名人は危うきに遊ぶ (新潮文庫)

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著者 : 白洲正子
  • 新潮社 (1999年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101379067

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名人は危うきに遊ぶ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 白洲正子さんの本は初めて読んだ。著者のことは、政治家・白洲次郎の配偶者で、由緒ある家の出であること程度しか知らなかった。
    一言でいうと、素晴らしかった。
    格式高く美しい日本語と深い教養で、ただ単にいい家柄のお嬢様として生まれただけではない、白洲次郎のパートナーとしてふさわしい人だったことがよくわかる。著者は伝統芸能の能を研究し、そのほか骨とう品や古美術などにも傾倒がある。書かれているのは、日本文化や美術についてがメインだが、華やかな交流も興味深い。描写が素晴らしく、目の前に情景が豊かに現れる。
    夫の白洲次郎や子どもたちのことがほとんど書かれていない。お互いに尊重しあいつつも精神が独立しているのだろう。
    女性のエッセイストでは向田邦子が好きだが、もう一人お気に入りが増えた。

  • 2016年6月29日、読了。

  • 赤瀬川原平が最後に文で寄せているように、白洲正子の世界と自分の世界はあまりに違うと思うのだけど、しかし違わないということ。能など縁も興味もないのだが、すんなりと自分に入ってきてしまう。白洲マジックだ。

  • (「BOOK」データベースより)amazon
    自由に生きることの「孤独」について。とらわれず、ひたすら「在る」ことの充足について。歳月に磨かれた「型」の非情さについて。本当の美しさを「もの」に見出し、育て、生かすことについて。はかなさの、めでたさについて。さくら、新緑、観音浄土…、おのれの魂と向き合い悠久のエネルギィを触知した日々。誰のものでもない「私の」人生、その豊熟を緩急自在に語る、38の随想。

  • 感覚や感性が凡人とはまるで違う。すごいな。好きな文章。

  • 気持ちのいい文体で、随所に面白い知識や経験が散りばめられていて楽しく読めました。
    同じ白洲正子著の西行も読みたい。

  • 最初は読みづらいと感じたけど、だんだん慣れて、このくらい歯ごたえのある文章の方が良いなあと思うようになった。想像力を掻き立てられる描写。ふわふわしていない。骨がある。

  • 白洲 正子さんの様々なエッセイを集めた一冊。晩年のご様子やご自身の最期をどのように考えていたかが伺えます。

  • この人の書く日本語の美しさが好きです。読んでいてずっと触れていたいと思わされました。何を拠り所に能やら陶芸やらを判断していいか見当もつかない私に一筋の道を示してくれた本。他の本も読んでみようと思う。

    ★「息をひきとる」「伝統芸能の難しさと面白さ」「能の型について」が特に良い

  •  白洲正子さんの文章は凄くカッコイイ。憧れだ。この本は幾つもの短いエッセイがおさめられている。短いエッセイは凄く読み易かった。
    もう一度じっくり読み返したい一冊だ。

  • ヒッキーおすすめ。

    芸術、美、人生、社会、日本の伝統文化、などなどについて学ぶことがいっぱいつまったエッセイ集だよ。

  • 「西行」は挫折したんですがこれは読み切れました。「白洲正子自伝」「お能・老木の花」に続き三冊目の白州正子著作。どれも面白いですよ(「西行」は自身の知識の無さ故の挫折だと思う)。
    お能などの伝統や文化や芸事を継承する達人達への幼い頃の教育の仕方を語りつつ、現代の子供達のような育て方では真の個性は磨かれない、といったようなくだりがあって是非お子さんをお持ちの方には読んで頂きたい。
    自由と野生は違う。人としての常識やある程度の知識の詰め込みをしてあげてからはじめてその子供自身が個性を育てていくもの。その通りだと思います。

  • 題名にひかれて。
    白洲さんらしい随筆集でした。
    このかたの文章はどこかしら俗の気配を残していらっしゃる所が魅力のように思います。
    高い精神のあり様を描かれても、なにかしらそこに「茶目っ気」のようなものが漂って。
    それに大胆に実名でことを書かれるのも。
    小林秀雄氏の煩悩。
    なかなか他の人では書けませんでしょう。
    気質の徳とでも言うのでしょうか。
    なかなか読み応えのある本でした。

  • 2007年8月22日
    語り口:無駄がない。 内容の密度:高 所要時間:3時間 日本の伝統芸能のことをもっと知りたいと思った。個性偏重の時代を、先ず先人の型を習って少し工夫すべき、という風に指南してあり、救われた感じがした。

  • ほんとうの意味での上流階級というものを垣間見れる。
    私にはとても無理だ・・・

  • (本文より)。。。お相撲の花道も、現在では無意味な空間になっているけれども、昔は「花道」の名が示すとおり、東には葵、西には夕顔の花が飾られていたという。明治になると、菊と桜に変わったが、勝ち力士がそれをフッともいで、髷にさして意気揚々と引きあげて行く。まことに絵のような光景で、相撲は能や歌舞伎より旧い芸能だから、そういう奥床しさを残していたのであろう。。。。

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