医者のホンネ (新潮文庫)

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著者 : 柴田二郎
  • 新潮社 (1995年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101371115

医者のホンネ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 以前、某医学大学の名誉教授のお話をお聞きしたときと同じ印象を受けました。
    それは、
    「出産の痛み?それは私にはわかりません。出産したことがないんだから」
    同じように、病気の痛みは、経験したことのないお医者様にはわからない。
    どうすれば治るかも分からないケースも多々あるようです。

    しかし、患者にとって絶対的な力を持つお医者様。
    でもその判断が絶対とは限らない。
    迷信化した科学の名の下に、通り一辺倒の検査に翻弄される患者を見たお医者様の本音が綴られています。

  • 流し読み。
    こういう医療業界の裏的な本の著者には精神科医の方が多い気がする。
    名前は失念したけれど、ネット上では名の知れた精神科医の方が、サイトで『精神科医には何故か文学的素養のある奴が多い。そもそも<精神の病>というものに文学的な雰囲気があるのでそういう奴が寄ってきているからかもしれないが』と書いていたので、そういうバイアスがかかっているのかもしれない。
    良くも悪くも一個人の意見、という印象。新書っぽい、というか、賛成できる意見もあれば、それはどうなんだろう、というものも。
    こうやって語っている時点で問題を提起するという役目は果たしているので十分なのか。

  • お医者さんの中でもボクは精神科のお医者さんに興味がある。かつて多忙を極め転がるように駆け込んだ。命拾いをした。とても感謝している。柴田二郎先生もまた人間の本質を見極めている。そして医師である前に自分もひとりの人間であるということも。医師の特権意識とエゴイズムは捨てよ!そして。本当の医療とは。本当の医師とは。厳しい発言の数々。だが優しいまなざしが各エッセイの冒頭をこんな言葉で紡いでいく。「私は市井の一開業医である。小さなビルのまた片隅で精神科クリニックをやっている。」命を救うために必要なのは技術だろうか。場所だろうか。

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