- Amazon.co.jp ・本 (529ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101369280
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
オーディブルで耳読了
ソロモンの偽証と同様で、長編で聞き応えがある作品だった。
宮部みゆきさんの作品は、重めの気持ちになるミステリではあるが、この世界観が非日常に連れて行ってくれる。
サイコパスな犯人の思考、事件に巻き込まれた遺族の気持ち、取り巻きの第三者の目線など、様々な登場人物の感情を感じる事ができる。
ミステリの世界に、どっぷりと浸かりたい方にはすごくオススメです!
※カタールワールド杯期間中に聞いていたので、登場人物のピースがフランス代表のエンバペを連想してしまった事が思考のミスマッチでした笑
-
面白かったー!!!死ぬ前にこの作品を読めてよかったー!!!でもなげぇー!!!でもやっぱりめちゃくちゃ面白かったー!!!
-
良かったけど、正直長かった。
殺人事件が起こると、警察、被害者、犯人、犯人の家族、などなど、様々な人がいて、それぞれの人の立場からの描写が長々と行われているのが良かった。
良かったのだけれども、事件とあまりに関係ない所でその描写が長く、もうちょっと短くまとめてくれ、と思ったのも事実。 -
宮部みゆきのミステリにおける代表作。色んな人が先にレビューを書いているので自分が読んで一番思ったことを書く。
前畑滋子はちゃっかり幸せになってんじゃねーよ‼︎
真犯人Xこと網川が一番悪いのはわかるが、高井和明を犯人扱いしたルポを書いて、網川が由美子に近づく遠因を作り、網川に被害者の会の集まりがあることを迂闊にも漏らし、ルポがうまくいかなくなると家出する。旦那の言う通りの無責任な女じゃないか(のちによりを戻したが)
最後はブラフにより網川を逆上させ(簡単に逆上しすぎでは…?)自白させることに一役買うが、和明が犯人でないことを知ってもその件は謝らないんですか…。網川よりヒロミより、樋口めぐみより、滋子の身勝手さ、独善性に腹が立った。
でも小説の人物にそんだけ腹が立つんだから、この小説はやはり名作で、その世界に没入させる力のある作品だと思う。 -
2022年 31冊目
模倣犯読了ー!!
5巻にしてなぜ題名が『模倣犯』なのかわかりました。
4巻まで読んでいて題名が『模倣犯』の要素がほぼなく、『仮面』とか『愉快犯』とかの方がいいんじゃない??なんて、とても浅はかなワタシは思っていましたが最後まで読んで納得。
幕切れは呆気なかったけれど、ここまで丁寧に描かれてきた小説だからこそのそんな幕切れですんげぇ良かったわ。
台湾ドラマはいつになるんだろう?
楽しみですなー -
5巻読んでの感想。
宮部みゆきさん、ブクログ始めてから読むのはお初。
中くらいの面白さ、ハラハラ感がずっと続く。5巻分もその面白さを持続させるのは、さすが押しも押されぬ人気作家さんだなと思う一方、感情を大きく揺さぶるような場面はあまりなかったなぁ。
犯人や被害者遺族、警察、第三者など、色んな立場の人が物語を紡ぐので、特定の人に感情移入しにくい作りになっていたせいもあるのかも。
そもそもミステリーというジャンルがあまり好きではなかったのかもしれない。そんな発見をした1シリーズでした。