- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101369372
感想・レビュー・書評
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2017(H29)11.17読了
事件が動き出す。
自分たちの心を乗り越えるために、中学生が立ち上がる。
まさか、こんな知識と行動力を兼ね備えた中学生はいないだろうけど、自分たちの心を乗り越えたいと思う気持ちは、多かれ少なかれ中学生くらいの世代にはある気がする。
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他の方も書いていますが、どんどん面白くなってきました。前よりもミステリー要素が加わって来ています。
新しい登場人物も加わり、厚みが増してきました。
但し、中三の夏休みで期間が限られているとしても、受験前の中学生にこんな余裕があるか?
ここまでの知識があるだろうか?と疑問に思う事、多々あります。
思春期の中で親と先生と友達との間で揺れる心の動きを事件を通して描くには、この時期がちょうど良かったのかなと思ったり。
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まさに起承転結の転の部に入ってきた感じ。
この先どう展開するやら。読めそうで読めない・・
にしても、登場する中学生。賢く老生している子
が多い(笑) -
神原くんは何者なのか。
只者じゃない違和感。
展開がとにかく面白い作品。
続きが気になり、6部作全て購入しました☺︎ -
1,2巻は序章。
3巻から一気に面白くなる。
どんな展開になるのか検討もつかない。
これでただ裁判やって終わりって感じだったら、半分のボリュームでいいやろ、と思ってしまいそうなので、さらなる急展開を希望。 -
感想は最終巻へ
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1、2では事件が立て続けに起こるだけだったけれど、
いよいよ生徒たちが、真相を明らかにしようと、自分たちで立ち上がる。
時に大人に助けられたり、邪魔をされたり、応援されたり、、、
自分たちで真相をつかもうと動き始める子どもたちが、なんだか生き生きしてきた気がする。事件では、人がなくなっているので、不謹慎かもしれないけれど。。。
話が大きく展開し始めて、面白い!
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無理のある展開なんじゃ?
とこの巻の前半はモヤモヤしていたが、後半また盛り上がってきた気がする。
1~2巻は次から次へと事件が起こり、飽きさせない展開だったのに比べ、3巻は少しスピードダウン。
新たな登場人物も加わり、ここからの展開がまた楽しみでもある。 -
真実を明らかにするため学校内裁判を行うことになった藤野涼子たち。彼女たちは検事役、弁護士役に分かれ柏木卓也の転落死を洗い直し始める。
真相を追い求める涼子たちの姿がまぶしいとともに、どこか寂しさを覚えた自分がいます。と、いうのも自分も社会人に近づくにつれ、理不尽と分かっていてもどうしようもない大人の論理、社会の論理があることが分かり始め
そしてそれに疑問を覚えることも、ましてや反抗することもなく、その論理から外れないよう行動しているからです。
藤野涼子の学校内裁判に対し、教員たちは反対、時には恫喝まがいのことをする教員まで現れます。それはきっと彼らは大人の論理、社会の論理から終わってしまった事件を蒸し返したくない、というものがあるのでしょう。
読んでいてそうした教員たちに反発を覚える一方で、でもそうせざるを得ない事情もあるんだろうな、と考えてしまう自分がいます。だからそうした論理に何も考えず反発できる涼子たちがまぶしくうらやましく感じました。
ストーリーに話を戻すと、この巻は証言集めが中心で、物語的には地味な展開が続きますが、そんな中で新たな人物が登場します。学校内裁判で被告の弁護士役をすることになる神原和彦という少年なのですが、彼は事件のあった学校とは全く関係のない他校の生徒。
そんな彼がなぜこの裁判に参加するのか? 何かしらの理由がありそうでその辺も期待大です。
2013年版このミステリーがすごい!2位
2013年本屋大賞7位 -
第一部ほど劇的に目まぐるしく事象が起こるわけでは無いが、一つ明るみに出る(モリリンの一件)とまた謎(大出家の火事)が加算されたりと、読むペースは落ちない。
大事にゆっくり読まないと第三部の発売まで間が開いてしまう!と思うんだけど……。
全部刊行されてから一気に読んだ方が良かったとここまで来てちょっと後悔。