モーツァルト―カラー版作曲家の生涯 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101374017

作品紹介・あらすじ

ひとたびモーツァルトの音楽の美しさにとりつかれると、二度とその魅力からのがれることはできない。限りないやさしさと慰めに満ちたモーツァルトの音楽こそは、神が人間に与えた贈り物である。-多数の貴重な写真を駆使して、稀有の天才35年の生涯をたどったオリジナル・カラー文庫。年譜、作品表、および第一線の音楽家によるモーツァルトへのオマージュ12編を付す。

感想・レビュー・書評

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  •  モーツァルトに縁のあるカラー写真がふんだんに掲載されており、気軽に読みきることができるモーツァルトの伝記。

     他の本を読んだことがある人であれば、それほど目新しいという話題はないものの、筆者の語り口がとても読みやすいので、どんどん読み進めることができます。

     途中に織り込まれる12名の音楽家によるオマージュが実に興味深いですね。モーツァルト、好きな人が多いんだなあ。

     真偽はともかく、コアに読んでみたい方は『モーツァルト・ノンフィクション』がお薦めです。

  • ミュージカルモーツァルトをきっかけに読みました。モーツァルトについて殆ど知らなかったのですが、彼の生涯について大まかに掴めて初心者でも読みやすい本でした。
    またゆかりの場所や人の肖像画などの図が載っていたのも良かったです。

  • モーツァルトの簡潔な伝記。カラー写真や著名人のコラムが随所に挿入されてお得感たっぷり。文章は読みやすく、モーツァルトの生涯が一望できる。

  • 音楽の神童と呼ばれていたモーツァルトの享年35歳まで描かれた文庫本。

    実際にやり取りされた手紙を元に生涯の話が書かれてるので、その時の本人たちの気持ちが入ってくる。

    モーツァルトは小さい頃から天才天才って言われてたので才能が認められて生活に不自由してなかったのかなと思いきや、中々きちんと認められず収入が安定せず、貧困旅行ばかりしていたという苦労体験に驚いた。

    芸術って認められるのは亡くなってからが多いとされてるけど、本当残念。
    でも、天才を育てた父レポルトや死後、モーツァルトの活動を残していった妻のコンスタンツェ、あと金銭面で支えていった友人など色んな人が回りにいて今に至ってるんだって、感動。
    モーツァルトが嫌ってた故郷のザルツブルクはヨーロッパの中心に位置して、山地と平野の英雄的なものと牧歌的なものの中間。太古と近代が交じりあった地域で実はあらゆるものを表現するモーツァルトの生まれるべくして生まれた場所というところに興味がわいた。

  • 4101374015 206p 1988・5・20 8刷

  • (1984.11.08読了)(1984.10.31購入)
    *解説目録より*
    モーツァルトの音楽は神から人間への贈り物である。多数の貴重なカラー写真を駆使して稀有の天才35年の生涯を辿るオリジナル文庫。

    ☆関連図書(既読)
    「モオツァルト」小林秀雄著、角川文庫、1959.08.10
    「モーツァルトを求めて」吉田秀和著、白水社、1982.10.30
    「モーツァルトを聴く」海老沢敏著、岩波新書、1983.10.20
    「モーツァルト」柴田治三郎著、岩波ジュニア新書、1983.12.12

  • 2006年は生誕250周年ということで、ここに乗っけてみる。しかし購入したのは2003年。この年の定期演奏会がモーツァルトのレクイエムだった事から衝動買い。

  • 仕事で何度かザルツブルクに行ったことがありましたが、そのときはクラシック音楽を聴かなかったのでモーツアルトの生家とか見てもなんとも思わなかったので、今考えると残念でした。(また行くチャンスはあると思います)本年は生誕250周年記念でとても注目されていますが、バッハと同じく当事は評価されていなかったようですね。音楽の流行もあって50年後とかにはまただれもモーツアルトやバッハを聞かなくなるのでしょうか? 時代を超えても良いものは良いと思いますが・・ モーツアルトの明るい感じの曲はクラシックというジャンルではなくPopsやRockと呼んでも良いのではないかと思っています。

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著者プロフィール

田辺 秀樹(たなべ・ひでき):1948年生まれ。音楽学、ドイツ文学学者。一橋大学名誉教授。自らもピアノを演奏し、「酒席ピアニスト」と名乗って聴衆を楽しませている。著書に『モーツァルト16の扉』などがある。また『ウィーン、わが夢の町』でCDデビューもしている。

「2023年 『俺の人生まるごとスキャンダル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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