荒神 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (688ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101369419

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代にゴジラのような怪物を出して……という物語を狙ったとしたら面白さの焦点がぼけていてる。やたら周辺描写、人物描写だけが延々と細かく、ワクワク感がない。
    宮部みゆき先生の作品としては、例外的に面白くなかった作品。あくまでも個人的な意見ですけども。

  • うーん、あまり感情移入できず、面白くなかった。

  • 宮部みゆきのファンタジーっぽいといえばファンタジーっぽい作品でした。宮部みゆきの江戸時代ものが好きでそれを期待して手に取ると違うかも。

    それぞれの人が「良かれ」と思ってやったことが誰かを傷つける。

    その連鎖が大きな「つちまかどさま」を生んだのでしょう。現代もありそう。
    私の良かれ、を誰かに押し付けてないかハッとしました。

  • 釈然としねー。筆力だけで読まされたような感じ。村が1つ壊滅したというので、それが壮大なトリックによるもので謎解きが始まるのかと思ったら全然違った。
    怪物って。時代小説に異生物パニック物を接木して、すごくいびつでわけのわからないつまらない形になっている。出征の謎とかもなぜか全然インパクトがない。あらそう、って感じ。
    なんなんだろう、ストーリーが特段面白いわけでもないし、登場人物の内面を深くえぐるわけでもないし、登場人物がめちゃくちゃかっこいいわけでもないし、あまり取り柄のない作品だと思う。
    にもかかわらずなぜか読んでしまった。惰性ではあるけれど。なんだか、途中で放り出させない力はあって、それが筆力なのかなーと。

  • なんというか。
    SF?
    特撮?
    やぱり時代物?

著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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