語り女たち (新潮文庫)

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著者 : 北村薫
  • 新潮社 (2007年3月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101373300

語り女たち (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 直木賞作家のファンタジー短編集。道楽男の新聞募集に参じた十七人の語り女達が自らの不思議な体験を語る。作品カラーは平山夢明の「超怖い話」のようなダークブラックではないし、お色気のピンクでもなく、にぎやかなパステルカラーでもない。誰も傷つくことのない薄気味悪さを感じるので、曇天色ファンタジーといったところか。微妙な非日常性をよく思いつくものだと感心する。おすすめ。しかし女達の口調はみな淡々と詩的な内容を語る点で共通しており、これが飽きてくる。それぞれの女に特徴を持たせれば更におもしろかったと思うが、残念。
    収録作)緑の虫/文字/わたしではない/違う話/歩く駱駝/四角い世界/闇缶詰/笑顔/海の上のボサノヴァ/体/眠れる森/夏の日々/ラスク様/手品/Ambarvalia/水虎/梅の木

  • 海辺の部屋で潮騒を聞きながら訪れた女たちの語る
    不可思議な物語に耳を傾けるー。
    なんだか理想の生活かもしれません。
    物語も魅力的ですが、挿絵の版画も魅力たっぷり。
    『眠りの森』『違う話』『四角い世界』がお気に入り。

  • まあ・・・・こんなもんでしょう。

    道楽でいろんな女性からいろんなお話を買うって趣向です。トルーマン・カポーティ『夜の樹』の「夢を売る女」って好きですね〜。

    「笑顔」のラストがよかったかな。
    芸も何もあったもんじゃないけど、まあ、愛嬌だあねえ。
    作者も「こうなるしかない結末だろう」と言ってるけど、
    まさしくその通り。
    苦笑している北村氏の顔が浮かぶよう。
    編集者もきっと・・・
    読んでるこっちも多分そういう顔してんだろうなあ〜 ^^;;

    野谷文昭の「ラテンにキスせよ」まで読んでるなんて
    さすが〜。

  • 北村薫版、「世にも奇妙な物語」。
    主人公?の前に様々な女性が現れては、現実と夢の狭間をさ迷っているかのような、不思議な話を語る短編集です。

    物語の構成はシンプルすぎるほどシンプルですが、文章の美しさには定評がある(個人的に断定)北村薫の事、読者をひきつけて止まない小粋な1冊となっています。それぞれの話に噛めば噛むほど染みてくる味がありますが、どれが一番好みかはそれこそ読者1人1人で異ってくるでしょうね。

    ちなみに個人的な一押しは「夏の日々」。ホント、この手の話にめっぽう弱いです。

  • 大原さやか朗読ラジオ 月の音色~radio for your pleasure tomorrow~


    パーソナリティ :

    大原さやか
    更新日:2014.9.1
    配信回数:10回

    「わたしではない」
    夫が作った自分の等身大フィギュアに夫を奪われた奥さんの話。
    う…うん…うん?別れることができて良かったんじゃない。

  • 「梅の木」がとても印象に残った。上質で不思議な短編小説。

  • 北村さんが物語を生み出す世界を覗きたい。綺麗な風景や色や匂いが引き出しに沢山しまわれているのだろうなぁ。

  • 千夜一夜物語、ですね。まさしく。現実にはあり得ない奇妙な物語でも、何処か懐かしさを感じるものもあったり、遠い異国に想いを馳せてしまうものもあったり…。色とりどりの小瓶を眺めているようでした。それこそ『歩く駱駝』の土産屋の硝子瓶のように、どれも不思議な色彩と透明感と浮遊感で。私のお気に入りは、やはり『歩く駱駝』『眠れる森』でしょうか。《本当のこと》かどうかは聞き手におまかせ…というのも、なるほど。

  • 大好きな作家さん。
    文章がキレイで丁寧。短い17つの物語どれも良かった(^^)
    「物語の懐かしい故郷に帰り、その山裾や川べりや辻を歩くつもりで書きました」と作者。
    うん、そんな感じ。本読んで休憩した気分。

  • ちょっと不思議なショートショート。この本、本屋さんにもbook offにもなかなかなくって、やっと出会えました。「緑の虫」「梅の木」が好き。

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