模倣犯(五) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 546
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  • Amazon.co.jp ・本 (529ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369280

感想・レビュー・書評

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  • あれ~?……という感じで完結(´ェ`)ン-…。

    傑作傑作!と思って読み進めてきたのに、5巻の終盤100ページくらいで一気に駄作になっちゃった(>_<)。
    クズ映画の最低ラストとはぜんぜん違っていたけど、こっちもこっちで至極残念(´ェ`)ン-…。
    網川、細かいところが雑だな~とは思ってたけど、真性のバカチンぶりを露呈して終了とは(>_<)。
    天才的犯罪者じゃなかったの?(´ェ`)ン-…。
    あんなバカなら、初犯時に捕まっていないほうがおかしい(>_<)。

    また、細かな心情の積み重ねが読みどころだったのに、最後は何もかもほっぽり出し(>_<)。
    真実を知ったカズの両親の描写、ゼロ(>_<)。
    娘まで亡くしているのに(´ェ`)ン-…。
    先にも書いてる人がいらっしゃるけど、少年が川で拾った携帯電話についても後述なし(>_<)。
    一方、ルポライターと夫の和解のくだりなんて、赤面するほどベタで安易(>_<)。
    爺さんが酒かっくらって公園で泣きわめくシーンも安直そのもの……2時間ドラマよりひどい(>_<)。

    「宮部みゆきは広げるだけ広げてラストで迷走」という評をよく見かけるけど、本作はその典型だな(´ェ`)ン-…。

    「模倣犯」の意味は最後でよく分かったけど、それが題名に相応しいものだったかどうかは大いに疑問(´ェ`)ン-…。
    執筆を進める過程でストーリーが初期構想と根本的に変わっちゃったんだろうな、たぶん(´ェ`)ン-…。

    とにもかくにも、残念の一言(>_<)。
    5巻のラスト約200ページを書き直せば(もしくは全体を2冊ぐらいのボリュームに圧縮すれば)、大傑作になっていただろうに……(´ェ`)ン-…。

    裏表紙、肝心なところをあっさりネタバレしてて失笑(´ェ`)ン-…。


    ブクログレビューでは皆さん大絶賛のようだけど、ごめんなさい、自分としては、どうしてもこんな終わり方では納得がいきません……m(_ _)m。

    2016/11/20

  • 現実の事件を混ぜ,複数の対立構造をもとにフィクションを組み立て上げた作品。仕掛けとして,テレビを効果的に用いている。

    終始長いなとは思ったが,特に第二部で中だるみを感じた。おそらく,至るところ説明的な文が混じっているからだろう。

  • 記録

  • 疲れた。

  • 読後感がスッキリしません。
    真犯人は捕まるし、それでも被害者の家族の悲しみが拭えないというメッセージ性も強くていいのですが、捕まるまでのプロセスに勢いがなくなっている感じ。
    文庫本でいうなら1・2巻が衝撃で夜も寝るのを惜しんで読みたくなる内容なのに3、4、5と進むにつれて1・2巻の衝撃も冷めていき、間延びしている感じ。同じ言葉の繰り返しもおおいから尚更そう思うのかも。
    テーマや内容はとても面白かったので残念な感じがしめす。

  • 再読です。
    長さの割に退屈しなかったけど、最後の対決であまりに簡単に崩れてしまうところがやっぱり納得いかず残念。

    ただ私が一番気になったのは、前畑夫妻。
    元の鞘に収まったように見えるけど、この溝は埋められるものではないのでは…

  • え?何この結末?

    全体としてはおもしろく、4.5~5くらい

  • どうしても
    ピースと由美子の性格は
    全体としてみるとブレがあると思う。
    特殊な状況下だからと言われたらそうなのだが、感覚として納得できず。

    真一はすごく成長したと思う。

  • 1〜5の感想をまとめて。

    まずね、とっても長いです。
    正直なところ途中で飽きてきました。
    物語の前半の、連続殺人事件の犯人側の事情がまだよくわかっていないあたりの部分が一番面白かったです。
    でも物語後半では『ピース』こと網川浩一のキャラクターがだんだん壊れていくのにどうしても違和感を感じました。前半での悪魔のようなずる賢さとのギャップがありすぎる気がします。

    ただ、映画版にくらべればはるかに面白いと思います。単に映画がひどすぎるだけなんですけどね。

  • 個人的にはちょっとまわりくどさを感じた。

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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