- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101379074
感想・レビュー・書評
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9784101379074 302p 2007・6・10 20刷
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人間の命なんて自分の力ではどうにもならない、そう思い定めてしまうと、案外この世は生きやすいものである。
死はいつも私の隣にいる。いや、私の中に在る。
217ページ -
白洲正子のような人が戦前の日本にいたことが、驚きでした。正子のようにしなやかに生きたいものです。
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白州正子が、一般とはかけ離れたお嬢さまだったというのが、よくわかる。ただし、やんごとなきというわけではなく、薩摩藩関連だから新興の名士家系であったということ。
しかし、これくらい天衣無縫の人も、いないと困ることもあるのだろう。 -
この間の柴田トヨさんにしろ
白洲正子さんにしろ
亡くなった方なのに
本の中では、とても生き生きして
自分に語りかけてくる
彼女らの生きた時代は
もう、わからないけど
どこかで存在し続けているのかもしれない
自分が生きて、
いつか居なくなってしまう流れが
だんだん理解できるような気がします
白洲正子さんについて
実は、お墓参りに行ったことがあるんです
その時は、骨董の人?ぐらいの
知識しかなかったです(^^ゞ
今行ったら、なんて報告しようかな
ヴォーリズ真喜子と同じ華族の出身なんですね
比較して楽しめました
正子さんは、男っぽく突き進む印象だな -
祖父は薩摩の郷士。これぞセレブ。単なる金持ちではなく相応の身分に応じた経験と見識を持っている。そして単なるお嬢様のフレームに収まらず,自分という存在の発露に成功した?芸術家のようだ。
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まず表紙の写真に目を奪われる。ちりばめられたエピソードも気持ちよく、育った環境の影響力を素直に認めたくなる。
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→きっぷがいいねえ。 -
綺麗な文章だなあ。
内容に関しては「所謂お嬢様の独り言、上流社会のハイソな暮らしぶり」といったもので、成程ねえ~といった感想しか出てこないけれど、事、文章に関しては流れるような感じで読んでいて非常に心地良かったです。上品というかおおらかというか、、、日本語って本来はこういったものなんだろうなあ。