僕僕先生 (新潮文庫)

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  • 257レビュー
著者 : 仁木英之
  • 新潮社 (2009年3月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101374314

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僕僕先生 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • おもしろい。キャラクターがいちいち魅力的だし、ストーリーの展開具合も飽きさせないのでさらさら読める。そして、なんといっても終わり方が爽やかで何とも気持ちよい。当初から続編を考えてこのような終わり方にしたのかは気になるところ。先生かわいい。

  • 僕僕先生の受け答えの柔軟性と、王弁のニートっぷりが面白い。
    僕僕先生の仙人として経験からくる発言、態度は見ていて清々しいが、時折見せる子供っぽさを引き立てている。
    王弁の旅路での成長は目覚ましく、人と神仙との関わりを考えるあたりが人間の小ささ面白さを見せてくれる。

    環境、時代背景の描写も適度にあり読みやすい印象を受けた。

  • 【本の内容】
    舞台は中国唐代。

    元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。

    ある日地元の黄土山へ出かけた王弁は、ひとりの美少女と出会う。

    自らを僕僕と名乗るその少女、実は何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾!

    「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    辛口美少女仙人とお坊ちゃまニート青年の珍道中・・・なのですが、私は少女漫画的読み方をしてしまいました。

    この世の理からは違うところで生きている仙人と、世間の理とは外れて生きていたいニート。

    ある意味お似合いですが、仙骨を持ち長い時を生き修行を積んで「先生」と呼ばれる仙人とまだ世に出てもいない自分が何者かすらわからないニートとは比肩できるべくもなく、当然のように美少女仙人はニート青年を尻に敷きます。

    それでも、徐々に恋するようになった美少女仙人のためにそれまで何事にも興味が持てず何者でもなかったニート青年がヘタレながらも奮闘していく・・・なかなか少女漫画的に萌えではありませんか。

    美少女仙人は何歳かもわからない老練さで翻弄するかと思えば、見かけどおりの少女らしさで甘えてみたりとまさに自由奔放。

    それに振り回されるニート青年が哀れやら可笑しいやらなのですが、二人の仲が進展するようでしないようでする?といったもやもやが、また萌えでキュンキュンしてしまいます。

    壮大な中華ファンタジーなのですが、こんな読み方も出来るってことで。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 仁木英之さん。初読み。
    ブクログのレビューを見て手に。

    何とも言えないゆる~い雰囲気。
    手に汗握る興奮も心揺さぶる感動もないけど、嫌いじゃないですこういう感じ。
    続きに期待です。

    ところでこれ、冒険ファンタジーではなくて、恋愛小説なのかもなぁ…。

  • 面白かったー!王弁と一緒に僕僕先生について、中国を旅してるような気分になります。
    僕僕先生ったら、お茶目なんだよなぁ。最早何千歳かもわからんようなお年なのに、あのお茶目っぷりは何なんだ!達観すると一周回って子供みたくなるのか?笑
    所々差し込まれる、弁の青春桃色全開な悩みがまた面白い。それをさらりと受け流す先生も、流石というべきか。
    後半の弁は、本当にしっかりどっしりしてきましたね。次巻はどんな二人が見られるのか楽しみです!

  • 友人に勧められて読みました。現代で言うニートな若者と美少女(に見える)仙人とのお話。旅の先で事件が起こる…西遊記的な展開が非常に面白く引き込まれた。中国ファンタジーは面白い!

  • 表紙のイメージから勝手にしゃばけの中華版?と思って読み始めたが
    いろいろちがった。

    独特の雰囲気が漂っていて途中まで世界に入り込めなかった。
    続編に期待できる感じではある。

    読んでるとふうわりと良い香りがしてくる気がするおはなし。

  • 軽い本。
    のんびり、ほのぼのと展開していくのが魅力だなと。
    お堅い文学作品とかを読んでいる合間に息抜きに読むのにちょうど良いなと思います。

  • 既に250件以上のレビューが有るので、箇条書きで簡潔に。
    ・中国の1000年以上前?を舞台背景として利用している。
    ・個人名とか地名とか、最初はとっつき難かったが、段々と惹き込まれる。
    ・いわゆるツンデレか?、外見は少女で実は数千年以上の単位で生きている仙人が主人公。
    ・茫洋とした青年(22歳からスタート)も主キャラ。
    ・精神面・人間的に成長しつつ、微妙な距離と関係で仙人少女との距離が縮まっていく。
    ・終盤での展開が早い!(この1冊でストーリー終わるのか?と心配になった)
    ・中国らしい歴史展開や人間関係、的な表現も多々あり(現実よりは大分薄めに描写していると思うが)、ファンタジーなのに ”現実にありかも?” 的な気分になるのが面白い。
    ・最後の数ページの展開は特に劇的。とは言え控えめな表現が、余計に想像を掻き立てる。
    もともとは、かみさんが持っている本なのだが、読んでみて良かった。

  • 中国(唐王朝時代)で仙人の物語という、通常ではちょっと読むのに四苦八苦しそうな非日常な題材をサラリとした文章ですこぶる軽快に語っている。

    これはなかなかの技術がないと出来ない。

    しかし内容は少々軽めで、中身に乏しいと感じられないこともない。

    少女の姿をした仙人と、根は真っ直ぐな弟子の、どこかほがらかな冒険譚と淡い恋模様。
    ライトノベル的でもある。

    熱狂的なファンもいるらしく、続編の評価も高いようだけど、この軽さは恐らく読者を選ぶ。

    私は読まない。

  • 縁があれば結ばれる。

    仙人が存在できた限界の時代のお話か。
    自然を人間がその手で制御しようとし始めたのなら、仙人が手を貸す必要はもう無い、手を離れた、ということなのだな。
    そんなギリギリの時代に、その仙人と縁を持ってしまったのなら…、縁がある以上、簡単に離れた!とはできないのだろう。

    仙縁というもの。
    人間の立場から仙人に縁がある、という視点で見ていたけれど、もしかしたら、仙人の立場からも、縁がある人間、ということなのかもしれない。

    言葉がまとまっていませんが、もともと私の感想文そんな感じね。

  • 2016年7月20日読了。
    読みたい、と思って早10年。
    王弁かわいい。僕僕もかわいい。そして中国の歴史がちりばめられていておもしろい。

  • 1巻がすごく好き。

  • v(^_^v)♪

  • 愛らしいイラストの表紙にぴったりな、のんびりとした古代中国が舞台のファンタジー小説。
    暢気で基本的にナマケモノな王弁。美しい少女の姿でも、偉大な力を持った仙人・僕僕。

    雄大な中国と多彩な妖怪や仙人・神・怪し気な組織。
    のんびりとしつつも、冒険・涙ありの非常に読みやすく気楽に楽しめる小説でした。本当にこの表紙の絵にぴったりだと思います。
    誰も彼もが愛嬌があり素敵です。

    今作では主人公王弁が僕僕先生と出会い、少しだけ世界の広さを知りつつも、彼女を追いかけて少しだけ成長して、今後彼女と旅をするきっかけのお話。

    シリーズの「胡蝶の失くしもの」に登場する劉欣が一番好きです。
    彼の家族との描写は涙無しには見れませんでした。
    「寂しい女神」の魃のエピソードも悲しくも好きです。

  • 古代中国を舞台に仙人と青年の冒険を描く、日本ファンタジーノベル大賞作品。既にシリーズ化している。
    キャラクター小説として、道徳ものとして、冒険譚として、総じてよくできていると思う。
    地名や人名の取っつきにくさを気にしなくてよいほどに読みやすく、短編としてのテンポもよい。そして話としても面白い。
    ヤングアダルト作品として、非常に薦めやすい。
    4

  • おもしろくて、一気に読み終えた(^^)
    でもここで完結でもいいように思えて、シリーズ作品を読むかは現時点では微妙…といいつつ結局読むとは思うけど、すぐではないかもしれないな。

  • 舞台は中国唐の時代
    父親の財によりかかり、働くのも学ぶのも大嫌いな
    ぐうたら息子が
    ひょんなことから、仙人の弟子となる

    この仙人が、17歳くらいにみえる美少女なので
    話がややこしくなる(笑)

    仙人と弟子の成長物語というべきか
    恋愛(?)というべきか

    シリーズ続くらしいので読んでみます

  • 友人のおススメにより、お借りして拝読。
    第18回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品。

    中国のとある農村地域を舞台に、
    穏やかではあるけれども何事にも無気力で
    裕福な家庭で、親のすねをかじって暮らす
    ニートな主人公「王弁」と

    可憐な少女の姿を持ちつつも、世界の創設時から存在し
    仙界では絶対的な地位を持つ仙人「僕僕」との
    冒険と友愛(か恋愛なのかはまだ、微妙なところ)の物語。


    作者の仁木英之さんは
    中国への留学経験があるそうで
    文中には地域名や固有名称、中国語の人名、特有の文化が
    わんさか出てきて、そちら方面に興味のない私は
    読み進め辛くて途中で辟易…

    せめてもう少しルビをふって欲しかったのですが
    三国志とか好きな方なら、もっと入りこみやすい(or 興味深い)のかも。


    文章も比較的整っていて、読みやすくはあるのだけど
    所々に出てくる悦っぽいというか不思議な表現が気になって…
    「なまめかしいほどのぬるさ」とか。
    中国語も含め、語彙力があるのは分かるのだけど
    狙いすぎて意味が不明になってる感が否めず。

    それから物語的にそうだから と言われれば
    それまでなのだけども
    人間ではなく、仙人である僕僕は(他の仙人達も)
    自由に人の(主に王弁の)心の声が読めるのだけれども
    心の声と、実際の会話の区別が
    微妙な場面が多々あって混乱した。

    心の動きなのか、心を読まれた上でのやりとりなのか
    実際の会話なのか…僕僕と王弁の二人の距離が
    縮んだり離れたり、関係性の変化も
    この小説の読みどころの1つだと思うのだけれども
    その辺が上述の理由で掴みづらくて、もやっとした。


    他の方も書かれている通り
    イラストは表紙・挿絵共に非常に可愛らしくて、
    良いアクセントになってて好感触。

    舞台や雰囲気から、もっと冒険活劇みたいなものを想像していて
    期待していたから、恋愛要素たっぷりの方向性に
    正直、ちょっと期待していたものと違って残念。。

    シリーズものだから、
    他の巻ではそういう方向に進むのだろうか…

  • 第18回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品。中国系ファンタジー連作の第一作目。

    文章は軽く、割と淡々と進む。舞台は中国唐代だが重々しさはなく、現代日本の若者が使うような文章表現もちらほら。それは文章だけではなくキャラクター造形もで、主人公の王弁はイマドキの無気力系青年という感じ。しかし僕僕先生への想いだけは強く、彼女の前では無気力ではいられない。傍にいたくて仙人の弟子にしてもらって一緒に旅したりね。

    ただただ僕僕が可愛い。気の遠くなるほど長い間生きてきた老獪な仙人なのに、こんなに可愛いのは如何なものか。
    ストーリーは、まあ王道。巻を進めるごとに仲間も増えていき、中国全土を旅する。でも悪をやっつける善が主人公一行! ではなくそこは仙人ご一行、時には傍観者に徹し、一見冷酷な行動をとることも。右往左往するのは主人公王弁ばかり。
    中国の様々な怪異やファンタジーもライトに登場し、単純に楽しめる。この巻ではないがSF要素? も出てくる。
    人におススメしやすいファンタジー小説。

  • 思ったより恋愛小説で驚いた。
    弁弁がどんどんかっこよくなっていく。

  • 唐代中国を舞台としたファンタジー。洋モノとリズムが違い、悠久なんて言葉がよく似合う。ラブストーリーは今後に期待か。

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舞台は中国唐代。元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。ある日地元の黄土山へ出かけた王弁は、ひとりの美少女と出会う。自らを僕僕と名乗るその少女、実は何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾!「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。

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