さびしい女神―僕僕先生 (新潮文庫)

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著者 : 仁木英之
  • 新潮社 (2012年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101374345

さびしい女神―僕僕先生 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 旱魃の女神は本当に寂しそうで気の毒。核も扱いの難度はこれに近いと思うが。

  • もーこの巻大好き!魃ちゃんをぎゅっと抱きしめて、代わりにワンワン泣いてあげたい←死ぬけど。
    私でよかったら、仙骨や仙縁があったら、話し相手になってあげたいって思って、泣けてくる。
    だって、彼女、こんなになっても人を恨んでないんですよ。チカラ抑えてるんですよ。細細と続く人の営みを見るのは実に楽しく、飽きぬって。
    あんな事されても…親の都合で生まれて、彼女だって別のチカラの神だったら、どれだけ良かったかって思ってるのに…。
    使い終わったらさっさと捨ててさ。まるで、人でなしに飼われてしまった愛玩動物みたいな仕打ちと思いませんか?
    親の都合で産んどいて、生まれてから捨てる、ふざけた虐待親みたいじゃないですか。好きで生まれたんじゃないんだぞ!
    それでも、彼女自身は当たり前のこととして受け入れてたんですよ。なんて酷い…実は日本の神話でも、ギリシャや北欧の神話でも、そんな話いっぱいあるんですけど、現代の人間の所業でも似たような事してるのが、哀しくてなりません。
    でも、彼女が最後に選んだ結末は…それは読んでのお楽しみですけど、彼女のような人(神だけど)は稀で、似たような人でなしに育つ可能性の方がずっと多いんですよ。
    暴力は、次世代に連鎖するのですから。どうして、こんなことされたら自分ならどう思うか?って視点を、人は忘れてしまうのかなぁ…。
    王弁はこの巻辺りから、どんどん成長していきますなぁ。それがすごく好ましく、楽しいです。星の彼方の天地に向かって、こわーい古の神を叩き起こして、恐ろしい古代の戦の記憶に身を投じる。並大抵のことではありません。たとえ、吉良や童子ちゃんたちがいても、彼らが止めるほど危険なことでも、挑んで行きます。昔の彼とは本当に違う。
    先生がなんとかしてくれるって、いつも先生に寄りかかってばかりで、このヒモ男が!ってたまーに思っててごめんよ…orz←
    それがうまくいくかどうかは別にして、彼が成長したことは確かです。そのご褒美がなんであったのか、それは読んでのお楽しみ。

  • 久しぶりに「僕僕先生」シリーズを読みました。
    今回は長編。
    舞台は前作で助けた蚕嬢の故郷です。

    激しい旱魃に見舞われた苗人の国・峰麓。
    もともとは美しい山の麓にある水や自然に恵まれた国だったのですが、巫女であった蚕嬢が掟を破って逃げ出したために、峰におわす神様の怒りを買ったことが原因のようです。
    この地を訪れた僕僕一行も、この国を助けるために動き始めるのですが…。

    今回は、中盤あたりからストーリーの結末が読めてしまいました。
    それでも読んでいたいと思わせるのは、王弁くんの優しさのせいでしょう。
    王弁くんは、一緒に旅する仲間たちのような特殊な力は何ももっていません。
    それでも、その優しさで神様の心にさえもそっと寄り添うことができます。
    そして自分が「おかしい」と思ったことに対して、立ち向かう芯の強さも見せてくれました。
    そんな王弁くんだからこそ、いろんな神様や仙人たちからも愛され(いじられ?)、読者の心も惹きつけているのでしょう。
    この先もまだまだ見守りたい…という母性本能をくすぐられます。

  • 待ちに待ったシリーズの文庫化。
    面白くて夜通し読んでしまった。今まで、様々なものに出会いながら、ゆったりと旅してきた王弁と僕僕先生一行。今回は壮大な世界だった。
    ストーリーの中の描写が、過去の戦争や現代社会にも当てはまる気がして、改めて深く考えさせられた。

  • 自分のすべてを受け入れてもらえるというのは嬉しいものです。王弁君はそれができる人。
    だけど、王弁君がそうなれるのは、僕僕先生が王弁君のすべてを受け入れているからなのかもしれません。

  • 僕僕先生シリーズ

    蚕嬢の故郷へ向かった一行
    そこは、旱魃に見舞われ、乾ききっていた

    原因は、最強最悪、だけれど寂しがりやの女神「魃」の
    封印が解けかけていたことだった。

    魃と里を救うため王弁が奔走する

    時空を超え、宇宙へとび
    今回の王弁くんは大活躍!
    その純粋さと、必死さ、そして成長と
    相変わらずの朴念仁ぶりが素晴らしい(笑)

    魃が、可愛くて切なくて・・・

  • (^^)

  • ヘタレ王弁くん、がんばってます!
    先生の過去が少し分かるよ。

  • なんだか切ない気持ちになりますな。

  • 僕僕先生シリーズです。
    仙人の僕僕先生と、弟子の王弁くん。
    仙人だけど、見てくれは甘い香りのする美少女
    でも、王弁には厳しい先生です。

    今回は、旱(ひでり)続きの国を救うべく、王弁君が活躍します。
    宇宙空間にまで飛んで、なんとも壮大なスケールの
    話になっていきますが、何処へ行っても王弁君の優しさが際立ちます。
    どんな残酷な神であっても、王弁君はその懐に飛び込んでしまいます。
    彼の真っすぐな想いが、頑なな神様達を動かしますが……。

    ちょっと鈍くさい、朴念仁の王弁君、仙人になる修行はまだまだ
    この先も続きそうです。

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さびしい女神―僕僕先生 (新潮文庫)の作品紹介

苗人の国を襲った大旱魃。その原因は王弁が出会った少女にあった。さびしがり屋で、話し下手で、でも人と触れ合いたい女神「魃」。王弁は枯れゆく国と魃を救うため、神々を探す旅に出る。宇宙に飛び出し、時空をも越え、神仙たちの古代戦争を目撃した王弁を待っていたのは、あまりに残酷な魃と僕僕の過去だった-。救うべきは女の子か、それとも世界か。怒涛のシリーズ第四弾。

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