スキップ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 622
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  • Amazon.co.jp ・本 (571ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101373218

感想・レビュー・書評

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  • 評価は1.

    頑張ってます私!綺麗事ばかりじゃないよね。世の中は。のオンパレードでもう無理。何度トライしても最後まで読み切れない。すまない。

  • 改めて読んだけど
    小6の俺は何故これで
    夏休みの読書感想文を書こうとしたのか謎

  • 初めて読んだときは20代未婚で、17歳の主人公の気持ちで読んで、結婚してその人と年を重ねることに憧れや希望を抱いた。
    今は42歳の主人公の気持ちで読んで、高校時代の気持ちを思い出すことができる。
    これまで何度も繰り返し読んでいる、大切な本。

  • 同郷の作家さんということを思い出して図書室で目にして借りてみた。ミステリーでファンタジーな話だけれども、怖くはない。キーワードは「自尊心」。どんな状況、立場であっても自分の存在を尊いものでありたいと感じる。

  • 571ページ
    743円
    10月8日〜10月11日

    昭和40年代の初め。一ノ瀬真理子は17歳、高校2年生。大雨で運動会の後半が中止になった夕方、家の8畳間で一人、レコードをかけて目を閉じた。目が覚めると、桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。娘と夫に協力してもらいながら、今を懸命に生きる真理子。

    タイムスリップもののSFかと思いきや、タイトル通りスキップ、真理子の早送りされた人生の物語だった。いつか戻れるのか、42歳のこれまで生きていた真理子の行方は、などアナザーストーリーも気になる。人生は足し算かと思いきや、引き算だということに、はっとさせられる。そんな風に思っていなかったけれど、確かにそうだと思った。『昨日という日があったらしい。明日という日があるらしい。だが、私には今がある』の言葉に、真理子の強さを感じた。

  • 駅施設内交換本。

  • 感想
    みんなそう。気づいたら時間は経っている。だけど前を見て歩かなくてはいけない。自分が変えられるのは今だけだから。一所懸命使命を果たす。

  • 17歳、高2の一ノ瀬真理子は、目覚めると知らない家にいた42歳の主婦、桜木真理子になっていたのだ。中年男性の夫と17歳の娘がいて、職業は高校の国語の教師。
    事態は切迫している。今は3月、もうすぐ新年度が始まり、真理子は高3のクラス担任となる。国語の実力テストの問題を作り、4月には教壇に立たなければならない。そんなことができるのか。心も頭も17歳なのに・・。
    「『スキップ』は、「時」に翻弄される少女の物語。昭和から平成の時代の変化に驚き、失ったものや、永遠に手に入れられないものを思って悲しみながらも、胸を張る。
    真理子は思う。「昨日という日があったらしい。明日という日があるらしい。だが、わたしには今がある。」」
    (『いつか君に出会ってほしい本』田村文著  の紹介より)

  • 一言で言うと「虫が良すぎる本」
    物語のテーマに関しては非常に面白い着想ではあると思うが、残念ながらそれを著者は全く活かしきれていない。
    普通ではあり得ない出来事が起こっているのにも関わらず、物語があまりにもスムーズに進行しすぎるため、どうしても違和感ばかり感じてしまう。もっと主人公の身にトラブルが続発し、自分の運命に悲嘆しながらも、それに立ち向かおうとする強い意志のようなものが描かれていたら、この小説は素晴らしい作品になったのではないだろうか。そう思うと非常に勿体無い。
    ただ一つだけ「わたしのモットーは≪嫌だからやろう≫なの」という主人公の台詞がとても好き。なかなか面白いことを言うなと思った。日々の生活に刻み込みたい良い言葉である。

  • ブクログをしはじめるずっと前に読みました。
    この小説に出会っていなかったら、
    仕事を投げ出していたかもしれない。
    いろんなことを投げ出してしまっていたかもしれない。
    大切な物語。

    新潮文庫 100冊に姿を見せなくなって幾年月。

    読みつがれてほしいなと願う1冊です。

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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