明と栗橋浩美である」と社会が認識した状況で進んで行く前半の展開がとても心苦しい。
    和明の浩美を思う優しさと穏やかさの中の自分の意思を貫く強さを思うと、作中の登場人物たちに真実を怒鳴りつけてやりたい思いになる。
    兄思いの由美子や真面目に暮らしていた家族が不当に苦しめられていることに涙が出そうになる。

    後半、由美子の変貌ぶりが本当に不憫で、樋口めぐみと像が重なったときはこんなに残酷な話があっていいものかと本を握る手に力が入ってしまった。

    最後にはきっと嫌疑は綺麗に晴れると分かっていても、事件に巻き込まれた人たちの壊れきってしまった暮らしのことを考えると今更何が解決するんだと憤りすら覚えてしまう

    これほどまでに世界に入り込んでしまうのはひとえに宮部みゆきの構築する世界が人物があまりにも緻密で真実的だからなのだろうけど、あまりにも入り込みすぎてしまって却って問題です。

  • 巻き添えをくって犯人にされてしまった青年の無罪を晴らしようのないもどかしさ。観客はすべてわかっているんだけれども、登場人物がすれ違いばかりで、観客の期待に応えてくれないという、昔のメロドラマのノリでした。<BR>
    真犯人の狂気も人間離れしていますが、警察の情報操作なり、マスコミの影響で、ほとんど誰もが無実の可能性に目をつむってしまうところに、本当の恐ろしさを感じました。<BR>
    2006/1/11

  • 事件がまた動き出す。漸く表に出てきたピースを、警察や滋子は追い詰めることができるのか。案外有馬が本命かもしれない。
    文句なしに面白いのだが、ピースや高井由美子に腹が立って仕方ない。由美子は、真実を訴えているのだし、冤罪をかけられた者の家族とすれば当然の振る舞いなのかも知れないが、やることなすこと考えなしで人を傷つけてばかりいる。その降るまいというより、ピースにいいようにされていることや、端々から滲み出る悪意に気がつかない愚かさがつらい。ピースについては、裁きが下るのを祈るばかり。一番度量があるのは明らかに有馬。

  • 被害者の心境の描写が凄かった。

  • 2017.10.21再読了。
    この巻で起こる出来事は、ほとんど記憶に残ってなかった。

    ただ、ピースにコントロールされていく由美子については、最初に読んだ時にもやりきれなさを感じたんだろうな...
    救いの手が必要な場面で、見た目がいい優しい人の言葉は、何よりも響いただろうし。

    コントロールするのが浩美から由美子に変わる様が、不快ではあるけれど、これがピースだと思わざるを得ない。

全250件中 1 - 10件を表示

宮部みゆきの作品

模倣犯〈4〉 (新潮文庫)に関連する談話室の質問

模倣犯〈4〉 (新潮文庫)に関連するまとめ

模倣犯〈4〉 (新潮文庫)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

模倣犯〈4〉 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

模倣犯〈4〉 (新潮文庫)の作品紹介

特捜本部は栗橋・高井を犯人と認める記者会見を開き、前畑滋子は事件のルポを雑誌に連載しはじめた。今や最大の焦点は、二人が女性たちを拉致監禁し殺害したアジトの発見にあった。そんな折、高井の妹・由美子は滋子に会って、「兄さんは無実です」と訴えた。さらに、二人の同級生・網川浩一がマスコミに登場、由美子の後見人として注目を集めた-。終結したはずの事件が、再び動き出す。

ツイートする