疫病神 (新潮文庫)

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著者 : 黒川博行
  • 新潮社 (2000年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (524ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101370132

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疫病神 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • とてもおもしろかった

  • お互いを『疫病神』だと罵りあい、
    「こいつ、嫌いや。」「もう行ってしまえ。」
    言葉では反発しながらも
    本当にヤバイ時には必ず傍にいる。
    命を張って、
    相方(?)を、救おうとする。

    やくざの啖呵も、迫力あって怖ぇぇ…と、びくついてしまうが、
    目に見える外見や言葉が、一体なんぼのもんだと言うんだろ。
    本能が先走り、無茶苦茶やらかす二宮、桑原の鉄砲玉コンビ見てると、
    (綺麗ごと)で、身を守ろうとしている自分がなんか恥ずかしくなってきた。(^^;

    ストーリーは途中、相関図が出てくるほど、たくさんの組織やら、人間出てきて若干ややこしかったけど、
    二人の背を追うてるだけでも、充分面白かった!

  • 疫病神シリーズ第1弾。
    建設コンサルタントとヤクザの金儲け話。
    とにかく会話のテンポがいいので、あっという間に読み終わった!本当は、裏社会や建設業界の怖〜い話なんだろうが二人の大阪弁での掛け合いが面白おかしく一気に読める一冊。

  • 黒川博行の本の面白さは、私的にはスピード感につきます。一度読みだすと、止まらない感がいいですね。疫病神シリーズは、本当面白い。映画化されないか、密かに期待しています。

  • 読みやすい!面白かった!
    舞台が大阪の街なので、とても親近感があって、ニヤリとさせられました。

  • 借りて読了。
    お話は面白いです。が、粗野でバイオレンスな世界がやっぱり苦手でした。裏社会なんて好んで覗きたいものではないですね…。

  • 久しぶりにハードボイルドの本格派に出会った。

    ハードボイルドといえば、大沢在昌の「新宿鮫」が頭にあって
    刑事とヤクザという関係が頭から離れない。

    今回の疫病神シリーズは違う。

    主人公が2人のコンビだ。

    二宮は建設コンサルタント。
    建設現場にはヤクザがまとわりつく。
    毒を以って毒を制すため、建設業界ではヤクザを使ってヤクザを
    抑える対策を「ザバキ」とよび、二宮は建設会社からサバキの依頼を
    受けて組関係を斡旋してその仲介料を主な収入にしている。
    堅気とヤクザの中間位の位置にいる。

    一方、相棒の桑原は現役のヤクザ。
    二蝶会の幹部。
    彼の収入手段(シノギ)は倒産整理と建設現場のサバキ。
    その点で二宮と絡んでいる。
    他には愛人にカラオケボックスを経営させている。

    このシリーズはこれから読むので、どんなサバキの以来が有るかが
    楽しみの一つになると思うが、
    1作目は「産業廃棄物処理場」をめぐるドロドロした巨額の利権と
    悪党どもの関係が複雑に絡み合って、
    図式化しないと分からない関係が出てきて、頭がパニックになるが、
    そこはまあ適当にイメージして読み進めていこう。

    読み進めて感じるのは、二人の絡みのテンポの良さと
    会話が面白い。これがこのシリーズの楽しいところ。
    そして、著者のこだわりもチラチラと出てくる。

    例えば、産業廃棄物処理法とかの条例とか細かな点を
    二宮に語らせたり、本を沢山読んで調べている所を
    小説の中でも出しつつ、著者本人も徹底的に調べて
    分かり易く書いている点がこだわっている。

    本作だけでは判断できないが、
    2作目、3作目を読むにつれてコンビの絡みも面白くなり
    さらに色んな業種の裏事情を絡ませながらの物語が
    今後読む楽しみになってきた。

    ブログ「沖縄面白本棚」より

  • 流行の産廃業者の舞台裏です。直木賞受賞者らしいですね。
    シリーズ物です。この作品のシリーズ作で受賞されたみたいですね。関西弁あわない人は向いてないんじゃないのかな。

  • 「破門」を先に人から頂いて読んだので、順番が逆になってしまった。これで、二宮と桑原コンビの誕生と(いったんの)幕切れの両方を読んだことになる。若い頃は大薮春彦、大沢在昌などのファンで、最近はハードボイルドな小説から遠ざかっていたが、本書はストーリー構成が骨太でありながら緻密で隙がなく、展開もスピーディで読ませる。主人公の二宮の人物像もくっきりと描かれていてブレがない。要するに安心して読める。ちょっと登場人物が多く、利害関係が込み入っていて、しっかり読まないとこんがらがりそうになるが、最後まで読ませる展開の巧さがある。結末の締め方もいい感じの後味を残している。読後の満足感はかなり高い。他のエピソードも時間があったら読んでみるかも知れない。お勧めです。

  • 一言で言って、「毒気を抜かれる」小説である。

    ニュアンスはちょっと違うかもしれないけど、ちょっと泥臭くて馴染めない文体だ。

    面白いことは面白いんだけど、ゴチャゴチャ入り組んだ相関関係は、訳が分からず、内容についていけず疲れるばかり。

  • ごめんなさい。相関図見ても、どうしても、整理できない。面白いんだけね。

  • 娯楽モノとしては最高ですね~。

    「後妻業」を気に入ってこの作者のものを他にも読んでみたいと思って選択。やっぱり関西弁が効いててクセになる、もう、ヤクザの関西弁最高笑。

    ストーリー自体もどんどん展開して行って面白い。アクの強い、一筋縄ではいかない人達ばかり。そして主人公と相棒の相性がいいのか悪いのか分からない関係も面白すぎ。シリーズのようなので他のも読みたい。

  • 比較はいけないのでしょうが「国境」と比較してもう少しスリリングさが欲しかったかな。

  • 「疫病神」シリーズ1作目読まないと始まりません。AMAZONで購入しました。書店ではなかったな~。次は、「暗礁」だ。

  • ジャンル的に言えば、ハードボイルトというよりピカレスクタイプか。
    主人公が探偵ではなく土建の経営コンサルタント。産廃廃棄場の建設を巡る利権の争いに、金の匂いを嗅ぎつけてきたヤクザと共に巻き込まれていく。
    ストーリーはシンプルなんだけど、プロットをヒネリすぎてて話が分かりにくいのが残念。ここまで面倒くさくしなくても良かったのでは?却って現実感が無い。
    一方で二宮と桑原のキャラは良くたっている。特に本来主人公(一人称)である二宮が適度に弱い所が、イケイケ腕力タイプの桑原との対比が際立っていいし、何よりセリフがどれも上手い。悪党も含めてセリフが上手いと話のレベルが格段に上がる。
    ブラックなユーモアも効いてて、さびれた探偵事務所(ではないけど)に一本芯の通った主人公という設定は、原僚の沢崎のライト版と言う感じか。
    何冊か出てるようなので、続きが楽しみ。

  • ハードボイルドっちゅうか、ヤクザ小説。産廃処分場の許可に関する書類を集める仕事を請け負ったところ、あっちこっちからヤクザが現れて追われる羽目に。その理由を追うために、黒幕を探し始める。

    黒川さんの小説で、一番ネックになるのが大阪弁。ネイティブすぎて、関西弁語圏の人間にもよくわからん表現が出てくるのはいつものとおり。本作はそれに輪をかけて、ヤクザや博打用語が飛び交うので、シノギだのサバキだのが解説なく出てくるのには、やや戸惑う。

    それはそれとして、4日間不眠不休で謎を解明しようとする二宮。これが辛うじて堅気なので気は休まる。ちょっと不思議なのは、ほとんど一人称目線で書いても良いのに、「二宮は走った」と三人称目線でずっと書かれている。そのためか、始終非常に冷めた目で見られる。

    話は無駄にしつこくて、「もうええやん、そこで金もらって逃げようや」と思うのだが、そこで逃げたら小説にならんですね。はい。相当に読み応えはあります。

  • 結構テンポもよくって面白く読んだんだけど、途中で何組が誰なんだかよくわからなくなってしまった。相関図書いてもらっても訳わかんなくなるんだら重症だな。

  • 文句なしにおもしろい!桑原の設定年齢は若すぎるとおもった。ドラマや映画で見てみたい。WOWWOW版の配役はちょっと違うなと思っています。

  • 建設コンサルタント・二宮啓之が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の失踪。たび重なる妨害。事件を追う中で見えてきたのは、数十億もの利権に群がる金の亡者たちだ。なりゆきでコンビを組むことになったのは、桑原保彦。だが、二宮の“相棒”は、一筋縄でいく男ではなかったー。関西を舞台に、欲望と暴力が蠢く世界を描く、圧倒的長編エンターテインメント。

  • 2月-10。3.5点。
    建設コンサルタントと、ヤクザのコンビ。
    シリーズ第一作。
    産廃処理場を巡るごたごた。
    組織の関係が難しく感じた。
    ただ、やり取りは面白いし、次作も期待できる。

  • ヤクザが絡んで血生臭い場面もたくさんあるのに、二宮と桑原のキャラクターと大阪弁での軽妙な会話がコミカルで読みやすい。大阪弁だから?テンポがよくてすぐに読み終えてしまった。どうやら二宮桑原コンビは他にも作品になってるらしいので(出版社バラバラって珍しい)続きも購入予定。

  • 第1作目を最後に読んだ
    面白い

  • 舞台となる地域が富田林~河内長野といったなじみのある地域で、興味深い。
    建築コンサルタントと極道者という設定だが、一昔前の私立探偵ものの雰囲気だ。この小説自体15年前の作品なので、昔の2時間ドラマを観ているような感覚だ。
    この作家、このシリーズ、もっと読みたいと思う、面白い小説だ。

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疫病神 (新潮文庫)の作品紹介

建設コンサルタント・二宮啓之が、産業廃棄物処理場をめぐるトラブルに巻き込まれた。依頼人の失踪。たび重なる妨害。事件を追う中で見えてきたのは、数十億もの利権に群がる金の亡者たちだ。なりゆきでコンビを組むことになったのは、桑原保彦。だが、二宮の"相棒"は、一筋縄でいく男ではなかった-。関西を舞台に、欲望と暴力が蠢く世界を描く、圧倒的長編エンターテインメント。

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