- Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101373225
感想・レビュー・書評
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端正。
ゆるやかな時の流れ。
時間に取り残された孤島であんなド変態と一緒になるとはなァ、ドッキドキしちゃうんだな。 -
スキップに続けて、読み直し。
スキップがえぇ?!ってなったので、よかったのひとことである笑
ずーっと同じ日が繰り返されるってつらいよね、やっぱり。
今は時間が足らないって思っちゃうけど、ずーっと同じ日になったら…なにも残すことができない日になったら、私も何をしたら良いのか見失うだろうなー。図書館にずっといれるのは楽しそうだけど笑
泉さんと声の人は同じ人というか…てわけですよね?てことはやはり運命なのだろうか。
だから泉さんの声だけ電話で聞こえるんだけども…色んな奇跡というか時間が重なっているね。
北村さんの文章って文章の中の温度の変化が楽しいよね。ワクワクするときもあれば、怖いときもあって。すごく引き込まれる。 -
好き、だけどどことなく怖い。
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時と人の3部作、2作目。ただし前作「スキップ」が未読でも大丈夫です。
交通事故を契機に、不可思議な世界へ迷い込んでしまった主人公。繰り返される同じ日々、誰も居ない世界。恐ろしい舞台設定です。自分がこうなったら…と連想するとぞっとしますね。
だけどホラーテイストにならず、きっちりとハートウォームな物語になっている、というのは物凄いと思います。クライマックスのドキドキ感も好きですけれど、そこに至るまでの連綿と続く日々にも、ある種の美しさを感じます。
405頁、「そして、この日のために~」の一文が不思議と心に残っています。北村薫さんって、こうした何気ない一文が時として物凄くツボにはまるんですよね… -
前半は物凄く読みにくい文章だなぁって感じで最後までは読めないかなぁと思いました。が突然真希の家の電話が鳴ったところから話が急展開してまるで違う作者の物語になったみたいに読みやすくてスラスラ物語に吸い込まれちゃいました。
最後に載ってる作者の解説はわかりにくかったけどターンの理屈がどうこういうことを考えずに素直に楽しめる作品だと思います。 -
中学生のころの推薦図書。
読みやすいおもしろい!北村薫さんの感性がとてもよく出ていると思う。
繰り返し何度も読んでいる本の一冊。 -
珍しや二人称小説(途中から変わるけど)( ´ ▽ ` )ノ。
それにもちゃんと理由があるんだけど、なんかフランス文学っぽい感じになった( ´ ▽ ` )ノ。
どうせなら会話文を
「こんにちは」 でなく
――こんにちは とすれば、もっとそれっぽくなってよかった( ´ ▽ ` )ノ。
作品世界は正直ぬるすぎ(>_<)。女性向けだね。
ループSF設定のツメも粗すぎ(>_<)。ジュブナイル。
なにせ「くるりん」だもんなあ……こういう語選を歓迎する層には受けるんだろうな(´ェ`)ン-…。
DQN登場以降、グッとサスペンス色が増したのはよかった( ´ ▽ ` )ノ。
まあ、結局そうでもないと抜けられないほど、ぬるま湯的な心地良い涅槃世界なんだけどね( ´ ▽ ` )ノ。
巻末の「付記」は余計( ´ ▽ ` )ノ。
問題はそこ「だけ」じゃないんだから( ´ ▽ ` )ノ。
SF風アイディアはあくまで雰囲気を作るためのダシ。それでよかったんじゃないの?( ´ ▽ ` )ノ。
北村薫先生の小説はむかし新聞連載で挫折して以来だったけど、やっぱり自分には合わないな( ´ ▽ ` )ノ。
コアな女性ファン向け( ´ ▽ ` )ノ。
……こうしてレビューを書くために作品内容を思い出していると、ほんとよく出来たアイディア・テーマだな~と改めて感心(。・ω・))フムフム。
でも、やっぱり自分向けではない。
2016/05/10